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無線室

無線通信、特に受信に関する考察、実験、感想などを‥‥。

 台風17号が、日本列島を串刺しにするコースを取ろうとしています。このまま進めば、上陸の可能性も否定できません。来るべき台風に備え、情報収集態勢を取りましょう。
 台風が最接近した沖縄では、自動車が相次いで横転するなどの被害が出ました。首都圏でも、同様の被害が出ないとも限りません。先日の京急のように、崖崩れで交通機関が乱れることも予想されます。

 そんなときこそ、受信機を活用して情報収集しましょう。ただでさえ室内では聞こえにくい同報無線のスピーカーは、台風の風雨で全く聞こえなくなってしまうこともあるのです。これでは、避難指示や避難勧告が流されたところで、「知らなかった」では済まされないような結果になりかねません。
 そこで、受信機で同報無線や消防無線をスキャンすることで、正確な情報を入手しましょう。ただ、可能であれば室内アンテナで受信したいところ。外に設置したアンテナが、台風で飛ばされてしまうことも考えられるのです。

 首都圏では、本日夜に接近する見込み。無駄な外出を避けた上、受信機で信頼できる最新の情報を手に入れて、災害から身を守りましょう。
 三才ブックスから、新刊の情報が入りました。『ラジオライフ』11月号の広告によると、『鉄道無線を聞いてみよう』と『航空無線のすべて2013』が相次いで発売されるようです。現在三才ブックス公式サイトには記述がありませんが、アマゾンでは『鉄道無線を聞いてみよう』が予約受付中になっています。

 『鉄道無線を聞いてみよう』は、これまでの『鉄道無線のすべて』をリニューアルした模様。首都圏JRの列車無線がデジタル化した今、私鉄のいわゆる「NEC民鉄無線」の空き線信号の攻略法を掲載するようです。
 また、広告では別冊付録の言及がありません。鉄道無線シリーズ第2作の『鉄道無線のすべて2009-2010』のように周波数データを付録とせず、第1作の『鉄道無線のすべて』のように本誌に周波数データを掲載する体裁を取るものと考えられます。
 なお、発売は10月13日で、定価は1238円+税。日曜日には配本がないからか、10月14日の「鉄道の日」を狙っているかのようです。

 一方の『航空無線のすべて2013』は、昨年に比べて1か月遅く10月26日発売。「エアーバンドの受信機材を極める」と題した特集が組まれているので、受信機やアンテナのレビューが掲載されるのでしょう。
 こちらは、周波数データが別冊付録となります。定価は1500円+税です。

 鉄道無線本は、実に3年ぶりの登場。タイトルから察するに、鉄道無線初心者向けのような感じがしなくもありません。ただ、鉄道無線の最新情報も掲載しているはずなので、ベテランも一応は注目した方がいいでしょう。
 エーオーアールのハンディ受信機AR8200MK3は、今年3月のロット(シリアルナンバー027181以降)から既報の通りインターフェイスコネクターの形状が変更されています。これまで、変更後のコネクターに対応したケーブルは発売されていませんでした。
 ところが、ようやく新形状に対応したケーブルが発売されたのです。型番をMI8200といい、PCからの制御と受信音声の録音両方を兼ねるインターフェイスとなっています。ちょうど、パソコン接続ケーブルPC8200と録音用I/FケーブルCR8200を合わせた機能といえるでしょう。
 PCの接続には、シリアルポートに代わりUSBを採用。ただし、USBドライバーをダウンロードする必要があるようです。

個人的には、AR8200シリーズの性能を継承する新型受信機の登場を期待します。こう思うエーオーアールファンも多いのではないでしょうか?
 毎年秋に登場するイカロス出版の『航空無線ハンドブック』。今年も、最新版となる2013年版が発売されるようです。
 『月刊エアライン』10月号の広告によると、『航空無線ハンドブック2013』は9月28日に発売されるとのこと。値段は、今年も1800円の模様です。

 一方で、三才ブックスの『航空無線のすべて』の2013年版発売はまだアナウンスされていません。『ラジオライフ』10月号の広告にも掲載されていないのです。例の一件の余波で遅れているのか、あるいは発売そのものがないのか‥‥。
 ただ、かつては毎年発売されていた『周波数帳』や『おもしろ無線受信ガイド』は、ここ最近2~3年に1回のペースに落ちています。商業ベースで出版している以上、「売れる」ものでないと発売しませんから、いろいろな無線の相次ぐデジタル化などで売り上げが落ちているのかもしれません。その分、スマートフォン用アプリで『周波数帳』を発売。今後は、電子媒体での出版に向かう流れなのでしょうか?

 部外者の邪推ついでですが、三才ブックス編集者のブログによると、先月青春18きっぷの旅に出たようです。個人的な趣味なのか仕事なのは判然としませんが、もしや‥‥。
 前回お伝えした『周波数バイブル2013』。8月27日の発売に先駆け、先週末秋葉原を探索しましたが、どこにもありませんでした。
 発売日を迎え、都内の書店に行ったところ、ちゃんと発売していたのです。早速購入しました。

 今回は、緑色の表紙が目印。配列は都道府県順となり、その中でジャンルごとの周波数順です。個人的には、この配列が一番しっくりするような気がします。
 内容は、例年と同じく150MHz帯と300~400MHz帯の割当原則表に始まり、各ジャンルの解説や用語集と続き、本編の周波数リストという構成です。前回と変わったのは、150MHz帯の割当原則表で、1MHzごとに背景に網掛けをしています。これは見やすくていいかもしれません。
 余談ですが、出版元のマガジンランド公式サイトには『周波数バイブル2013』の情報が掲載されていません。『周波数バイブル』は、元はといえばマガジンランド創業のきっかけとなった『アクションバンド電波』の付録として誕生しました。それが、やがて別冊として販売されるようになったのです。一応創業時の雑誌の流れをくむ出版物なのに、発売日になっても情報を掲載しないのは「冷遇」というべきでしょう。

 いろいろな無線でデジタル化が進み、内容が薄くなったと思いきや、そうでもないようです。まだまだ、聞ける電波はいっぱいあるということを示しているように感じます。
 ほぼ2か月ぶりになってしまいました。すっかりご無沙汰しています。多忙につきなかなか更新できませんでした。

 さて、「小型の周波数帳」として重宝するマガジンランドの『周波数バイブル』最新刊となる2013年版が、8月27日に発売されるようです。マガジンランド公式サイトでは記述はありませんが、アマゾンなどの通販サイトではこちらのように予約扱いで情報が出ています。
 毎年配列が変わる『周波数バイブル』ですが、編集者のリークと思われる情報によると2013年版は都道府県順になる模様です。毎年変化をつけて、新鮮味を感じさせるようにしなければならない編集者の苦労が垣間見えます。ただ、やはり見やすく検索しやすいのが一番だと思いますが‥‥。

 週末には、秋葉原で早売りが行われるようです。私も、できれば早売りで手に入れようかと思います。
 アルインコの広帯域受信機DJ-X11のファームウェアがアップデートされました。今回のバージョンは2.60Jとなり、バグフィックスのみで新たな機能の追加はありません。バグフィックスの内容は以下の通りです。
  • プログラムスキャンの上限と下限の範囲がバンドをまたいでいる時、セットモードの「バンド移動、する・しない」を「しない」に設定していると指定範囲が正しくスキャンされない点を修正。
  • SUB側チャンネルを移動しようとした時に、表示がアイコンと重なってつぶれるのを修正。
  • フラッシュチューンから戻ったときにスケルチ設定値が変わることがあったのを修正。

  •  アップデートのファイルは、こちらの注意書きを読んでいただき、一番下の「DJ-X11 ファームウエアアップデート」に進むとダウンロードできます。そのページでアップデート方法が詳しく書かれていますが、1か所だけ間違いが‥‥。「DJ-X11アップデートファイルの使用方法」で、「ERW-7を使う方法」が2つあるのです。2つある方のうち後者は、「ERW-8を使う方法」となるべきでしょう。
     なお、アップデート完了後は設定がすべてリセットされてしまいます。元通りの環境を構築するのが面倒なら、クローンユーティリティでいったん設定をバックアップしておいた方がよさそうです。また、メモリーチャンネルは変更されませんが、バンクごとに最後に受信したチャンネルは記憶されません。

     ファームアップの作業自体は、ものの数分で終わってしまいます。最新のファームウェアで、快適な受信ライフを楽しみましょう。
     ただいま、台風4号が日本列島を縦断中です。すでに、鉄道各線では首都圏を始め広範囲にわたって運転見合わせやダイヤの乱れが続出しています。また、風雨が強くなっていますので、土砂崩れや河川の増水に警戒が必要です。
     そんなときは、ぜひ受信機で正確な情報を入手するように努めましょう。毎度のことですが、自分の命を、あるいは財産を守るには、何よりも正確な情報を得ることです。防災行政無線や消防無線、鉄道無線などを受信して、今いる場所がどんな状況なのか、そしてどうなるのかを把握してください。

     台風4号が通過しても、今週末には台風5号が後を追うように日本に接近、場合によっては上陸も考えられます。引き続き、気を緩めずに受信機を傍らに置いて情報収集しましょう。
     4月27日に、小田急電鉄2012年度の設備投資計画を発表しました。そこには、衝撃的な内容が書かれていたのです。何と、列車無線のデジタル化を行うことが明らかになりました。
    デジタル列車無線の導入
    老朽化した列車無線の更新工事に着手します。更新が完了すると、現在のアナログ方式からデジタル方式に変更されるため、情報伝達の迅速化が図られるほか、乗務員やお客さまに対してより正確な情報提供を行うことが可能となります。今年度は、車両側の設備更新を進めます。
     以前NECが「列車無線のシステムエンジニア」の求人を行ったことをお伝えしました。このための求人だったようです。
     小田急のデジタル列車無線に関する情報は、現時点では全くありません。今年度は車上局を整備するようなので、実際のデジタル化はまだまだ先になるでしょう。まさかの大手私鉄のデジタル化発表で、予断を許さなくなってしまいました。
     イートン社グルンディッヒブランドで出している短波ラジオ「G6 AVIATOR」を購入したのは、今から3年以上前の2008年12月。現在は生産が中止されたようで、公式サイトでは過去の製品扱いになっています。
     そんなG6は、電源が単3×2。ほかの機種では単3×4が多いのですが、G6は充電池を使用すると2.4Vで動くことになります。
     せっかくなので、電池をエネループにしてみたのです。購入直後にフル充電したエネループを入れ、月に3~4回、1回につき30分から1時間ほど使っていました。なかなか電池が減らないなと思い続けて約3年、先日、ようやく電池交換することになったのです。

     電池交換すると、メモリーがすっ飛んでしまう機種もありますが、G6はどうなのでしょう? 使い続けたエネループを外して充電し、再び装着してみました。
     結果は、メモリーは生きていたのです。中波の9kHzステップや、FMの下限を76MHzにする設定もそのままでした。
     ただ、時計はタイムゾーンとともにダメ。曜日を含めて、再設定の必要があるのです。

     正直、ここまで長持ちするとは思いませんでした。しかも、単3エネループ2本で3年以上も使える省エネ設計です。ほかのインプレッションでは性能でいまいちと評されたりしているようですが、この点は評価すべきでしょう。