とけいのじかん
これが“アンティーク・セイコー”の威力なのか!
~腕時計のタイムカプセル~
3年前に購入した2本の腕時計が先日止まってしまいました。
以前ご紹介した“ワイアードAGBV141”と
CASIOの“OVERLAND OVW-110DJ-1AJF”です。
こちらはソーラー電波時計でしたが、
思いのほか早く二次電池が駄目になってしまいました
。

ところが1年ほどまえに、近所の時計店で購入した1976(昭和51)年製の
“セイコー・シャリオ”はゼンマイを巻けば
今でも日差1分弱でちゃんと動きます。
“セイコー・シャリオ”
機械式手巻き cal.2220 クリスタルガラス 非防水 第二精工舎(亀戸)製

“シャリオは1970年代から80年代にかけて
セイコーが力を入れていた薄型のメンズウォッチ”だそうです。
当時の価格が27,000円だったそうですから
現在のセイコー・メカニカルのラインナップと
同じくらいの価格帯でしょう。
40年近くデッドストックとして時計店の倉庫で眠っていたにもかかわらず、
ノーメンテでもこの精度を維持し時を刻み続けることができるのですから、
当時のセイコーの技術力の高さをうかがい知ることができると思います
。
思わず「これが“アンティーク・セイコー”の威力なのか!」と
“赤い彗星”のように叫んでしまいたくなります(笑)
10~20倍のルーペで観察しても時分針やインデックスまで
丁寧に仕上げられているのが分かります。

それにしても、この腕時計は“Simple is Best”
と言うような表現の枠を超えた美しさがあります
。

ドレスウォッチといっても、言わばミドルレンジの価格帯のモデルですから
華美な装飾に走っていないのが魅力ですね。
いかにも70年代テイストなSSブレスがグッドです。
ラグに近い部分のブレスの表面を研磨して、
ケースからブレスまでグラデーション風に仕上げています。
この辺りにもこだわりを感じます。


秒針や分・秒の目盛りもありませんし、非防水、手巻きと
“時刻を知るための道具”として必要最低限の機能しかありません。
トノー(樽型)タイプのケースの形状は正に腕時計ならではのデザインです。
70年代にはもっと個性的なデザインの腕時計がたくさんあったようですが、
一方でこのように通好みするようなシンプルな腕時計も
作られていたのですね~。
当時の腕時計文化の成熟度もうかがい知ることができます
。
“ジャパン・メイドのリーズナブルな腕時計”としては、
これ以上シンプルなモデルは無いかもしれません。
私にとってある意味で“究極の腕時計”と言っても過言ではないと思います。
ですが…それで治まる“時計欲しい病”ではありません!
果てしない物欲の日々は、まだまだ続くのであります!!
↓リアルタイプ ゴ○ン寝コ(笑)

このネコちゃん謝っているのではなく、
本当は寝ているだけかもしれませんね(爆笑)