今日のサポートは、Windows VistaでWindowsメールの受信メッセージを開くと白紙状態になり、今までのメッセージも「メッセージが見つかりません。 このメッセージのコンテンツが見つかりません」と表示され、見ることが出来ないという症状のお客様。
Windowsメールは、仕事でお使いのようで受信トレイに3つのフォルダが作成されており、それぞれにメッセージルールが設定してありました。
その中のひとつのフォルダのみのメッセージが全て白紙状態になり、新たに入ってくるメールも白紙という状態でした。
特定のフォルダのみということは、フォルダを新しく作り直せば直るかも?と思い現在のフォルダの名前を変更後、新しいフォルダを作成して、その中へメッセージを移動しようとしましたが、エラーが出て移動もできませんでした。
せっかくフォルダを作ったので、メッセージルールを作成しなおして受信テストを行ってみると、ちゃんとメッセージは表示される状態になりました。
ただ、今まで受信したメッセージが白紙のままでは困るということで、メッセージの保存先がどのようになっているのかを確認してみました。
ちなみに保存先は「C:\Users\ユーザー\AppData\Local\Microsoft\Windows Mail」の中に保存されており、中に「Local Folders」というのがありますので、その中に「Inbox」というフォルダがありますので、これが受信トレイにあたります。
「Inbox」の中を見てみると、フォルダ分けしている通り、3つのフォルダがありましたが、該当のフォルダの中身のみ空っぽ状態でした。
これでは白紙になる訳です。
メッセージを移動しようとすると、エラーが発生するということはもしかしたら、エラーのあるメッセージが混じっているのが原因かもしれないと思い、MessageStoreの再構築をやってみました。
方法ですが、先ほどの「Windows Mail」フォルダの中に「Backup」というフォルダがありますので、それを開くと「new」フォルダがあります。
その中に「WindowsMail.MSMessageStore」というファイルがありますので、それを削除して再起動します。
もし、削除できない場合は、一旦電源を落としてから電源を入れ、メーカーのロゴが表示されたらすぐにF8を押して、セーフモードを選択して起動してください。
セーフモード起動後に行うと削除できます。
削除できたら、必ず再起動してください。
エラーのあるメッセージは自動的に削除され、エラーの無いメッセージはそのまま残ります。
今回は、この方法で正常にメッセージを表示する事ができました。
後で色々調べてみると、この方法でも駄目な場合も多いようですので、ご参考まで・・・