とけいのじかん
気分だけスペシャル♪
今日も
“クラウン スペシャル”

製造開始 1961(昭和36)年8月 諏訪精工舎製
キャリバーナンバー 341
略号 CWL
石数 23石
機械落径 φ27.60㎜(12型)
テンプ振動数 18,000回/時(5振動)

《「クラウン」に“スペシャル”と冠されていますが、
内容的にはむしろ「グランドセイコー」の
マイナーチェンジと考えるほうが妥当》なのだとか。
(国産腕時計 セイコー クラウン クロノス マーベル 増補版 p34より)
当時の時計としては珍しく秒針停止機能もあります。
つまり高級機なのですよ! 高級機!!
(オーッホッホッホッ)
ところで
実物を手にして、しげしげと観察して驚いたのですが、
このクラウンスペシャルは分針と秒針が
文字盤の縁ぎりぎりのところを回ります。

これまで私が入手した時計では新旧問わず、
ここまで分針と秒針が長いものはありません。
私は専門的なことは分かりませんけれど、
一見簡単なことのように思いますが、
これは案外、高くつく仕様なのかもしれません。
ちなみに
分かり辛いかもしれませんが裏蓋の刻印に保護シールを貼りました。
刻印が摩耗して消えてしまわないためです。

最近は国産オールド時計に、
すっかりお熱を上げておりまして
ショップやらオークションやらを巡回しています。
一口にオールドと言いましてもけっこう年代が幅広いものです。
一般的には1950年代後半~1970年代半ばくらいまでの期間の
機械式腕時計に人気が集中しています。
当然、ムーブメントの性能や時計本体のデザインも含めて
発展と紆余曲折を相当経ているわけです。
70年代前後のカラー文字盤やカットガラスの腕時計も
中々人気がありまして近年リバイバルされたりもしています。
精度の一層の向上を目指してハイビート化した高級腕時計も人気です。
もとより、キングとかグランドとかグランプリなんて言葉が冠されると
更に人気が増すのですが、
世に言う“コレクターズアイテム級”になりますと、
もう常識はずれな値段になることも珍しくありません
(汗)
¥ 

「しがない季節労働者の私にゃあ、ちょっと手が出ませんぜ! 旦那ぁ!!」
ってな具合です。
いずれにしても
暇にまかせて新旧色々な腕時計を眺めてきましたが、
現在の時計業界でも意外に復刻し辛いのが、
こんな、
ちょっと高級な仕上げのシンプル3針ノンデイトの腕時計な気がします。
名の知れたブランドだと目ん玉の飛び出るような値段になってしまいます。
中間の価格帯にもないことはないのですが、
少しばかり野暮でいけないですね。
自動巻きは妙にケースが分厚かったり、
手巻きでも仕上げの割に高価だったりします。
しかし冷静に考えてみれば、
私等のような時計マニア以外の一般ユーザーが腕時計を買う時には、
やっぱり実用性を重んじるでしょう。
最低限、日にち表示ぐらいないと困るんじゃないでしょうか。
そういやぁ、かくいう私も腕時計にハマり始めた当初はそう思ってましたね。
とどのつまり、特に国内時計メーカーの場合は、
ちょっと高級な仕上げのシンプル3針ノンデイトの手巻き式腕時計は
リリースし辛いということですな。
売れる見込みがあまりないからでござんすよ。
そう言った意味じゃ新旧問わず、
この“クラウン スペシャル”あたりは案外、希少品だと思います。
ロードマーベルやキングセイコーはちと高いし、
グランドセイコーじゃとても手が出ねぇ…。
さりとて、マーベル、クラウン、クロノスあたりじゃ、
少しばかり物足りない…。
今も昔も、そんなしがない庶民の背伸びにも親切なのが
日本国の時計メーカーですな~。
当時も高級腕時計に憧れながら財布と相談していた働くオジサンたちの為に
天下のセイコーさんが作ってくれたのが、
かくいう“クラウンスペシャル”らしいですよ。
(ホントか?)
もちろん当時のセイコーさんにしても、
高度経済成長の真っただ中で売れる見込みがあったからこその
リリースだったんでしょうけれど。
なにはともあれ
ブログ100回越えと
気に入った時計を手に入れた
私の気分は
SPECIAL
なのであります!
余談ですが…
女子の皆さんの、ほとんど根拠の無いあの自信とタフさは
一体どこからくるのでしょうか?
時計店のユミさんも、けっこう自信家です(笑)

トップアイドルにも引けを取らないつもりのようですね(苦笑)