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無線室

無線通信、特に受信に関する考察、実験、感想などを‥‥。

 8月27日に三才ブックスから発売された『鉄道無線のすべて2009-2010』。私も早速購入したので、感想を述べてみたいと思います。

 今回の内容で好感が持てるのは、具体的な交信例が増えたこと。前回同様、全体の作りとしては鉄道ファンに鉄道無線への興味を持ってもらうような構成ですが、前回は交信例があまり掲載されていませんでした。
 しかし、今回は西武池袋線での公衆立ち入りや京浜東北線の人身事故の模様が、発生から運転再開まで一連の流れとして掲載されているのです。鉄道無線を初めて聞く人にとって、このような具体的な流れがわかるのはいいことではないでしょうか?
 ほかにも、現在進行中のJR東日本の首都圏在来線デジタル化情報や、「ピーギャラ」の空き線信号である私鉄のNEC式列車無線の機能紹介も掲載。あの「ピーギャラ」にはこんな意味があったのかと、目から鱗でした。

 また、今回の最大の特徴は、周波数データが別冊付録になったこと。本文の内容が増えたことで別冊化したようですが、結果的には持ち運びに便利になった気がします。
 ちなみに、本誌の分量は前回と変わらず159ページ。やはり、周波数データが別冊になった分だけ内容が濃くなった感じです。

 前回は初めての鉄道無線本ということで、手探り感たっぷりという印象でした。しかし今回はブラッシュアップされ、しっかりとまとまっているように思えます。おそらく、読者からいろいろ意見や要望があったのでしょう。
 前回のがさつな作りで辟易した人も、今回は買う価値があるかもしれません。
 前回、4号線区のデジタル化は8月30日にもとお伝えしました。しかしながら、2~3日ほど前から一部の区間でデジタル波が停波しているようです。
 その結果、8月30日にはデジタル化がなされませんでした。予想が外れてある意味ほっとしていますが、いずれデジタル化してしまうことには変わりありません。
 当面デジタル化は先となりますが、Xデーが訪れるまで、しっかり聞き続けていきましょう!
 本来なら7月に実施予定だった、4号線区のデジタル化。3号線区のデジタル化の遅れが影響して、4号線区も先延ばしされてきました。

 しかし、先週から4号線区にもようやく動きが。各路線で352.57500、352.63750、352.66250MHzの3波でデジタル波が確認できるようになりました。4号線区は中央快速線、宇都宮線、成田線など、A2chを使用している路線です。
 過去の例では、各路線でデジタル波が継続して送信されるようになると、概ね10日後の日曜日の初電からデジタル運用が開始されることから、8月30日がXデーと言えるかもしれません。

 いずれにせよ、4号線区はまもなくデジタル化してしまいます。今のうちにしっかり聞き込んでおきましょう。
 『ラジオライフ』非公式ブログの「kampf我流ラジオライフ」に、昨年刊行された『鉄道無線のすべて』の続編が登場するとの情報が掲載されました。
 これによると、今回は『鉄道無線のすべて2009-2010』と題し、8月27日に発売されるとのこと。価格は1,500円と前作より上がるものの、周波数情報は別冊付録になるようです。

 前回は何となく物足りなく消化不良的な印象を受けましたが、今回はどんな仕上がりになるのでしょうか? 3週間後の発売となりますが、今から楽しみですね。
 7月19日に、3号線区がデジタル化されたJRの首都圏のデジタル列車無線。その後、7月22日にはA4chが停波しました。
 さらに、7月28日は4号線区のデジタル波をキャッチ。現在は停波しているようですが、今までの整理の意味もこめて現在の割り当て状況をまとめてみました。

周波数アナログchデジタルch
352.53750
352.54375
352.55000
352.55625
352.562503(停波)
352.56875
352.575004(停波)
352.58125
352.58750
352.59375
352.60000
352.60625
352.612507(旅客一斉)
352.61875
352.625008(停波)旅客一斉
352.63125
352.63750
352.64375
352.65000
352.65625旅客一斉(現在は停波)
352.66250
352.66875

※周波数の単位はMHz。
※移動局の周波数は、上記周波数の16.5MHz下。
※「-」は未使用のch。


 現在デジタル化した3、4、7chでは、本来1ch3波運用で行われるべきところが2波で運用されています。来年春に予定されている完全デジタル化までは、すべてのchで2波運用となるようです。
 また、デジタル化の進捗に伴い、一部の割り当てが変更になっているところもあります。デジタル列車無線の機能として、無線で車両側のソフトをアップデートできるので、これを使って無線機の周波数設定を書き換えているのでしょう。

 こうしてみると、JR列車無線のデジタル化は今がちょうど折り返し地点といえそうです。来年春には完全デジタル化することになっていますが、3号線区のデジタル化延期のような「不手際」でアナログ延命を期待してしまうのは、私だけではないでしょう。
 本日7月19日初電から、3号線区のデジタル運用が開始しました。結果的に3か月遅れてしまいましたが、これからも順次JR首都圏在来線のデジタル化が進行していくことになります。
 なお、アナログは7月21日にも停波との情報も。アナログのA4chが停波すればデジタル化は既成事実となり、次の段階に入ります。

 今回の3号線区は、東海道線、高崎線、常磐線など首都圏でも基幹路線が対象となりました。このことで、ワッチしていた人も多かったことから沿線リスナーの落胆の色も濃かったようです。
 なお、今回のデジタル運用開始で計画の1600kmのうち、約4割にあたる600kmがデジタル化したことになります。次のデジタル化は、A2chに相当する4号線区。既に基地局は整備できているはずなので、早ければ8月中、遅くとも9月までにはデジタル化するものと思われます。
 予定では、7月19日からとされる3号線区のデジタル化。ここ2~3日で、3号線区の各所からデジタル波が再開局しています。
 周波数は、既報の通り以下の3波です。
352.56250
352.65000
352.66875
 残された時間は、あと1週間。いよいよそのときが近づいてきました。
 今のうちに、沿線の皆さんは後悔しないようにしっかりと受信しておきましょう。
 エーオーアールの固定型受信機、AR8600。すでに初代の登場から9年が経過していますが、現在はmkⅡとしてまだまだ販売されている現役機種です。
 私も、登場当初から使い続けています。せっかくなので、AR8600を語ってみることにしました。

 AR8600は、ハンディ受信機AR8200の兄弟機です。ディスプレイは同じ部品であり、操作性も酷似しています。
 固定機とはいえ、それほど大きくはありません。そのため、私は最初車載用として購入しました。
 自動車に積んでも、それほど邪魔にはなりません。まあ、最近はアマチュア無線機も含めてフロントパネルが分離できる機種が多いので、それらに比べたら邪魔ですけど‥‥。
 受信感度は、必要以上に上げているということもありません。カブりもほとんどなく、さらには内部発振を極力抑えたバーディキャンセル機能もあり、基本性能はしっかりしています。

 オプションのカードで音声反転秘話解読、トーンスケルチ、空き線信号キャンセラー、メモリーバックアップ、録音に対応。AR8200は1枚ずつ差し替えて使用するのに対し、AR8600は5枚すべてを差して使うことができるのです。
 ただし、同時装着はできるものの、上記の前半3枚、後半2枚のうちそれぞれ1枚ずつしか同時に使用することはできません。不便といえば不便なところです。
 しかも、トーンスケルチは逆トーンに、空き線信号キャンセラーはNEC式の「ピーギャラ」には対応していません。今の機種では、オプションだった機能はすべて標準搭載されるようになっています。
 また、メモリーカードはAR8200とは共用できません。メモリーの格納方法が違うようで、取説にも注意書きがあります。AR8200とメモリーを共用するなら、エーオーアールのイギリス法人AOR UKが製作した「Workshop」などのコントロールソフトを使い、PC経由で転送することになるのです。私もこの方法で、AR8200とAR8600のメモリー内容を同期させています。

 基本性能ではほぼ完璧な仕上がりですが、+αの機能が今の機種と比べて見劣りしているのは仕方がありません。それゆえ、オプション機能がすべて備わった新機種の登場を待ちわびているファンも多いでしょう。
 エーオーアールさん、ぜひともお願いします!
 予定より遅れている3号線区のデジタル化。4月に計画されていたのが、すでに2か月も遅れています。

 一部情報では、7月19日にデジタル化するとあるようですが、あながち嘘でもなさそうです。というのも、今日現在、3号線区のデジタル波は停波したまま。すでに機器の調整は行われているはずなので、基地局から電波が出始めれば1週間以内に移行することが可能なのです。
 そして、デジタル化は日曜日の初電から行われるのが慣例となっています。そのため、まだデジタル波が出ていないということは、今月中のデジタル化はないということになるのです。
 ちなみに、デジタル運用開始が日曜日としているのには、次のような理由が考えられます。平日にデジタル運用を開始してしまうと、仮にデジタル波に不具合があった場合、運行本数が多いためにダイヤに支障を来してしまう可能性も。早期のダイヤ復旧が目的のデジタル波が、ダイヤ復旧の妨げになることにもなりかねません。そのため、平日の実施を避けていると想像できるのです。

 352.56250、352.65000、352.66875MHzの3波でデジタル波が確認できれば、1週間程度でデジタル運用が開始されると思われます。果たして、いつになるのでしょうか?
 すっかり延び延びになってしまった3号線区のデジタル化。電波が出ているところもあれば、まだのところもあるようです。
 巣鴨近辺の山手貨物線はまだ電波が出ていないようですが、東海道線では電波が出ているとのこと。未送信のところがあることから、3号線区のデジタル化はもう少し先になりそうです。

 すっかり停滞してしまった観のあるJR首都圏在来線のデジタル化ですが、あと1か月半ほどで3号線区がデジタル化しないと、今後のスケジュールに影響が出てしまいます。というのも、予定では2ch区間に当たる4号線区が7月末にもデジタル化することになっているのです。
 ここまで遅れてしまうと部外者として心配になってしまいますが、まだまだアナログで楽しめるのでよしとしましょう。