釣り?
最近はAmazonで、ワームの残機を増やしてる。
なかなか、釣り場に足が向かないかな。
これまた、旨そうなもん作ってんなぁ。
早速、材料買ってきた。
最近読んだ(Audibleで聞いた)本!
↓これね。
以前読んだ、逆ソクラテスと同じ著者。
伊坂幸太郎の本ね。
殺し屋シリーズと言うらしい。
主人公は、妻を自動車事故(故意?)で殺された鈴木。
あいかわらず、伊坂幸太郎の主人公はしょぼい。
物語全体を通して、鈴木は、何の役にも立たない。
ただ、悲しみ考えるだけで正しい行動はしない。
病んでる。
そう、他の登場人物が話を進める感じ。
感情移入できねぇなぁ~。
まず、自殺屋の鯨。
人を自殺させるプロの殺し屋。
病んでる。
幻を見ては苦しむ。
結局、引退するために清算するとか、意味不明。
田中とかいう浮浪者の元カウンセラーの言葉に抗えない。
普通の殺し屋の蝉。
ナイフで、老若男女、子どもも平気で殺す。
病んでる。
上司の岩西から自由を取り戻すとか考えてる。
鈴木の妻を殺した寺原長男の父の会社。
ヤバい会社。
そこに教師を辞めて、潜入する鈴木。
その会社の先輩が比与子という女。
病んでる。
フロイラインと言う薬物売買や臓器売買の会社。
その社長が寺原。
その長男が鈴木の妻を車で轢き殺す。
病んでる。
その長男を後ろから押して殺したのが槿(あさがお)。
明言はされないが、押し屋という殺し屋。
妻のすみれ、長男健太郎、次男孝次郎。
この4人家族?も病んでる。
物語全体を通して、病んだ人の思考を体験する感じ。
とにかく思考、判断、行動が異常。
主人公の鈴木でさえ、亡き妻の幻影に縛られている。
それぞれの視点で話が進むが。
思考、判断、行動が異常過ぎて、理解不能。
簡単に騙され、まったく警戒しない主人公鈴木。
拷問にあいそうになっても何もしない主人公鈴木。
鈴木は本当に妻の仇を討ちたいのか甚だ疑問。
物語のラストでも妻の幻影から逃げられない主人公鈴木。
「見てろよ、僕は生きてるみたいに生きるんだ」
主人公のセリフ。どう?病んでるでしょ。
最後まで、誰にも感情移入できないという。
傍観者の立場で聴ける本だった。
押し屋の槿のセリフ。
バッタは、個体数が増え、密集状態になるとトビバッタになる。
トビバッタは凶暴で、長距離を移動できるようになる。
人間も同じだ。
ちょうど、「バッタを倒しにアフリカへ」(前野ウルド浩太郎)で、サバクトビバッタの習性を読んだ後だったので、ここは理解できた。