今日も、釣りじゃなく料理と読書。

 

前回作った台湾ミンチ。
大量に作ったので、冷蔵庫に保管してた。
これは、使わねば!

太めのパスタにニラ、もやし、卵黄。
そして、台湾ミンチ。
台湾パスタの完成!!

美味い!
 
翌日も、台湾ミンチ!

讃岐うどんに、ニラ、もやし。
そして、台湾ミンチ!
台湾うどん!!

美味い!
・・・。
ダイエットできんがん。
 
リュウジが調査してた。

なるほど!

冷凍うどんにかけるつゆね。

早速、近所のバローで買ってきた。
・・・ダイエットできんがん!
 

 

最近読んだ(Audibleで聞いた)本!
↓これね。

著者の草薙龍瞬は、中学を中退し高校にも行かず。

なんと、大検で東京大学法学部卒・・・。

37歳で出家し、インド、ミャンマー、タイに仏教留学。

ミャンマー国立国際上座仏教宣教大学専修課程修了。

・・・筋金入りの仏陀崇拝者のようだ。。。

 

現代は情報にあふれ、人間関係の摩擦や理不尽にさらされやすい。

さらに、「怒り」は負の感情として避けられがちだよね。

そりゃ、溜まるよ。

熟成された超ストレス社会の誕生!

 

一時期流行った、アンガー・マネジメント?

ぬるい!あまい!よわい!

 

怒りを適切に表現・管理する「怒る技法」は、ストレス軽減と自己防衛のための重要なスキル。

著者は、仏教の教えを現代のストレス社会に応用した実践的な「メンタル・アーツ」を提唱している。

リベラル・アーツやマーシャル・アーツみたいな。

 

まず、前提!

この本は、原始仏教、特に仏陀を最強と崇めている。

そして、他者の心は完全には理解できない。

その為、妄想や願望による判断がもたらす危険性を理解する。

 

核心!

相手が投げてくる怒りや不当な言葉は、まず「そのまま返す」ことから始まる。

そして、心は、誰かに理解してもらえたときに初めて癒やされるもの。

「怒る技法」は相手を変える魔法ではなく、自分の心と行動を守るためのスキルである。

 

 

世の中には、本当に傲慢な人がいる。

まぁ、実際は心の弱い人間なのだけれど。

そんな人が使う「相手の選択や自尊心」を狭める典型的な手口。

  • 押し通し:一方的な命令や断定
  • 囲い込み:多数派を持ち出して正当化
  • 下げ落とし:弱みを突いて黙らせる
  • 上げ落とし:いったん褒めてから突き落とす
  • 着せ倒し:過去の恩を盾にする
  • 比べ落とし:他人と比較して劣等感を煽る
  • 突き放し:冷たく突き放して動揺させる
  • 泣き落とし:自分を被害者に見せて罪悪感を誘う
  • 切れ落とし:急に切れて主導権を奪う
  • はぐらかし:話題をそらして結論を先送りにする
  • 開き直り:問題を放棄して逆に堂々とする
  • 仕返し:報復や不利益をほのめかす
  • 水差し:やる気を削ぐような否定的な言葉
  • 為落とし:「あなたのため」と称して押し付ける

どう?

周りにいる圧が強い嫌な奴の手口。

 

もう少し具体的に、一つ一つを確認。

  • 押し通し
    「こうするものだ!」「こうすべきだ!」「こうしなさい!」と有無を言わせず押し付けてくる。
    強引さに負けて、つい言いなりになってしまう。
  • 囲い込み
    「みんなそう言っている」「常識だ」「世の中そんなもんだ」「そんなこと言っているのはお前だけだ」など。
    多数派や常識を持ち出して自説を正当化する。
    いわゆる“みんな理論”で、「みんなそうしているのに、なぜあなただけ従わないのか」と迫ってくる。
  • 下げ落とし
    「人並みにできるようになってから」「もっと稼いでから」「試験に受かってからものを言え」など。
    相手にないものや弱みを突いてくる。
    思い当たる節があると、言葉に詰まってしまう。
  • 上げ落とし
    「いい年をしてこんなこともできないのか」「何年やっているんだ」「もっとできるやつだと思ったよ、ガッカリだ」など。
    いったん持ち上げてから貶める手口。
    承認欲を一瞬刺激される分、その後の落差で大きく落ち込んでしまう。
  • 着せ倒し
    「誰のお陰で飯が食えているんだ」「どれだけお前に金を使ったと思っているんだ」「これだけしてやったんだから、これくらい言うことを聞け」など。
    過去の恩を着せて要求を通そうとする。これも相手にとっての“弱み”を突かれる形となる。
  • 比べ落とし
    「同僚の〇〇を見習え」「○○はこんなに頑張っているぞ」「それに比べてお前は…」など。
    できる他人を引き合いに出し、自分を貶める。
    「近所の○○ちゃんは満点を取ったのに、なぜあなたはできないの」も同様の例。
  • 突き放し
    「あなたには関係ない」「どうせ君が悪い」「嫌なら辞めれば」「どうなっても知らないよ」「アンタなんか誰も期待してないよ」など。
    冷淡に突き放すことで、承認欲に反応して狼狽してしまう。
  • 泣き落とし
    「こんなことで苦労させられるなんて、私は悲しいよ」「残念だよ」「俺を困らせないでくれ」など。
    自分を被害者としてアピールし、相手に申し訳ない気持ちを抱かせる。
  • 切れ落とし
    「そんなこと言うならもういい」「何もしない」「辞めてやる」「死んでやる」など。
    開き直って相手を困らせ、選択の余地を奪う。
    主導権が相手に渡ってしまう。
  • はぐらかし
    「そういえばあれはどうなったの?」「時間がない、その話はあとだ」「え、こんなことも知らないの?」など。
    別の話題を持ち出して目先をそらし、本題を有耶無耶にして終わらせる。狡猾でずるい手口。
  • 開き直り
    「それに何の問題が?」「今さら言われても」「まだそんなことを言っているのか」など。
    問題を放棄して逆に堂々と振る舞う。
    こちらの方がおかしいのかと錯覚してしまう。
  • 仕返し
    「言うことを聞かないなら、あの話は無し」「そんなこと言うならやってあげない」「後で困ったことになるぞ」など。
    報復をほのめかして要求を通そうとする。
    焦って「わかった、わかった」と受け入れてしまう。
  • 水差し
    「どうせ何も変わらない」「やっても無駄」「今さら遅い」など。
    あるいは「あなたえらいね、こんなことに頑張るなんて」と皮肉を込めて、人のやる気に水を差す。
  • 為落とし
    「あなたの為を思って」「心配だから言っているんだ」「これは君の為にならないよ」など。
    “あなたの為”を強調して、自分の意見を押し通そうとする。

思い当たるよね。

これらの攻撃に対するのが、怒る技法。

「それとこれとは話が別です。」

  • 一呼吸置く
    感情的な即答を避ける。数秒でも間をとると反応は変わる。

  • 感情ラベリング
    「いま私は怒っている/困っている」と自分で名づけると冷静になりやすい。

  • 事実と解釈を分ける
    事実(何が起きたか)→解釈(どう受け取ったか)を明確に。

  • “私”メッセージで伝える
    「あなたが〜したとき、私は〜と感じました。次は〜してほしい」

  • 行為を名づけて境界を示す
    「その言い方は押し付けに感じます。対応できません」+代替案。

  • 確認する(問いかける)
    「その意図は何ですか?」と情報を引き出す。推測を減らす。

  • 必要なら記録と第三者を活用する
    繰り返す場合は記録を残し、相談窓口や信頼できる第三者に相談。

「結局、あなたは何がしたいの?」

そう、冷静に客観視できればいいね。

つまり、「怒り」という感情は悪者ではなく、境界を守り、理不尽に声を上げるための力なんだよね。

 

境界を守るってのは?

自分と他人の心の領域を分けて、相手の言葉や感情に過剰に引きずられないようにすることを指す。

心理学の「バウンダリー(boundary)」と呼ばれる考え方に近い。

  • 自分の感情は自分のもの
    相手が怒っている → それは相手の感情。
    自分がどう感じるかは、自分の選択。
    「あの人が怒ってるから、私も悪い」と思い込む必要はない。

  • 相手の要求と、自分の選択を分ける
    「こうすべきだ!」と押し付けられても、それを受け入れるかどうかは自分が決めていい。
    相手の強さに引きずられて「NO」と言えなくなるのが境界の崩れ。

  • 他人の評価と、自分の価値を分ける
    「期待外れだ」「もっと頑張れ」と言われても、それは相手の基準。
    自分の価値は他人の評価に依存しないもの。

この境界が崩れると・・・。
  • 相手の言葉に毎回傷つく

  • 嫌なことを断れない

  • 相手の気分に振り回される

  • 自分の意見を言えなくなる

結果として、慢性的なストレスや「生きづらさ」を抱えることに。

 

こんなスキルを真剣にマスターしようと考えないといけない。

まぁ、世の中がおかしくなっているのは確かだな。

 

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