今日持ち込まれたパソコンはPanasonicのCF-S9という比較的新しいノートパソコン。
どうも今回の震災にあわれた方のお知り合いのパソコンようで、どこかのブログにAQUA TECHの事が掲載されていたということで、わざわざ箕面から電車に乗ってこられました。
自宅は関東の方らしいのですが、一時的に大阪市の箕面に仮住まいされているという話でした。
心中お察しいたしましたが、かける言葉も浮かびませんでした。(情けない)
症状としては、昨日 液体をこぼしてしまい、液晶ベゼルと液晶パネルの間に入ったらしく、その後バックライトが点灯しなくなったようです。
実際に液晶ベゼルを外してみると、LED液晶を使用しており、液晶下に付いている基盤の一部が破裂したようになっており、部品の跡形もなくなっていました。
進入した液体は水というお話を頂いていたのですが、中は水とは思えない粘性のある液体でした。
すでに錆も発生していることから、だいぶ以前に進入したものと思われました。
液晶の左隅にも割れがあることから、今回は補修修理ではなく、液晶パネルの交換が必要でしたが、適合する液晶パネルが手元になく、探してみたところ、取引先の1軒に液晶パネルがある事がわかりました。
仕入れ値を確認すると、市場価格の半額位でしたので、少し気になったのですが早速発注をかけようとしたら、取引先から折り返しの電話があり、「表書きの型番は同じなのですが、箱の中身は互換液晶でした」というオチ
純正液晶型番は、東芝製 LT121DEVKP でかなり高価な液晶、しかも液晶フレーム部分が極薄+ネジ止め無しという仕様。
Panasonicで修理したら、10万円コースではないかと思います。(もともと高額ですが・・・)
純正は非光沢で、互換品は光沢液晶ですのでまったく同じではないのですが、仕入れ元の話ではPanasonicでも修理用にこの互換液晶を使用しているとの事でした。(ほんまかいなぁ)
お客様も思っていた金額よりだいぶ安い金額だったのでしょう、気持ちよくOKを頂、液晶交換することになりました。
在庫は1枚しかないので、ギリギリセーフでした。
追加で仕入れは可能ですので、修理が必要な方はお早めにご連絡くださいね。
では・・・