13番さんのあな ―介護家庭の日常―

ジジの着替えも無事終わり・・・


・・・考えてみれば

じいちゃんも素直になったな。


去年ぐらいまでは

ヨメから「着替えろ」と言われても

素直に応じるご仁でなし。



13番さんのあな ―介護家庭の日常―

『ヨメの言うこと聞いたら負け』な

ツッパリ反抗期だったジジ。


対抗するのもアホくさく

(どうせ言えば言うほどムキになるし)

それならそれでスルーしてたけど


振りかえって思うに

この数か月

多少のツッパリはあるものの

何だか急に大人しくなったように思う。


じじいマスターの仕込みがやっと効果を表してきたのか?



多分、ここんとこの急激な衰えに


13番さんのあな ―介護家庭の日常―


本人、観念し始めて来たんではないかと。


いくら

13番さんのあな ―介護家庭の日常―


と、突っ張ろうとも


13番さんのあな ―介護家庭の日常―


と、望もうとも


最後まで自分の思い通りにはいかないってのが

人生ってものらしい。




まあ

それはさておき


ばあちゃんはショートの迎えが来るまで

玄関の土間にイスを持って行ってスタンバイ。


13番さんのあな ―介護家庭の日常―


ちょっと前までは

土間を上がった廊下で座って待っていたが


上りかまちをまたいで下に下りることが

最近スムーズに出来なくなってしまった。


家の前の道は道幅が狭いうえ

さほど多くはないものの

他の車の行き来が ままあるので

迎えの車に

あまり長く待ってもらう訳にはいかない。


かめさんの送迎も含め

移動の時間短縮のため

こうすることにしたのは今月に入ってからだ。



ばあちゃんはばあちゃんで

ここしばらく

急にいろんな機能が落ち込んでいる。


13番さんのあな ―介護家庭の日常―

歩くことしかり


13番さんのあな ―介護家庭の日常―

食べることしかり



まるきり
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二人とも

子どもの成長の逆行だ。


『二度わらし』という

的を得た言葉がふと浮かぶ。


子育ては子どもの自立を促していく作業


介護は被介護者の自立をひとつずつ

剥がさざるを得ない作業。



13番さんのあな ―介護家庭の日常―

・・・おっと。


いらんことを考えていたら


ショートステイ『まんねん』の迎えが来たみたいだ。




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『まんねん』の送迎スタッフの服装は

ナゼだか

いつもビジネスマンスタイル。


若い男性が迎えに来て



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それは丁寧にやさしく手引きしてくれるんだけど


どうしてだか

ばあちゃんの表情は硬く


いつもの『かめさん』の迎えの時とは明らかに違う。


結局



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硬い表情のまま

気が付いたそぶりをしながらも

こちらに手を振りかえすことなく行ってしまった。



毎月1泊か2泊


ショートステイに行かされてはいるけれど

行ってる事自体忘れちゃうばあちゃん。


しかし

漠然とした不安みたいなものは確実に残るらしい。




ちょっと

あなどれないかも


二度わらし。








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