こんにちは。公認心理師/心理カウンセラー/心理セラピストの石川美樹です。
本日は、
【友達から悩みを相談された時どう対応したらいいの?】というタイトルでお話ししようと思います。
まず、私の過去の大失敗例から。
友人のAちゃんは当時30代後半だったと思う。
「ねえ、 美樹ちゃん。相談にのってほしいんだけど、、、、」
と言われ。彼女の悩みを聞いていたの。
「実は、この歳になって英語をもっと学びたいと思ってるんだけど、
選択肢 1. 仕事を辞めてきちんとアメリカに留学する
→ しかし、退職となると戻ってきた時の再就職が難しいそうだし、、、、
選択肢 2. アメリカの大学附属の語学学校のサマースクールのみいく。
→ しかし、短期間じゃ英語力が伸びない気がして、、、、
選択肢. 3. 仕事は辞めず、外国にも行かず、日本で英語学校にいく
→ しかし、これだもモチベーションが上がらない気がするんだ
こんな感じで、彼女はどの選択肢がいいのかを相談したいと言っていたので、
私はこの言葉を真に受け、彼女とって、どの選択肢がいいのかを彼女と一緒に考えていこうと、
「Aちゃん、この3つの選択肢にそれぞれに10点をつけるとすると、何点?」
みたいな感じで、ちょっとコーチングっぽい手法で話してしまったの。
そして30分もたった頃かな? Aちゃん、、、、机をバンと叩いて、
「私、、、、あなたにカウンセリング受けにきたわけじゃないんだけど!!」怒
と、怒られたことがありました。
あちゃ、、、、、やっちゃった、、、、。
「そっか、Aちゃん、言葉通りに《どの選択肢がいいのか》を相談したかったのではなく、
ただ、友達として話しを聞いて受け止めて欲しかっただけなんだ。と思い、
その後は、ひたすら彼女の話を受け止め、彼女の話しをひたすら聞くことに徹すると、
最後に彼女は本音を吐露したのです。
「実は、美樹ちゃん(私)もBちゃん(共通の友人)も英語話せるでしょ。私、三人でいるとなんだか、自分がもっともっと頑張らないと思っちゃって、自分がとても能力の低い女性に見えちゃって、、、だから、もっと英語を頑張りたいなと思ったの。
今日は聞いてくれてありがとう。答えは出ないけど、スッキリした。これからもずっと友達でいてね」
と言われました。
そうなんです。
友人から悩みを相談された時、その相談内容ではなく、
ただ話しを聞いてほしい。私の悩みを受け止めてほしい
をまず最初にやってあげてください。特に女性の場合は受け止めて欲しい、共感して欲しい、たた話を聞いて欲しい傾向はとても強いのです。
ですから、まずは傾聴と言って、ひたすら友人の話を「うんうん。と言って聞いてあげてくだいさい。
聞いてあげるのが8割。自分が話すのは2割くらいでいいのかもしれません。
そして、その話の中の言葉を使って(感情の言葉があったらそれも入れてね)、
「その悩み辛いね」とか、
「そっかAちゃんは,3つの選択肢で悩んでいるのね。選べないよね、、、選ぶの難しいよね」
のように、共感してあげてください。
例えば、
「夫と喧嘩して、本当に怖くて怖くて仕方ないの。どうすればいい?」と悩みを相談されたら、どうすればいいかの解決策を提案する前に、まず話を聞いて、彼女の《怖くて怖くて仕方ない》という言葉を受け止めてあげてください。
ポジティブな言葉を投げかけてあげたくなることもあるかもしれません。
しかし、怖くて怖くて仕方なく、自分でもポジティブになろうとしてもなれないから、あなたに悩みを相談しているわけです。
「怖い怖いなんて言ってると、相手につけ込まれるよ! ここは反対に言い返すくらいの度胸をもちなよ!」などどは言わないであげてくださいね。
「そっか、怖くて怖くて仕方ないんだね。それって苦しいね。
どうしたらいいんだろ? どうしたらいいかわからないよね」
と、まず最初に寄り添ってあげ、
そして、
「私はいつでもあなたの味方でいるからいつでも相談して。愚痴でもなんでもいいから。話してくれてありがとう」
と、言ってあげられるといいかもしれませんね。
反対に、もしあなたが誰かに悩みを相談したいなと思ったときは、
友達に話すなら、その友達は選んだ方がいいかもしれません。
本当に落ちている時に、ポジティブすぎる友人に話してしまうと、
悩みを否定されたように感じることがあります。
わかってもらえない苦しみを味わうことがあります。
もし、そのような友人が見つからないときは、
プロのカウンセラーを見つけて相談してみることをお勧めします。
本日は、
【友達から悩みを相談された時どう対応したらいいの?】というタイトルでお届けしました。いかがでしたか?
もし、あなたが近くに相談する人がいなかったら、私でよければ連絡ください。
《幼少期の心の傷からの生きづらさ》をメインに活動していますが、悩みをひたすら聞いてあげる傾聴も得意としているので、
そんな時に、ぜひご連絡くださいませ。
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ではまた次回をお楽しみに。