とけいのじかん2
瑞西の魚留寒だゾ~!
その昔、我が国では諸外国の国名に漢字をあてていた。
アメリカ→亜米利加
イギリス→英吉利
ドイツ→独逸
スイス→瑞西
等々たくさんある。
米国とか英国と表記するのは、その名残だろう。
その昔“暴走族”と呼ばれた
“オートバイや乗用車を用いて騒音を伴う無秩序な運転をする集団”も、
よろしく→夜露死苦
などと当て字をしていたのも有名ではないだろうか。
さて、
もう、少し前のことになるが
“ウォルサム マキシム Maxim Cal.Peseux(プゾー)7001”
という腕時計を手に入れた。
実は某オクで、ブログ友達のとんぬらさんが出品していたものを落札したのだ。

以前ちらりと紹介している。
別に、もったいぶった訳ではなく、
その後、様々な出来事が続いたために、ついつい先延ばしになってしまった。
もとより『お手軽、手抜き、安上がりが身上のショーもないブログ』の上に、
ネタの一つにしようと目論んでいたら、
予想外に期待しているとのコメントまで頂き、
更に紹介し辛くなってしまった。
しかし
逃げてばかりもいられないので、
ようやく紹介することにした。

見た通りのシンプルなドレスウォッチである。
2針の時計はこれで4本目だが、やはり欧米ブランドは独特の色気がある。
実物を手にしてみたら黒文字盤に細くて白い時分針の視認性が
意外に高かった。
初期老眼の中年にはありがたい。
メッキはところどころ剥がれてきているし、
風防にも、それなりにキズがある。
でも、それもまた古時計の味わいであろう。

革バンドは松重オリジナルの物を流用し金色のDバックルを合わせてみた。

Dバックルは例によってアマゾンから取り寄せた。
しかし、バンドにバックルを固定する金具の嚙み合わせが少し緩かった。
う~ん、こんなところは通販の当たり外れだろうか。
難しいところだ。

自分としては、
「お手軽、手抜き、安上がり」の割には、
それなりに、まとまったと思っている。

ところで、ウォルサムと言えば
亜米利加の時計メーカーで懐中時計が有名だと思う。
しかし、この腕時計は同じウォルサムでも、
【1949年- 破産宣告、工場閉鎖。
以後、ニューヨークにスイス時計の輸入営業所の開設や、
Hallmark Watch Companyを通しての在庫製品の販売など、
数回に渡り会社再建が試みられる。(〜57年)
1954年 - スイスにウォルサムインターナショナル
(Waltham International SA )を設立。
アメリカ国外における商標を保有し、
スイス製のウォルサムブランドの
機械式腕時計と機械式懐中時計の生産を継続した。】
頃のもので
言わば『瑞西の魚留寒(ウォルサム)』なのである。
それ故にムーブメントはCal.Peseux(プゾー)7001なのだ。

ちなみに
“Peseux(プゾー)社は1923年にチャールズ・ベルナーによって設立された
エボーシュメーカーの1つ”だったそうな。
“プゾーのムーブメントはETA社の中でも継承されていて、
ETACal.7001は元々、プゾーCal.7001をそのまま継承した物”
なのだとか。

プゾーと言えばエポックメイキングな
“天文台コンクール用クロノメータームーブメントのCal.260”が、
あまりに有名だろう。
きっと、その名の通り天文学的な値段が付くのかもしれないが、
私が“プゾー”と聞いて思い浮かぶのはダジャレくらいである。
