布施亜希子です。

 

 

このシリーズでは

ドラマの中にどのように

心理技術が散りばめられたのか、

あとはドラマのエピソードで私が個人的に気になったこととかを

ピックアップしながらお話いたします。

ただし、あらすじは書きません。

あらすじならばドラマHPで掲載されていますので

お調べください。

リンクを貼っておきます。

 

公式HP 第2話あらすじ

https://www.ktv.jp/bokura/story/02.html

 

それと、この記事を開いた方なら

ネタバレ的感想とやらにご興味を持たれたかと思われますが、

録画していてあとから見ようとなさる方は

ご覧になってから読まれることをオススメいたします。

(追記)1週間限定で見逃し配信されているようです。

気になる方は是非ご覧ください。

今回の見逃し配信はこちらから

**********************

昨日は諸般の事情により

リアルタイムでの鑑賞ができませんでした。

なので、私も

実は見逃し配信で第2話を見ました。

テレビはありますが

番組録画するデッキが自宅にはなかったので

実に便利な時代でございます。

 

 

今回のお話は、・・・

 

何度も申しますが

このドラマ全体が

心理技術的な仕掛けが入っているようですので

細かいところを挙げれば実にキリがありません。

 

なので、

おおよそは最終的には

くっつきそうな?ヒロインのお姉さんのエピソードを中心に

感想を述べていきたいと思っております。

 

前回では

ウサギとカメの話を聞かされた上に

「ウサギっぽいですね」と

主人公・一輝の言葉が

刺さったままでいるお姉さん。

 

歯の治療が終わっていないので

またもや一輝が治療にやってきます。

 

自分の歯を子供のころから大切に集めている一輝に

変わってると評するお姉さん。

それに代わって一輝に聞かれ、

抜けた歯は世間的な慣習に倣って放っていると答えると

誰が決めたのかわからないものに従ってるなんて変わってると

一輝に逆にそう返されてしまいます。

 

あくまで自分がこうすると決めたことを貫くのが一輝

あくまで世間的な常識に合わせて生きていくのがお姉さん

お互いの意見が全くかみ合いません。

 

診療時間を終え、

デートに向かう同僚を尻目に

前回のケンカ別れに終わったデートを思い出しては

恋人と会えないか連絡を取ります。

 

どうやら雑誌に自分のことが掲載され、

もう一つの職場である銀座でのクリニックの上司からは

評判が良くてお問い合わせが増えてると喜ばれてます。

それが若干苦々しい様子のお姉さん。

 

それでも恋人と約束ができたのか、

いそいそと買い出しに出かけ

たどたどしい手つきで

慣れない手料理をせっせと作ります。

そんななかチャイムが聞こえ

対応する前に雑誌をこっそり書棚に隠します。

 

初めはぎこちなくとも

お料理が進むにつれだんだん場が和んできます。

が、

恋人に雑誌のことを聞かれると

彼に気を遣ってかごまかしてしまいます。

 

また私は

あっちゃーーーーーーー

と思ってしまいましたね。

 

こういう小さなようで

大事なウソって後々響くのですよ。

 

するとほどなく食事が終わって

お茶を用意しようとしたお姉さんを

振り切るかのように帰る用意をしてしまいます。

 

気になる彼女のことならば

たとえきちんと知らされていなくとも

つい見てしまうのが男性心理。

実はちゃっかり雑誌に出てたのを知ってたのですね。

 

ただでさえ

気持ち的に離れつつあるところに

本当のことを言ってくれないとなると

もう信頼できなくなってしまうのは仕方ありません。・・・

 

あーら、

まーたこじらせちゃったのね・・・

 

この小さなようで大きなウソが

決定打になるかどうかはともかく、

積み重ねでいつかは・・・

ともなりかねません。

 

ビミョーな距離の恋愛関係でいる方はご用心を。

 

心理技術としては

どうして、

何のために、

その嘘は

必要だったのでしょうね?

というツッコミをいれて

深堀りたいところですが。

 

 

 

それから数日たって、

家政婦の山田さんが会合があるため

外食で焼肉屋さんに出向いた一輝。

 

歯の治療も終わって

お一人様焼肉を堪能しようと

ワクワクしてたところで

間一席はさんで隣に

お姉さんが

これまたお一人様焼肉してらっしゃるところに遭遇します。

 

この辺がドラマではあるものの、

 

お一人様焼肉なんて

これまたシュールな設定です。

 

お互いが苦手と思う同志の

お一人様焼肉遭遇。

これまた違う意味で

ぎこちないです。

 

焼肉を嬉しそうに

また味わい深くかみしめるように、

焼肉を食べる一輝に対し

 

お姉さんは恋人のことがあってか

ストレス解消で焼肉を食べにきたという

 

これまたお互いがかみ合わないシチュエーションです。

 

食べるのを目的できた一輝に対し

幸せそうなのを苦々しく思いながら

 

食べるのが目的ではないのですか?

と一輝に聞かれ

 

ストレスで食べてるんです。

と切り返すと

ストレスを言い訳にして食べに来たのですね

と痛いところを突かれます。

 

以前、刺さったウサギだと言われたことを

聞いてみても一輝にはさっぱり忘れられてしまって

余計に怒ってしまうお姉さん。

 

あなたのフィールドワーク?の話なんか

すぐ忘れますと嫌味を言ったところで

一輝は嫌味などスルーして

大好きなフィールドワークの話で

一人盛り上がります。

 

そんなかみ合わない会話をしながらの

お一人様焼肉をする二人。

 

すると、最後に一輝が言います。

 

一番好きになりたい人が好きになれたからそれでいい、

その人のことが嫌いで泣いてばかりだった、と

 

それが実は、

子供のころ嫌いで

好きになりたかった人は

 

僕です。

 

と。

 

お姉さんは

一瞬ハッとします。

 


・・・あまり用語解説はしませんが、

ここで一つお話をします。

 

世間や人の言う事などを基準として考えるのが

外的基準といいます。

 

一方、

自分の決めたことが基準でいることを

内的基準と言います。

 

さて、この内的基準の塊のような一輝は

外的基準を押し付けられる

学校や世間のあり方に

子どものころはうまく立ち回れなかったと。

だけど、自分のことがわかってくるにつれ、

自分のことが好きになって

自分自身とうまくつきあえるようになった、

そんなところでしょうか。

 

しかし、外的基準バリバリのお姉さんには

一瞬はハッと何かに気づかされたものの、

なんのことだかにわかには理解しがたいでしょう。

 

おそらく、

こうしたことが徐々に効いてくるのでしょうが、

それは次回以降のお楽しみ、

というところでお話はほぼ終わりました。

 

 

 

というわけで、

次回もお楽しみさまで。

 

 

 

本日もお読みいただきまして、

ありがとうございました。

 

 

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