先日、アクアストアにいらしたお客様から、
「ペットボトルの水ってなぜそんなに賞味期限が長いんですか?
ペットボトルの内側に防腐剤が塗ってあるから
大丈夫って聞いたことがあるんですが‥」
という質問がありました。
たまたま見たブログなどにも、
「ペットボトル入りのミネラルウォーターなどには
防腐剤が入っているものが多く
そのおかげで消費期限が2年以上などと
有り得ない日数になっているわけです
本来安心!安全!と言われる純水は2日で腐ります。
しかしペットボトルのラベル(原材料名)に防腐剤の名は記載されていません。
それは何故か?
それはお水に防腐剤が含まれているわけではなく
ペットボトルの内側に塗布されているからです
最初は良くても長時間触れていれば
防腐剤は水の中に溶け出します。
そして結果的には防腐剤入りのお水になってしまうのです・・・」
なぁんてことが、さももっともらしく書かれていますが、
実際、防腐剤云々の話は全くのデタラメです。
私が言ってももう一つ説得力がないという方のためにも、
PETボトルを製造する会社の方にきちんとウラをとっています。
本来、天然水(純水とは異なります)は汚染する原因物質がなんらかの理由で混ざらない限り、
腐ることはなく、何十年、何百年と流れ続けています。
しかし、実際にそれを採水し、ボトリングやキャッピングする際に、室内の空気に触れるため、
その時に、腐る要因となる物質と全く接触しないわけではないので
賞味期限が設定されているのです。
純水が二日で腐る、というのも、空気中の汚染物質に触れるから腐るのです。
PETボトルに入れている水だって、ふたをあけて常温で置いておけば
二日で腐りますから。
大体、ボトルに菌を殺すための防腐剤が塗られていたとしたら
とても臭くて飲めたものではないと思います!
皆さん、間違った情報に惑わされないように
してくださいね!!