無線室 -11ページ目

無線室

無線通信、特に受信に関する考察、実験、感想などを‥‥。

 エーオーアールのハンディ受信機AR8200MK3。発売されてからかなりの時間が経過しているものの、混変調が少なく外来ノイズを受けにくいといった安定性があるため、現在でもハンディ受信機の最高峰に君臨しています。
 私は、1世代前のAR8200mkⅡを所有。精度が求められる受信を行う場合には、最新機種のDJ-X11よりもAR8200mkⅡを使うほどです。

 さて、エーオーアールではこのたび、AR8200MK3のインターフェイスコネクターの形状を変更したそうです。従来のコネクターが製造中止になってしまったのが原因。そのため、オプションのうちパソコン接続ケーブルPC8200や録音用I/FケーブルCR8200が、新しい製品とは接続できなくなってしまいました。
 新コネクター用のオプションケーブルを発売する予定はあるようですが、時期は未定とのこと。詳細はこちらのPDFをご覧ください。

 どうせなら、新たなフラッグシップにふさわしい最上級ハンディ受信機を開発し、USBで接続できるようにした方がいいのではと思ってしまいます。そういえば、AR8600のフロントパネルが分離できるAR8700はどうなったのでしょう?
 2か月のご無沙汰になってしまいました。多忙につき、更新がままならなかったことをお詫びいたします。

 さて、産経新聞によると、屋久島VORが障害により屋久島空港の離発着ができなくなっているようです。
屋久島空港で6便欠航 無線標識が障害

 23日午前6時半ごろ、屋久島空港(鹿児島県)に設置されている無線標識(VOR)が障害を起こし、計器飛行による航空機の離着陸ができなくなり、同日午前10時までに大阪空港との往復便など計6便が欠航した。

 鹿児島空港事務所によると、原因は不明。空港職員が高速船で現地に向かい、復旧を急いでいる。
 屋久島VORは周波数が117.0MHz、IDがYKE。ノータムによると、6:37に障害が発生したようです。鹿児島から職員が向かっているので、復旧までには時間がかかるかもしれません。

【16:30追記】
 ノータムによると、屋久島VORは12:30に復旧した模様です。
 1月もあと1週間ほどとなって今さらですが、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

 さて、東京では雪が降っています。当地23区北西部では、道に雪が積もってきました。このままでは、明日の朝の交通機関に影響が出るかもしれません。
 早めに出発して出勤に間に合わせるのはもちろんですが、ここはやはり情報収集が肝心。鉄道無線やバス無線などで正確な運行情報を入手することが必要となりそうです。出勤前の忙しい時間の合間を縫って鉄道無線やバス無線を受信すれば、運行情報サイトではわからない詳細な状況を把握できます。

 明日の朝は、早めの起床ならびに鉄道無線やバス無線のワッチで、出勤時の降雪の影響を最小限に食い止めましょう。
 こちらのブログによると、バーテックススタンダードが明日2012年1月1日付で八重洲無線に社名変更するようです。
 業務無線機設計部門を、親会社モトローラ・ソリューションズの100%子会社に事業譲渡。一方、国内営業部門は八重洲無線としてスタンダードの業務機やマリン無線機、アマチュア無線機を販売していくということだそうです。
 公式サイトには、まだ正式な発表はありません。しかし、販売店には挨拶状が送られている模様です。

 名門「YAESU」ブランドの復活ということなのでしょうか? 海外では、バーテックススタンダードになってもYAESUブランドで販売されていました。どうなるのか気になります。
 2か月のご無沙汰でした。本日は、毎年恒例となった三才ブックスの「東京ペディション」へ行ってきました。会場は、昨年と同じベルサール秋葉原。「聖地」での開催です。

 私は12時過ぎに到着。外はクリスマス寒波で冷え込む中、会場内は熱気に包まれていました。
 ブースには、毎度のことですがどこから入手したのかわからないようなグッズが売られ、黒山の人だかりに。ジャンルも、無線関係を始め警察、ミリタリーや鉄道に至るまで、実に多彩でした。
 「ラジオライフ好き」を公言してはばからない桃井はるこさんのトークショーでは、細田時弘さんとともに秋葉原のディープな世界の話で大盛り上がり。ここ最近の「ブーム」としての秋葉原以前から通い詰めている桃井さんの、秋葉原の思いがひしひしと伝わりました。
 桃井さんのトーク前後には、おぐりゆかさんのアイボールが行われ、最後には恒例の10円オークション。編集部で実際に使用していたバーテックススタンダードVR-160が、中古なのにもかかわらず13,000円ほどで落札されていました。中古ならもっと安く購入できそうですが、編集部厳選のメモリーが登録されているということなので、その分のプレミアと考えるべきなのでしょう。

 今年も、閉場となる16時までいてしまいました。来年も、ぜひ参加してみたいですね。
 先ごろ、東京地下鉄(東京メトロ)は銀座線に新型車1000系の導入を発表しました。昔の塗装をラッピングで再現したり、カーブをなめらかに走行するための操舵台車の採用など、数々の新機軸が導入されています。
 今月発売の一部の鉄道雑誌でも、この車両をフィーチャー。その記事の中で、気になる記述を発見しました。
1000系の諸元表で、列車無線の項目に「誘導無線:集中型2重系送受信方式(非常発報付き)」とあります。これは現用の誘導無線で、基地局185.0kHz、移動局155.0kHz、非常発報135.0kHzです。
 そして、もう1つ「空間波無線:準備工事」とあります。ということは、銀座線にも空間波無線、すなわちV/UHF帯の無線を導入することを想定していると考えられるのです。もっとも、記事中では「空間波」となっているものの、実際はLCXになると思われます。

 銀座線は、現在の01系を新しい1000系に置き換えたのちに、ホームドアの設置を計画している模様。その際、ワンマン化する可能性もあります。
 そうなると、列車の放送設備の遠隔操作などでデータ通信を行う必要があるのです。過去に、丸ノ内線や副都心線ではワンマン化の際、既存の誘導無線を追加する形でデータ専用波を新たに設けました。
 銀座線でも誘導無線にデータ専用波を設けることも想定されますが、これまでとは別の空間波での無線システムを整備することを念頭に置いているようです。ただ、現時点ではデジタル化するかどうかまでは情報不足で何ともいえません。

 今すぐ、銀座線の無線が変化することはないでしょう。ただ、将来的には空間波への移行があり得るということを考慮した方がよさそうです。
 台風15号が本州に接近しています。気象庁によると、このままの進路をたどると東海から関東にかけて上陸の恐れがある模様です。また、台風の進路にない地域でも土砂災害警戒情報を出して警戒を呼びかけています。
 一方、名古屋市では庄内川が氾濫。一時、市の人口の半数近い100万人に対し避難勧告を出していました。

 毎度のことになりますが、受信機を活用して最新の情報を入手するよう努めましょう。大雨が降っていると、雨音で同報無線が聞こえにくくなることがあります。一部地域では各家庭ごとに同報無線の個別受信機が配布されているようですが、都会ではそうはいきません。同報無線の避難指示が聞こえず、孤立してしまう危険性だってあり得るのです。
 そうなる前に、台風接近時には防災無線や同報無線、消防無線などを受信して災害に備えましょう。受信機が1台だけでも、プライオリティ機能やメモリースキャンを組み合わせれば、比較的漏れがなく受信できるはずです。

 台風に備えるためにも、ぜひとも傍らに受信機を用意してください。
 今年も、航空無線の本が発売される季節になりました。いつもの2冊の最新刊です。

  • 航空無線ハンドブック2012(イカロス出版/税込み1800円)

  •  すでに9月6日に発売されています。今回は、2011年版発行直後にオープンとなった羽田空港D滑走路に伴う管制周波数の運用を特集。表紙も、日本一の高さになった羽田の管制塔です。

  • 航空無線のすべて2012(三才ブックス/税込み1575円)

  •  こちらは9月20日発売。東日本大震災でエアバンドがどうなっていたかを特集しています。表紙は、被災した仙台空港です。

     いずれも、周波数データは別冊付録に掲載されています。最近は持ち運びを考慮してか、周波数データの別冊化がトレンドのようです。『鉄道無線のすべて』の周波数データも、1作目は本誌収録でしたが、『鉄道無線のすべて2009-2010』では別冊に収録されました。
     ところで、10月20日に新たに「いすみセクター」が設定されます。『航空無線ハンドブック2012』では締め切りの都合か記述はありませんでしたが、『航空無線のすべて2012』では間に合うのでしょうか? 気になるところです。

     航空無線は、いつも同じと思ったら大間違い。言い回しや航法が変わったり、ちょっとずつ変化しているのです。その辺をこれらの書籍でフォローしてみてはいかがでしょう?
     台風12号が日本に接近しています。気象庁の予報では、週末に上陸の可能性があるようです。
     例によりまして、受信機を傍らに置いて最新情報を入手するよう心がけてください。テレビやラジオでも情報の入手は可能ですが、大局的な情報でしかありません。消防無線や防災無線を受信して、ピンポイントでの災害情報を手に入れるようにしましょう。

     なお、屋外のアンテナが台風で飛ばされないよう、今のうちにメンテナンスをしておく必要もあります。アンテナが飛ばされると受信範囲が狭まってしまうだけではなく、飛ばされたアンテナが家屋を損壊させてしまうことも。それだけでなく、人に当たってケガをさせてしまうことだってあり得るのです。
     アンテナに緩みがないか、今一度ご確認を。ただ、くれぐれも台風接近直前はやめましょう。思わぬ事故となり危険です。

     皆さんも、受信機で台風に備えてください。
     マガジンランドから、『周波数バイブル2012』が発売されました。発売日は一応本日のようですが、マガジンランド公式サイトには今のところ記述がありません。

     毎回配列が変わる『周波数バイブル』ですが、今回はジャンルごとに周波数順の配列です。同じ周波数では、北から南へ都道府県順で並んでいます。
     ジャンルの配列は以下の通りです。
  • 消防無線
  • 救急無線
  • 警察無線
  • 防災無線
  • ライフライン無線
  • マスコミ無線
  • 官庁無線
  • 業務無線
  • 簡易無線
  • 鉄道無線
  • バス無線
  • タクシー無線
  • 航空無線
  • 船舶無線
  • 軍用無線
  • 微弱無線
  •  各ジャンルごとの基礎知識やV/UHF帯の割当原則、用語集は今回も掲載があります。毎年コロコロ変わる配列について、以前の記事で編集者の方からコメントをいただきました。
    三才の付録の手帳と同じで
    毎年買ってくれなくなりますから
    掲載スタイルを変えて
    同一データでも
    検索方法を変えて掲載してあるんです
    古いものでもいいので
    自分の使いやすいもので
    使ってください。
     商業ベースで考える場合、どうしても「売れること」が大前提となります。同じ配列だと、読者から「代わり映えしない」と受け止められてしまうようです。さらにそこから「代わり映えしないから、今あるので十分」と思われてしまうと購買意欲がたたれてしまい、次年度版の発行が困難に‥‥という図式になってしまうのでしょう。

     ところで、これは毎年のことですが、保存状態によっては表紙がカールしてしまうのが『周波数バイブル』の欠点。1冊単独で置いておくと、1日たつと表紙がクルンと丸まってしまうのです。
     書棚に立てるなど、両側から重みをかければカールしなくなります。600円という価格との兼ね合いがあると思いますが、ぜひとも改善して欲しいところです。

     『周波数帳』に掲載があって『周波数バイブル』に掲載がない周波数、あるいはその逆もあります。従って、受信生活をより豊かにするには、両方を買って読み比べるのがいいのではないでしょうか?