質的データの整理に関して、肝に銘じておきたいことが2つあります。
◎文字起こしは、可及的速やかに(できれば即日!)行う
インタビューはものすごくエネルギーを使うので、終わるとぐったりします。
ほっとしたい気持ちをかなぐり捨てなければなりません!
確かに、インタビューは生もの。時間がたつほど鮮度が落ちます。
◎データのファイリングが研究成果の質を左右する
雪だるま式に膨れ上がる資料の整理整頓は、研究の命綱。
資料を探し回る時間を極力少なくできるよう、効率的な方法を考えなければ!
質的研究のキーワードの中で、特に印象に残った言葉が2つあります。
1つ目は「文脈」です。
状況や背景、前後関係などを意味します。
わずか2字の熟語ですが、とてつもなく大きな意味を含んでいます。
インタビューも観察も「文脈」に細心の注意を払うことが、良質な研究の鍵です。
2つ目は「濃密な記述」(Geertz)です。
文脈における意味と解釈を十分に記述することを意味します。
初心者はともすれば分量の多さと誤解し、「冗長な記述」に陥る危険があります。
濃密な記述が目指すのは「説得力のある記述」(Seale)であると理解しています。
さて、濃密だった社会調査法の授業も、これで一区切り。
ブログ開設や、街頭での参加観察など貴重な経験をさせていただきました。
中尾先生、ご指導ありがとうございました。
「質的研究において研究者が主たる研究用具であるので、研究が完全に反復可能ということはありえない。研究者の特性や背景が研究に影響を及ぼす。」(テp247)
これが、質的研究の質的研究たる所以なのでしょう。
さて、このブログ、これからどうしよっかなぁ…(-ω-;)