こんにちは。公認心理師の石川美樹です。
本日は、私のクライアントさんの悩みでもダントツに多い、
「自分を愛することが分からないんですよ〜」
「自分を愛するってどうすればいいんですか?」
「自分を愛することっていまいち難しい」
というお悩みに対して、解決へのヒントをブログにしようかと思っています。
なぜ、自分を愛することが必要なのか?
自分を愛することが分からないという方の特徴
自分をどう愛していいか分からない
自分を愛するには●●がないとダメだと思っているタイプ
自分を愛することができるようになることが恐怖とつながっているタイプ
自分を愛することができるようになるための解決法
なぜ、自分を愛することが必要なのか?
よく、自分を愛しなさい、愛することが大切だとか心の本や心理学などで言われていますが、なぜ、自分を愛することが必要なのでしょうか?
スバリ!!!!
人生、生きやすくなるからです。
さぁ、このブログで、人生を生きやすくするための一つ「自分を愛すること」を少し解説していきましょう。
自分を愛することが分からないという方の特徴
自分を愛することが分からないや難しいと思ってしまう人の特徴として、
1. 自分をどう愛していいか分からない
2. 自分を愛するには●●がないとダメだと思っていタイプ
3. 自分を愛することができるようになることが恐怖とつながっているタイプ
と、この3つくらいに分けられるのではないかなと思っています。では、それぞれを見ていきましょうか?
自分をどう愛していいか分からない
このような方は、「どう」HOW TO が分かっていない。漠然と「自分を愛しなさい」とか、「愛した方がいい」と言われたけど,具体的にどのようにしたらいいか分からないタイプです。
例えば、占いやヒーリングとかで、「自分への愛が足りないですね。もっと自分を愛してあげてね」と言われ、「そっか、足りないのか。でもどうやって?」と、思ったまま占いやヒーリングが終わってしまい、具体的なHOW TO を教えてもらえなかったタイプです。こんな方は、そのHow To を検索してみたり、本を買ってみたりするけど、そのHow to さえいまいち分からないというかたが多いイメージがあります。そんな方は、下記のタイプが混ざっていないかみてみてください。
自分を愛するには●●がないとダメだと思っているタイプ
この●●には、その方の価値観や固定観念が入ります。例えば、
「自分を愛するには、他の人より秀でている何かがないとダメだ」
「自分を愛するには、恋愛した時のような、自分への強い愛する思いが湧かないとダメだ」
「自分を愛するには、褒められる点がないとダメだ」
「自分を愛するには、愛しているよと言われる彼がいないとダメだ」
などなど、●●はその人それぞれの価値観や固定観念が入りますが、それが強すぎるタイプです。
そもそも,
「自分を愛するには、自分を愛しているというわかりやすい何かがないとダメだ」と、テストの解答のように、質問 Aに対して、「はいはい、愛するってこうね」と思っていないとダメだと思っている人もいますね。
自分を愛することができるようになることが恐怖とつながっているタイプ
自分を愛するというイメージが、
「プライドが高そうに見えて人から叩かれる」とか、
「愛することができるようになると、わがままに振る舞ってしまうのではないか?」
「自己満って思われて嫌われそう」
など、自分を愛することが、恐怖や痛みとつながってしまっているタイプです。
自分を愛することができるようになるための解決法
【 解決法その1】
愛するという言葉を大袈裟に考えずに、まずは自分を褒めるところから始めてみましょう。
夜、寝る前に、最初は3つ。慣れてきたら5つ。もちろん10個でもいいですよ。
自分を褒める言葉をノートに書き綴ってみましょう。
・面倒だと思っていた書棚の整理を1段だけでもやった私! → よくやったね。すごいよ。
・暑さで植木がクタッとしいた。それに水をあげた私 → よく気づいたね。ありがとう。
・駅でハンカチを落とした人に声をかけてあげた。→ 恥ずかしかったけど、よく気づいたね。素晴らしいよ。
こんな感じで、どんなに小さいことでもいいので、寝る前にまずは3つ書き出す練習をしてみましょう。
「愛する」なんて、壮大なイメージでなくていいんです。ただ、まずは小さいことでもいいので、自分を褒める練習から入りましょう。
【 解決法その2】
ダメ出ししたい気持ちが沸いたら、それに反論し、ポジティブな側面を見てみよう。
・ダイエットしていたけど、どうしても甘いものが食べたくなってチョコレートを1枚食べちゃった、、、、。(ダメ出し)
(反論)しかし、身体が甘いものを欲していたんだ!。 身体の声に正直に行動した私、ヨシヨシ。よくやったね。すごいよ。
・本当はウォーキングで8000歩を目標としていたけど(ダメ出し)
(反論)こんなに体が疲れているのに500歩も歩いたよ。そんな私、本当によくやった!
こんなイメージかな。
【 解決法その3】
上記の1と2に共通しているのですが、どうしても「愛する」ということに対して壮大なイメージを持ち過ぎてしまうので、自分のポジティブな側面。それも0.000000000001 でいいので、褒めてみましょう。
0.00000000001でいんですよ。
・「本当は息子に毎日手作り弁当を持たせてあげたいけどできていない」
→(0.0000000001 褒めてみると?) でも、全部冷凍食品だけど毎日作って持たせたるよ!
・「夫に嫌味を言われてむかついてイライラして言い返して八つ当たりしちゃった」
→(0.0000000001 褒めてみると?)→ でも、その気持ちを隠さずにきちんと話せたって偉いよ。しかもその後、ワイシャツにアイロンかけてあげたし!!
何度も言いますが、0.000000000001でいいんですよ。それなら、見つけやすいですよね。
【 解決法その4】
インナーチャイルドを癒してあげる。
私たちの価値観や信念パターン、固定観念を作り上げているのは幼少期からの繰り返しの記憶なんです。その繰り返しの記憶の中に、愛された経験がなかったり、自分を愛することを学ばせてもらえなかった環境にいると、どうしても、自分を愛することが下手くそになってしまいます。特に、その経験や環境からくるものが、心に「傷」となっていれば、なかなか自分を愛するとか、好きになることが難しくなり、どうしても生きづらい人生になってしまいます。
ですから、この幼少期のインナーチャイルドを癒してあげることが大切です。
私のブログを初めて読んで「インナーチャイルドって何?」と思われた方。まずはこちらの記事を読んでみてください。
インナーチャイルドとは、
https://ameblo.jp/aquatone/entry-12815776626.html
そして、今回のこのブログでは、簡単に自分のインナーチャイルドにアクセスするために、自分自身にこんな質問をしてみてください。
質問「私、幼少期に愛されてきた? 愛することを教えてもらった? 愛することで何か傷を得た経験あるかな?」
そして、それに対して何か答えらしきものが見つかったら、目の前に柔らかそうなぬいぐるみを置いて、自分の幼少期のに見立てその子を慰めてみてください。
「小さい頃に、愛どころか、いつもきつく怒られてたね。ヨシヨシ」
「自由奔放にしていたら、お前は自己愛が強すぎる!と怒られたね。でも子供だもん。そんなの当たり前だよね。悲しかったね。ヨシヨシ」
「共働きだったし、家族旅行って行ったことなかったね。それじゃ、家族愛ってわらないよね。寂しかったね。ヨシヨシ」
こんな具合に、ぬいぐるみをインナーチャイルドに見立てて、ヨシヨシと背中を撫でて癒してあげけください。
これだけでも、今、自分を愛してあげることができているんですよ!!!
自分を愛することが分からないと思って悩んでいるあなた。
ぜひ、このブログから何か自分に合った方法が見つかるといいな。
では、また。