おはようございます!
突然ですが、
「バカとハサミは使いよう」
という故事ことわざがあります。
その意味するところは
「切れないハサミでも、
使い方によっては
何かの役に立つように
愚かな者でも
上手に使えば役に
立つものだということから
能力のない者をばかにして
言ったことばではなく、
使う側の力量や能力を
言ったことばである。」
ということです。
(故事ことわざ辞典より引用)
補助金と助成金の世界でも
まったく同じことが言えます。
昨日、
補助金と助成金のGAPについて
簡単に触れましたが
補助金と助成金は
事業者のやりたいことや
打つべき施策によって
ねらうべきものが何なのか?
まるで異なります。
例えば
創業したばかりで
まず販路拡大が
重要課題である事業者が
雇用を促進する助成金を
ねらっても
まったく意味がありません。
例え採択されても
人を雇わないのであれば
ただの1円すら貰えないからです。
同様に
起業後数年経ち、
仕事が非常に忙しく
猫の手も借りたいほどの
中小企業が
販路拡大のための
補助金を得ても
役に立たないケースが
多いと思います。
販促するより
まずは
人を雇用するなりして
体制を整える必要がある
からです。
上記の場合、
補助金は必要ではなく、
むしろ
キャリアアップ助成金
などをねらうと良いと思います。
補助金と助成金のGAPで
失敗する起業家こそ
もう一度
「バカとハサミは使いよう」
の意味するところを
理解していただきたいと
思います。