本誌続き妄想です。ネタバレNGな方は華麗にスルーしてくださいませ~。
LOVE・SICK ~君の虜~ 18
(SIDE 蓮)
あれから…3週間、俺は言葉に出せない苛立ちをずっと抱えたまま過ごしてる…。
***
ふと視線を向けると…いたはずの場所に彼女の姿がなかった。
その時は…たまたま席を外してるんだろう…と気にも留めなかったが、
撮影が終っても…彼女は戻ってこなかった。
戻ってこない彼女…同じタイミングで仕事を終えた村雨に…
一抹の不安を覚えた俺は、撮影が終わると、急いで彼女の姿を探した。
楽屋へと行ってみると…そこから彼女の話し声が聞こえてきた。
「はい…わかりました。では…そうさせて頂きます。」
( なんだ…仕事の電話をしてたのか…)
…思わず、安堵してしまった自分に苦笑する…。
社長のせいで…いつも以上に、村雨のことを意識してしまっていた俺は…
どうやら過剰反応しているらしい…。
…彼女がアイツと一緒にいるんじゃないかって疑ったりするなんて 。
自嘲めいた笑いを消し去って…何事もなかったかのように楽屋へ入ると、俺に気づいた彼女が頭を下げ、電話を切りあげた。
「…戻ってこないから…心配したぞ、セツ…」
そう云ってそっと腕に抱きしめると…彼女はビクッと身体を強張らせた。
「…ご…ごめんなさい、心配かけて…ちょっとボスに報告をしてたの…」
ボス…って…電話の相手は社長…?!
社長と一体何を…と思ったが、とにかく、村雨と何かあったんじゃなくてよかった。
なのに 翌朝の彼女の行動に…変化があった。
いつものテーブルに用意された弁当…そしてその隣りには小さな包み…
その見覚えのある包みを見た瞬間…ドクンッと心臓がいやな音を立てた。
( まさか、また…アイツに?)
案の定…その日の弁当のおかずにはアイツの好物が入っていて…
いつの間にやら…なくなっていたその小さな包みの存在に…
俺は胸がギュゥっと締めつけられる感覚を覚えた。
( なんで…? )
昨日も一昨日も…特別変わったことなんてなかったはずなのに…どうして?
アイツにキスされてからというもの…彼女はアイツを警戒して距離を作って接してたはずなのに…。
俺の前では…いつもと変わらないセツ、だけどその日から少しずつ…何かが変わっていったんだ。
俺が撮影で拘束されてる時を狙って、彼女に近づくアイツ…。
それだけなら…いつもと同じ光景なのに…
日を追うごとにアイツに対して打ち解けていく彼女…。
それからしばらくすると…楽しそうにアイツと話す彼女の姿を見るようになって…
そんな二人の姿に…冷静でなんていられなくて…
なんとか抑え込んだつもりの怒りが、カインやB・Jの…底知れぬ狂気を醸し出す結果になるとは思いもしなかった…。
いつもならとっくに気づかれてるはずだろう…。
なのに、今回ばかりは、俺のこの感情に敏感な彼女でさえ…
演技だと信じて疑わないなんて 皮肉なもんだな。
だから、俺はずっと…この気持ちを抱えたまま過ごす羽目になった。
態度が変わった理由を知りたくて…だけど、知りたくなくて……。
それを知ったら…自分の心を抑えられない気がして…彼女には訊けなかった。
少しずつ、確実に…あの子に近づいていくアイツの存在が目障りで…
早く、アイツの前から彼女を消したいと思った。
撮影さえ終われば…アイツがあの子に近づく事はないって…そう思ってたから。
なのに…俺は図らずも、アイツが彼女の正体を知ってる事に…あの日、気づかされることになったんだ。
それは…社長からの1本の電話がきっかけだった。
映画の撮影も終盤を迎え、カインの帰国日程(仮)が2週間後に決まった時…
社長からかかってきた電話は…父さんの来日を知らせるものだった。
春に公開される父さんの映画…全世界同時公開を1週間前に控えたジャパンプレミアに、金字塔を打ち立てたダークムーンの主要キャスト達が招待されることになったんだ。
そして…それは折りしも、ヒール兄妹という関係が…解消される日でもあった。
約2カ月ぶりに再会したダークムーンのキャスト達…もちろん、そこにはドレスアップした彼女の姿もあった。
セツとして…お守りになってくれたお礼にと…今度は俺が用意したかったのに、
ドレス一式は父さんから彼女に贈られていた。
そして…その会場で俺は 。
WEB拍手
ご好評いただいてる 『 LOVE・SICK ~君の虜~ 』
一気に時間を経過させてしまったっっ…
だってね…書きたかったんだ。
この話の流れで…絶対出てくるだろう~~クー絡みの話を!
あとは…ナッちゃん絡みの話も…回想シーンも交えて…
書きていきたいな~とは思ってるんですが~~w
起承転結 でいうところの…
決に向かってる…って決戦の決やないかい?
火花散る散る~男の戦いはこれからこれから…?!
楽しいぞ村雨君妄想~~
実際の彼はどんな男っぷりを見せてくれるのか未知数だけど~~~
やっぱり、三つ巴大好きなみーとしては…
いい男二人に(それ以上でも可)一途に愛されちゃう女の子っていうのが
萌えるんだよね~~w
たった1話の村雨君でここまで妄想しちゃうなんて…我ながらすげーな、おい…
そんな…妄想ジャンキーなみーでした~。
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INカウントの数でランキングの順位が決まるんですが…
おかげさまで…先月に引き続き…ベスト10入りっっ しております。
いつもありがとうございます~っっ
メッセやコメ、拍手コメも返信が滞ってたりしますが
通販申し込みの際もコメントなど、ありがたいお言葉を賜り…すごく嬉しいです。
アクセス数の多さに…コメレスできない…シャイな読み専の方の期待も感じつつ…
まずは続きを…と頑張っていたりするみーです。 お返事もかけよっっ…