美しく年齢を重ねたいのらねこです
アラフォーのリアルな日常を綴ります
前回の話はこちら↓↓
今回は10年ほど前のニュージーランド旅行で起きた、ほんの少〜しだけ不思議な出来事を書いてみたいと思います
正直文章にすると
へ?
それだけ…?
となりそうですが
ほっこり系のエピソードが好きな方はぜひ読んでみてくださいね
円安となり家族で海外旅行のハードルが上がりまくった今では懐かしい思い出ですが
独身時代は1人で海外旅行することもありました。
初海外は中学生のとき学校が主催したオーストラリア短期語学留学(といっても10日くらい)
それでオーストラリアにはまた行きたいなと漠然と思っていたのですが、そういえば近くのニュージーランドも行ってみたいなと思いまして、その年の旅行はニュージーランドに決めました
その年、私はとある出来事により精神的ダメージを受けていたので、英語が通じて自然があってのんびり過ごせそうなところに行って心を休ませたかったのです。
いろいろ調べていると、ニュージーランドから行ける離島でバードウォッチングツアーがあるらしい
心が弱っていた私は植物や鳥を観察することで癒やされていた時期だったので、早速そのバードウォッチングツアーにも申し込みました
ニュージーランドはイメージ通りのとても素敵なところでした
移民がとても多いので、黄色人種でもからかわれたりすることもなく
街中を散策したり、博物館に行ったり、公園を散歩したりのんびり過ごしました
そしてバードウォッチングツアーの当日。
1人旅なので1人で船場に集合
不安でしたがなんとかツアーに参加できて、船で島へ移動しました
その名も
ティリティリマタンギ島。
今でも覚えている、可愛い名前です
↓イメージ
ティリティリマタンギ島
ツアー参加者は老夫婦や若い男性の1人参加、友達同士と見られる数人での参加など、全部で10〜20人くらいだったかと思います。
日本人女性の単独参加は私のみ。
日本人自体他にいなかった気がします
(いたらあんなことにはならなかったのでは…)
さて日本生まれ日本育ちで生粋のコミュ障の私。
フランクに話しかけてくれる人はいましたが、にこやかに応じつつ、単独行動開始
(英語は小学生レベルです)
そして
道に迷いました…
本当に自業自得なんですが
他の参加者を完全に見失い、
気がついたら、1人で草むらに立っていました…
なぜかすぐ下には海が見えます
10年前のことなので記憶が曖昧なのですが、たぶんメインの道からちょっとそれてしまったんですよね
あ、迷った…
そう思ったらジワジワとパニックになってきて
ここで遭難して夜になったらオワル…
「遭難」
の二文字が頭をよぎりました
私は一時期社会人ハイキングクラブに所属していたことがあり、一度だけ下山が予定より遅れて日暮れ時の山の暗さを体験しています
ここはニュージーランド離島。
土地勘は全くなし。
方位磁石はおろか、食料だって一切持っていない。
下手に歩き回ったら体力消耗して足を滑らせて海に落ちるのでは…
しかも船が出る時間は決まっている。(たしか時計だけは持ってたような)
私1人が集合時間に間に合わなければ、他の参加者に迷惑をかけてしまうし、最悪私を置いて船が出航してしまったら…
…この島って人住んでる…
ピンチ
落ち着け自分
下に海が見える斜面で途方に暮れながら、どうしたら最短でメインの道に戻れるか考えます。
その時。
どこからともなく
1匹の蝶が飛んできました🦋
綺麗な色の蝶々でした。
わぁ… キレイ…
しばしピンチを忘れて蝶々に見入る私🦋
すぐ飛んでいってしまうかなと思ったのですが、なかなか飛び去らず、私の目の前をしばらくひらひら飛んでいます。
この辺りに好きなお花でも咲いてるのかな?と見回しても、周囲にあるのは草むらのみ。
そもそも私が行ったのは冬に近い時期なので、あまり花が咲く時期ではない。
あれ…
もしかして
私を励ましてくれてるの…
不思議なんですが、目の前でひらひらと飛び続けていて、ふっといなくなったかと思うとまた現れる🦋✨
どうやら海とは逆の道へ誘っているみたい…
そんなわけあるかーい
と思いますが、蝶々に勇気づけられ気を取り直し、蝶々が誘っている(?)方向へ進み始めました
道案内するように私の回りを飛び続ける蝶々🦋
しばらくしてメインの道まで戻ることができました
メインの道に戻るときには蝶々はいつのまにか飛び去っていましたが、その後なんとか無事船着き場までたどり着くことができました
いやいやいや
ニュージーランドに蝶々の1匹や2匹や、50匹くらい、いたって普通でしょ
目の前に蝶々が飛んでることくらい不思議でもなんでもないでしょ
と言われたら、その通りなんですけどね
でもあの時に励ますようにそばにいてくれた蝶々のこと、なんだかずっと覚えています
傷心の旅で訪れた異国で道に迷い、心細かったときに出会った美しい蝶々さん🦋
あのときは励まし導いてくれてありがとう
私にとっては少しだけ不思議な出来事でした
ティリティリマタンギ島、機会があったらぜひ訪れてみてください
ちなみに肝心の鳥なのですが、私は双眼鏡を持っていなかったこともあり、ほとんど見つけられず
帰国後双眼鏡を買いましたが、残念ながら重くてあまり使えず
この出来事を思い出してまた鳥を見たくなり…
また買っちゃいました
左が初代。右が新しく購入したものです
さっそく使ってみましたが、コンパクトで持ち運びが苦にならないのが最高でした
コンパクト is ベスト
天体観測には物足りないかもしれませんが、ためしにお月様を見るとクレーターなどがきれいに見えました
私は行かないのですが、コンサートやライブでも使えそう
今はこちらのモデルにリニューアルしているようです
私はお城や教会など歴史建造物を見るのも好きなので、旅行にも持っていけるといいなと思っています
ハイキングで樹木を観察するのにまいいかも
それではまた〜