とけいのじかん4
時計のキズは勲章か?
私は割と神経質なほうだと思っている。
もっとも神経質なのは、こだわりのある分野だけで、他は至ってテキトーだ。
例えば、このブログに掲載しているイラストなんかは
バカみたいにこだわっていると自分でも思う。
その一方で金銭に関しては、かなりテキトーで、
今現在、財布の中に幾らあるのか分からないくらいだ。
一方で腕時計は何個あるのか数えていないけれど、
なるべく傷をつけないように気を配って使っている。
汚れたらティッシュで拭く。
まあ、それでもどうしたって普段使っていれば小傷がつく。
その程度なら気にしない。
しかし明らかに目につく傷となると別である。
先日、アルバのミリタリーウォッチのムーブメントを見るために
裏蓋を開けたのはいいが
閉めるときにオープナーを滑らせて傷つけてしまった。
閉め終わってから、よく見ると裏蓋からゴムのパッキンがはみでている。
どうやらパッキンを取り付ける溝から外れてしまい蓋で押さえてしまったようだ。
仕方がないから、もう一度、蓋を開けてパッキンを取り付け直した。
今度はかなり慎重に蓋を閉めたつもりだが、
やっぱりオープナーが滑ってしまい別の傷をつけてしまった。


今まで何度かオープナーで裏蓋を開けたことがあるが、
こんなに滑らせたのははじめてだ。
ひょっとするとチタンという金属がステンレスより柔らかいせいかもしれない。
しばらくヘコンで気にしていたが、そのうちどうでもよくなった。
これが高級腕時計や博物館級のアンティークウォッチなら、
がっくり落ち込むかもしれないが、
この手の実用腕時計は使ってなんぼのものだから、当然キズくらいつくだろう。
そんなことを気にしていたら普段使いなんてできない。
その辺も含めてTPOに合わせて使い分けている。

でも、世の中にはスゴイ人がいるもので、
釣りにノーチラスとか、肉体労働の現場でGSを使っているらしい。
彼らにとっては腕時計のキズは勲章どころか取るに足りないことなのかもしれない。
私が所有しているコレクションの中で一番高価なのは、
フォルティス・コスモノート・クロノグラフだが、
機械式時計の世界では宇宙飛行士御用達の実用腕時計である。
それでも釣り場でベゼルにガッツリとキズついた日には、
私ならもう釣りどころではないだろうし、
ましてや、スコップで穴掘りをするような現場には、
はじめから着けていく気になれない。
いや~、貧乏性の私には、とても真似ができないなと思う。

それはともかく、
ブランド腕時計をオーバーホールする時には、ちゃんと断っておかないと、
ケースなんか磨いてピカピカになって帰ってくるらしい。
それは立派なサービスなのだけれど、人によってはケースのキズなんかも、
自分と腕時計の歴史だから、そのまま残しておきたいということもあるだろう。
この点も人によって違うだろうし、腕時計の種類やデザインにもよるだろう。
私は今のところオーバーホールの時に磨いてもらったことはないが、
キレイになるなら、それもありかなと思っている。