こんにちは。公認心理師の石川美樹です。

みんなさん。ベンゾジアゼピン系のお薬をご存じですか?

このお薬は、いろいろな種類があって、
主に、不眠、不安、心身症に使われるお薬で、心療内科や精神科以外でも処方されているお薬です。
筋肉痛で整形外科に行ったら、デパスというベンゾジアゼピン系のお薬を出された人もいます。
婦人科で更年期障害で処方された方もいらっしゃいます。
眠れないことで内科で処方される方も多いですね。

さてこのお薬、
即効性があって、副作用もそれほど大きくなく、医師にとってはとても使いやすく、患者さんも即効性を体感できるで重宝されがちなお薬なのですが、実は、とても癖のあるお薬で、
長期服用で依存性や耐性が形成されやすく、一度服用し始めると辞めるのが困難になる体質の人も多く存在し、現在では、厚生労働省より4週間以内の服用に止めることと注意喚起がされてるくらいです。
※ベンゾジアゼピン離脱症候群 Wikipediaより

 

 


このベンゾジアゼピンで一番厄介なのが、
症状が好転したので「さぁ、やめよう」となった時に、
医師の認識不足で、一気に薬をやめさせられたり、
急減薬させられたり、
風邪薬と同じ感覚で、自己判断で急にやめてしまうと、

離脱症状と言って、
その薬が持っていた作用と反対のことや、原疾患(薬を摂る前お症状)にはなかった耐え難い症状が出てくるので、
離脱症状に陥った人は、


《生き地獄》

と表現するような離脱症状が現れることがあります。
※これは個体差が大きく、全く出ない人もおりますが、出やすい体質だとほんとんうに地獄を味わいます。


実は私、
今思えば、コーヒー飲み過ぎ、コロナ禍のマクスで酸素不足、更年期が重なり、
2021年の12月、友人と喫茶店でコーヒーを飲みながらおしゃべりしていたら、呼吸が苦しくなりプチパニックになってしまったのです。パニック障害の友人が頓服の薬を持っており、「お守りになるから。あなたももらっておいた方がいいよ」と言われ、
気軽に頓服をもらうつもりで心療内科へ行ったところ、

「あなたはパニック障害。きちんとしばらくは毎日薬を飲まないと治りません」

と言われ、それまでは、ほとんど薬を飲まず、自然療法やセルフワークで対処していたのですが、
仕事柄、周りに薬で好転している人もいるのも実際見ているので、
ここは全てを否定せずに飲んでみようと、この薬を2週間飲んでしまったのです。

その後、症状はすっかりよくなったのですが、その医師は30秒診察でほとんど薬の説明もしてくれず不信感があったので、医師を変更しその薬を一気にやめたところ(正確には5種類の多剤処方から1つに変薬)、一気に地獄に落ち、10日間昼も夜も寝れず、血圧は常に高く、激しい焦燥感と激しい動悸、体の激しい硬直に見舞われ、「お願い殺してくれ〜!」のような地獄を味わいました。本当に生き地獄でした。

一つ海外の臨床心理士さんが自分自身が体験した離脱症状を語ったYoutubeを貼っておきます。これをご覧になっていただけるとどれだけ地獄かが分かってもらえるかもしれません。

 

 


私自身のベンゾジアゼピンでの辛い地獄体験や減薬などのストーリーはまた別記事でご紹介していこうと思いますが、
この、ベンゾジアピン離脱症候群の離脱症状は、家族や友人どころか知識のある医師も少ないのが現状です。
これは心理カウンセラーしかりです。

よって、2024年の現在も、私自身もまだまだ辛い離脱症状は続いしていますが、
少し落ち着いていますので、
この生き地獄を味わった心理カウンセラーとして何か活動でできないか?
私はこの苦しみを本当に心から理解できます。

もし、今、あなたが、この離脱症状での苦しみ、わかってもらえない苦しみなどを、プロの心理カウンセラーに相談したいという方がいらっしゃいましたら、通常の私のプログラム料金よりかなりお安く料金設定しておりますので、まずは問い合わせください。
(基本30分¥4000(税別) 延長10分 ¥1500(税別))
(※減薬、断薬の具体的な相談ではありません。あくまでも苦しみに寄り添い、苦しみとどう向き合っていくかなど、少しでも心を軽くしていくためのお手伝いです。もちろんプロのカウンセラーでなく、当事者のブログなどのほうが心から軽くなる方もおりますので、いろんな当事者と繋がることも、大切かなとも思います)

本当に、孤独なんです。
地獄の苦しみ+分かってもらえない苦しみなので、、、、

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