こんにちは。公認心理師&心理セラピスト石川美樹です。
今回は、ママ友の輪が怖い時の3つの対処法をお伝えしようと思います。
 

ママ友の輪が怖い原因トップ2

原因のトップ2は、あくまでも、私が個人セッションをした中で多かったケースなので、もしかしたら、このケースに当てはまらない方もいらっしゃると思いますが、対処法に関しては、この2つの原因に当てはまらなくても大丈夫ですので、ぜひ最後まで読み進めてみてくださいね。

トップ1
【自分が話しかけたのに無視されたり、違う話題に持っていかれてしまうのが怖い】
輪の中で自分が透明人間のような感じがして、怖くなるというタイプです。
 

トップ2

【マウントを取るママが輪の中にいて、またマウントを取られてしまうのではないかと怖くなってしまう】

ママ友の輪の中にボス猿的な人がいて、「我が家は5LDkで庭で自転車が乗れるほど広いのよ」とか、「え、クッキーを作るのにそんな安いバター使ってる? 我が家は●●高級スーパーの1つ1000円するやつよ」と、毎回マウントを取られ萎縮してしまうので、怖くなるタイプ。

もちろん、上記以外にも怖いパターンは人それぞれ微妙に違うので、もっと多く存在します。

 

ママ友の輪が怖い時の2つの対処法

その1
【怖い感情をきちんと吐き出す】

もし上記のような場合だけでなく、ママ友の輪が怖いと感じている方は、その怖さの中に、どんな感情が含まれているのかをちょっと考えてみましょう。
このような質問を自分に問いかけてみてください。

問いかけの言葉。
「私、怖いと感じている時、また透明人間のように感じてしまうことのどんなところが嫌なのかな?」


この「どんなところ」という質問がポイントです。

 

「孤独感を感じるから」
「屈辱感を感じるから」

「悔しさを感じるから」
「怒りを感じるから」

「自信のなさを感じるから」

そして、その答えが孤独感なら、その孤独さんに(人格があると仮定して)、紙でもいいですし、スマホのメモでもいいので、その孤独さんに心の吹き出しがあったら、その吹き出しにどんな言葉を書き入れますか?

「無視しないでよ!  きちんと私の話も聞いてよ!」などが出てくるかもしれませんね。
孤独感以外に、もしかしたら悲しみさんや怒りさんも出てくるかもしれませんね。

どんどん、その吹き出しから出てくる、言葉を心と身体から出していきましょう。
もしかしたら、以前、私が作ったパペットを使って吐き出す方法の方がやりやすい方もいるかもしれません。

パペットを使うと、自分のようで自分でない感覚がするので、感情を出すことに罪悪感を感じている方は、こちらがいいかもしれませんね。

 

 


この対処法1は、怖いとき、その場での応急処置には使えませんが、より深いところにアプローチできる対処法と言えるでしょう。


その2
マウントをとるママが怖い場合は、
【マウントをとる相手の中には自信のなさがあるんだと思う】

マウントをとってくる人は、実は、その人の中に自信のなさがあるんですね。「自信のなさ」ですよ!!  
自信満々のように見えますが、それは仮面で、自信がないから、相手を下げることで自分が上になり(上になった気がする)ので、相手を落すこと(下になってくれること)に躍起になっている卑怯な人なんです。ですから、怖くなればなるほど相手の思うツボです!!

そこに気づくだけでも、少し恐怖がやわらいできますよ。 

「ふん、本当は自信がないのよね。私が怖がったら、まんまと相手の思う壺だわ」

くらいに思ってみてください。


 

でもまだまだ怖いすよね,,,,,

でも、その怖さを根本から見つめていくために、さぁ次の3つ目を知ることが大切です。
 

3つ目の対処法 自分のインナーチャイルドを癒す

ママ友の輪が怖いだけに限らず、怖さの原因の一つには、幼少期の心の傷、インナーチャイルドが関係しています。
インナーチャイルドって何?とい方は、こちらの過去記事を読んでみてくださいね。

 

 

Aさんのケースです。
Aさんは、仕事でもママ友の輪でも、夫からもマウントをすぐ取られ、すぐに凹んでいました。ですから、人の輪に入るのが怖くて仕方ない。でも子供のためには仕方ない、、、、でも怖い、、、、。
それは、自分が悪いから、自分の振る舞いが悪いからだとずっと思っていたので、自分に自信を持つ方法とか、自己肯定感を高めワークショップなどに参加しましたが、全く好転せず、私のところにいらっしゃったのです。
彼女の幼少期のお話しをじっくり聞くと、彼女の母親が教育ママだったようで、テストで90点だったとして、褒めるどころが、そのできなかった10点を責めるタイプだったそうです。褒められた記憶がないとのこと。
保育園のお迎えもいつも最後で、「寂しかった」というと、「寂しいなんて弱い子が言う言葉だ!」と、受け止めてくれるどころか、反対に怒られてしまっていたそうです。

そこから、彼女は、何か怖いことや、不都合なことが起こると、「悪いのは全て自分のせいだ」と、思う癖がついてしまったのです。涙

そのインナーチャイルドを癒し、彼女が思い込んでいる「悪いのは全て私のせいだ」という心のメガネとブレーキを解除することにより、現在、彼女は、ママ友が怖いと思うこともなくなり、マウントを取られても屈辱に感じることもなくなり、今は、子育てに料理教室に楽しい日々を送っています。

そうなんです。
3つ目の対処法は、怖い大元の、幼少期の心の傷「インナーチャイルド」へアプローチし、その傷を癒し解決してあげることがとても重要になってくるのです。

いかがでしたか?

もっと、その場ですぐにできる応急処置ほうが知りたかったかな?
しかし、人生、長い目で見ると、このようにじっくりと、自分改革をすることが実は近道になるんですよ。

 

 

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