任せろ!俺の出番だ! | Aquariusのブログ

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 今日は朝から楽天銀行口座解約の格闘で、そのあとゆめタウンに出て早めに昼飯とお買い物をやっつける。家に戻って荷物を置いたあと、さて何をしようかと考えたらそういえばポセイドンの完成艤装をまだ見ていなかったことに気がついてそのままマリーナに直行する。誰もいないので見たあと帰ろうとしたら、なんとまあ偶然にも林船長がやってきた。

 

 一緒に来た人がガーミンのジャンパーを着ていたので、ああ高知のガーミン販売店の人がセットアップしに来たのだとすぐに分かった。この艇にはGPSMAPの12インチ2枚に10インチが1枚、それにサテライトコンパスにレーダーと各種センサーが山盛りで付いている。だいたいガーミン純正のネットワークハブなんて、正直言って初めて見た。

 

 それぞれは専用ケーブルやLANやNMEA2000で接続されるが、パソコンと違って繋げば動くというような簡単なものではない。それぞれ接続の順番や設定や下手をするとBIOSアップデートが必要で、それでも本体が文鎮化したりするリスクがある。スマホにガーミンのアプリを入れると機械の管理が出来るが、現状ちゃんと動いているシステムなら自分でアップデートはしないほうが良いと思う。windowsだってOSのメジャーバージョンアップはしない方が良いんだよ。

 

 専従メカの宮野くんを巻き込んで数時間の格闘の末、めでたく全部のセットアップが完了した。あとは配線を整理してパネルに埋め込んで完成なのだが、ここでノイズサプレッサのフェライトコア多数を付けねばならなくなった。実を言えばこの作業はアースやノイズに詳しい人間がやらないとまったく意味がないので、しょうがない僕が最後の仕上げをやっつけよう。

 

 NMEA2000の配線がテンポラリだったのと、用意されているフェライトコアがやたらとでかいものばかりなので、とりあえず配線を完成させたあと本体を固定せずにいてくれと頼んで今日は作業終了だ。GPS同士はどれだけノイズを拾ってもバグらないが、AISや国際VHFや業務無線などにノイズが入るのは困るのだ。

 

 僕はオーディオや無線機の自作を真空管時代からやっているので、どうすればノイズを押さえられるかやアースやケースにどう電流を流すかなどを、基礎から身をもって学んできた。おかげで最適解はすぐ分かるから、まあ効果はどうあれ他の誰がやるよりもマシだろうからやっつけよう。

 

 ノイズ対策をしたあとは、無線機の出力測定とアンテナのSWR測定をする。うちには終端型の500MHz/1kWのパワー計と500MHzまで測れるSWR計があるが、これをやらないと無線機やアンテナやケーブルの不良が分からないではないか。これってつまりFGノットを巻いたあとのリーダーを引っ張るテストと同じだから、僕からすればやって当たり前のこと。

 

 カズワン遭難事故を受けて、世の中のすべての遊覧船・海上タクシー・遊漁船に携帯電話以外の連絡手段と位置情報発信の義務化がされるはずだ。携帯が駄目となれば無線だが、陸上との通信となると漁業無線は駄目で現状では国際VHFしかない。位置情報発信は無免許で使えるAISで良いので、前者を無資格化して搭載義務というのが落とし所か。

 

 ちょっと林くんにあおられたというのもあるけれど、うーん僕も国際VHFとAIS積もうかなあ。最悪のときにワンボタンで救難信号を出せるというのは、それなりに価値のあることなんだよね。