すごく久しぶりにサンゴ堂に行ってきた | Aquariusのブログ

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 今日は昼から新宿に出て昼飯にしようと思っていたが、新幹線架線事故のせいでりんかい線が止まってしまった。それではと釣具屋検索をしたら昔懐かしいサンゴ堂がヒット!ところが良く見ると店の住所が違う?あれ?渋谷?どうやら僕が知らないうちに、世田谷の環七沿いから渋谷の街中に引っ越したらい。サンゴ堂の須藤ちゃんとは30年以上前からの付き合いなので、予定を変更してお店を訪ねてみることにした。場所は宮益坂交差点からすぐのビルの1Fで、こりゃ家賃すごいんじゃないかな。

 

 ずいぶん久しぶりに会う彼はしっかりおじさん化していたが、奥さんともども元気そうで両親の介護の苦労話などで大盛り上がりだった。僕の近況を話したらFIREした!と大騒ぎで、僕にしてみれば彼のように商売繁盛の方がはるかに羨ましいのだが、結局は投資やら住宅ローンやら税金やらの人生相談会になってしまった。彼にもアドバイスしたが、投資というのは銀行預金より少しマシ程度のレバレッジがベストで、放置しておいて配当で旨いものが食えたら万々歳くらいにした方が良いと思う。

 

 親を送ったり施設に入れたりという大騒動があったようだが、子供の学資負担を含めて乗り越えられたのは彼の商才のおかげだろう。マンション2つ売って1つ買って、おまけに店の入っていたマンションの建て替えで渋谷駅徒歩数分の立地に引っ越してかなり大変だったはずだ。完全な個人経営の釣具屋がこのご時世に渋谷駅徒歩圏内に店を借りてペイするなんて、正直かなりの売上だろう。話を聞くとコロナ禍は完全にプラス推移で、昨今はその反動からちょい落ち程度らしい。

 

 ふと思ったのだが、その30年来の友達や仲間たちはそのほとんどが現状ハッピーエンドになっている。これってほとんど奇跡のような話で、東京で自営やっていて生き残って幸せでいる確率なんてたぶん1%程度だろうと思うが、僕の周囲はそのほとんどが順調に過ごしているようだ。もちろん例外もあって会社と土地建物を払った仲間もいるが、それでもとりあえず自宅は残ったようだし十分ラッキーだったと思う。

 

 でもまあ、正直言うと、ドツボっちゃったであろう知り合いも少なくないはず。断定でないのは付き合いを切ったからで、人として大事なことが分らない人とは縁を切った方が良い。人生は運、そして運は人なのだ。お金に固執するのは別段問題ないが、自分の財布以上に見栄や環境にこだわる人はだいたいだめだ。自身のインカム以上のものを求めるなら、庭に石油が吹き出しているような王様や女王様をやっつけるしかないではないか。

 

 それはともかく。関東エリアでの「釣り道具」のあまりのすごさに、正直言ってかなり驚かされた。イカ釣り竿はそこらの深海竿並だし、マグロ竿は1本40万円だし、ティップランは去年くらいからようやく始まったそうだし、大味というか何というか瀬戸内で45グラムのタングステンでタイラバを巻いている自分とは別世界であった。遊漁船の乗船料も含めて、関東で釣りをやるには月10万じゃ足りないなと思った。