国立新美術館に行ってまいりました。
「草間彌生展」も開催されていたので、
お庭には草間彌生ドットの木が。
「国立新美術館」は六本木にあるのですが、乃木坂駅直結という便利さ。
どなたでもお出かけしやすく、中にはちゃんとしたカフェやレストランもあるので、
「お出かけスポット」としても楽しめると思います。
「美術館」というと、
「芸術鑑賞なんてガラじゃないし」
「解説とかあってめんどくさそう」
と毛嫌いする方も多いと思います。
私も美大卒でありながら、滅多に行かなくなったのは、
東京の美術館は非常に混んでいるから。
特に話題の展覧会ともなると、人垣で絵が見えないことが多いので、
疲れるだけでちっともよくない、という印象だったのです。
でも、今回の「ミュシャ展」は違いました。
壁画レベルの巨大な絵画が展示されているので、
人混みもなんのその。
「ここはヨーロッパか!」
と思ってしまうほどの規模の絵画展でした。
ちなみに、このお部屋は撮影可のお部屋で、
これ以前にもっと大きい絵が飾ってあったのです。
ミュシャといえば、アールヌーボーの旗手、
広告のイラストレーションで世界的に有名ですが、
実は晩年、故郷チェコの歴史をさかのぼり、
巨大な絵画を制作していた、と、
今回私も初めて知ったのです。
勉強不足なためまずその事実に胸を打たれたと同時に、
作品の規模の大きさに衝撃を受けました。
そして、広告挿画のスターであった画家だけに、
宗教画にも似た大作も、お洒落で、あか抜けているんです。
ぜんぜん、古臭くない。光の扱いとかもうマジック♥
「センスいー!」
と、思わず叫んでしまいました。
絵がうまいのは当たり前なんですが、生で見ると、心にビリビリ来るぐらい、
卓越してるんですね。
五十代から六十代にかけて、これらの大作を、
自分のルーツをたどって手がけたという事実も、
アラフィフ世代には勇気を与えてくれるものがあります。
そのパワーとクリエイティビティに乾杯♥
美術館から遠ざかってしまっている人も、
これまでの人生、美術館と縁がなかった人も、
ぜひ若返りのためにお出かけください。
知らなかったことを知る、
行ったことのないところに行く、
「美しいもの」に触れることで、
「前頭葉が活性化」
アンチエイジングに効果大ですからね(^_-)-☆