人生節目の腕時計 | 本日モ晴天ナリ (とけいのじかん)

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趣味のイラストを添えて、風の向くまま気の向くままに、思いついたことを書いていきます。

 
とけいのじかん2
 
人生節目の腕時計
 
 プレゼント
その昔、入学、卒業、就職等々、人生の節目に
腕時計をお祝いに送る習慣があった。
今でも、我が子や甥っ子の人生の節目に
腕時計をプレゼントする粋な大人もいるようだが、
少数派になってしまったのではないだろうか?
腕時計が必需品だった時代は今や昔の話となって久しいからだ。
今どきは腕時計よりもスマホのほうが喜ばれるかもしれない。
いずれにしても世の中の移り変わりの速さに
呆然とさせられる今日この頃である。
 ドクロアセアセ

実は時計趣味にだって節目の時計というものがある。
懐中時計、掛け時計、腕時計、ムーブメントは機械式かクォーツか、等々、
時計趣味にも色々あるが、
いずれのジャンルでも“時計のサレド期”に入るきっかけになった
第一号があるだろう。
ところが、これで「時計趣味もお終い!」と言うわけではないのだが
“時計のタカガ期”に入るきっかけになってしまう第?号だって勿論あるのだ。
 三毛猫注意

私にとっては、この
『ロードマーベル 36000がそれである。
カメラ
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基本性能は、23石、10振動手巻き、SGP側、アラビア数字インデックス(植字)
鉛筆 
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当時の“諏訪精工舎がこだわり続けた高級機「ロードマーベル」の
最終章を飾るにふさわしい高性能機”なのだとか。
しかも“高振動機械の中では、比較的余裕のある設計で、
耐久性には定評がある”
らしく実際に状態の良さそうな個体を
ネットオークションやショップでも多く見かける。
 チューリップ
今では製造されなくなった10振動(36,000/時)という
高振動ムーブメントも魅力だが、そのデザインや仕上げも
時代を越える底力を秘めている。
1967年に製造が開始されたそうだが21世紀の現在でも古さを感じさせない。
むしろ今の時代だからこそ、ボンベイダイヤルやドーム型風防と言った
レトロな仕様が新鮮に映るのかもしれないが…。
ラブハート
 
まず目を引くのは、アラビア数字インデックスだろう。
なるほど、確かにこのバランスが絶妙なのだ。
文字盤に日にちや曜日の表示窓が無い分、
デザイン的にも完成度が高く視認性も優れている。
(ちなみに今では、こういったシンプルなノンデイト文字盤の腕時計は、
まず見かけることはない)
また、シャープな山型菱剣タイプの針が
精度の高さを誇示しているかのようだ。
 チュー音符
 
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ケースデザインでは直線的で太めのラグが力強さも表現していると思う。
グッ 
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“裏蓋はスクリューバックで防水型になっている”。
もちろん今では、多少、防水性能を期待できる程度だろう。
間違っても、水をかぶったり、たくさん汗をかくような状況では
使わないほうが良い。
 笑い泣き
 
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私の拙い写真技術でも、その魅力をいくらかは
伝えることができるかもしれない。
しかし、機会があれば、是非、実物を手に取ってみて欲しい。
絹目仕上げの文字盤と相まって高級感を演出している。
さりとて、今どきの高級腕時計にありがちな、派手さや威圧感は全くない。
「視認性に優れ、上品なデザインで、高性能」、
工業製品としての高級腕時計の本来あるべき姿を
現在に伝えてくれていると思う。
(余談だが、恐らく、この時代に機械式時計は、
ほぼ完成の域に達していたのではなかろうか)
 ヒヨコアップ
 
 
また、この、ロードマーベル36000は、革ベルトの色を変えることで
フォーマルにもカジュアルにも合わせることができる不思議な時計だ。
今回、私はライトブラウンの革ベルトを選んでみた。
自画自賛だがジャケットやシャツのスタイルに相性抜群だと思う。
爆  笑 
 
これだけ幅広く使い勝手の良い腕時計も珍しい。
その割に玉数も多いのだから人気があるのも当然だろう。
ラブ 
 
ちなみに文字盤にはプレス式と植字式の2タイプがあるが、
私は敢えて植字式にこだわってみた。
私が愛読しているブログのタイトル画像に、
同じSGP側だがプレス文字盤のロードマーベル36000が写っている。
実は、このタイトルを見ているうちに何時の間にか、
SGP側でアラビア数字インデックスのロードマーベル36000
どうしても欲しくなってしまった。
ただし全く同じタイプを手に入れるのも面白くない。
そこで植字文字盤の個体を探していたら、
タイミングよく某オークションに出品されていたので
迷わず手に入れてしまった。
爆  笑雷
 
ベゼルには、けっこうな打ち傷がある一方で、
文字盤は6時のインデックスに、ほんのわずかな剥がれがある他は
新品のように状態が良いところを見ると、
後年、文字盤だけを交換したのかもしれない。
いずれにしても、フルオリジナルに特に
こだわりのない私には納得の一品である。
照れ
 
しかし問題は上述のように、この時計を手に入れたことによって
“時計のタカガ期”に再突入してしまったことだ
それまでは、オールドセイコーだけを取ってみても、
KSGSLM(初期型)、19セイコー等々、
手に入れたいモデルは、まだまだたくさんあった。
ロードマーベル36000は通過点の一つに過ぎなかったはずなのである。
ところが実物を手にしてみたとたんに
自分自身の中で何かが大きく変化してしまった。
急に「ああっ、俺はコレがあればイイや!」と満足してしまったのである。
特にKSGS等は、現行のGSにも、そのデザインが
いわゆる“セイコースタイル”として継承されているのを見慣れているせいか
興味すら失ってしまった。
まるで地雷を踏んでしまったような気分だ。
 えーんハッ

とにもかくにも
私にとって、この『ロードマーベル36000』は、
運命というには大袈裟すぎるが、
人生節目の腕時計との出会いには十分値すると思う。
照れ 

 
メガネ娘のユミさん(^0_0^)
でも、実は私、メガネ娘は嫌いじゃないけど特別好きでもないんだよね~タラー
その割には、たくさんユミさんを描いてきた。鉛筆
人生は本当に不思議さ~音符
 
 
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