布施亜希子です。
心理技術を扱った
セッションやセミナーなどを通じて
つくづく感じるのは、
いかに日本人が
正しいやり方が、
とか
正しい手順で、
とか
こうしなさい、
ああしなさい、
というふうに
両親だったり
先生だったり
先輩だったりの
言うことや
世間的なルールに従って
生きてしまっていた結果、
ともかく、
やり方だったり
順番通り
の型にはめた考え方に
収まってしまっている人が
多いことを
実感させられてしまいます。
そして、
自分の言っていることが
正しいとか、
うまく言えたかなどを
もう異様なまでにこだわるのです。
私はつくづく思います。
それ、
本音、
ですか?
と。
うまく言えない、
の中身のほとんどは、
自分の中の
決してキレイとは言えないエゴを
キレイに見せようとするから
隠そうとするから
何も言葉が浮かばないだけなのです。
私も実際にそうでしたから、
本当に思うのですが、
キレイではないエゴを
隠したりやり過ごしたりしているうちは
決して
何の変化も起きません。
それどころか
人生がどんどん行き詰まって行きます。
そう、
やり方とか順番もそうですが、
ここで一つ問題なのは、
正しい正しくない、などの基準もまた
ややこしくさせます。
エゴが悪いもの、
と捉えるから
隠さないと、と思ってしまうのです。
そうではなくて、
エゴも、
自分の本質としては
必要だから存在するのであり、
まずは、
自分のエゴをこう言うものなんだ、と
シンプルにフラットに
認識することがまずは大事なのです。
エゴという、
偽の自分がいるから、
本当の自分も裏側では存在します。
本音をスルッと出していく人ほど
あっさり変化が早いのは
偽の自分に気がついて
本当の自分へと切り替えが早いから、
とも言えるのです。
もっとも、
トレーナー側が
隠そうとするエゴを
ガシッと掴めるかどうかにも
よるのかもしれませんが。
今回はここまでにいたします。
最後までお読みいただきまして
ありがとうございました。
愛と感謝をこめて
布施 亜希子