熱くなって大金を突っ込んじゃう人や
引き際で引くことができずにずるずる打ち続けてしまうような人は
ポーカーではこうやったほうがいいだろうと言われているような
資金管理方法を知っていたところで
実際にやってのけるのは困難なんじゃないかと思うんですが、
今日はそういった人達でも比較的実践しやすいのではないかと思われる
資金管理方法について紹介します。
まあタイトルにもあるとおりオススメはしないんですけれども。
ちなみにこれは終わりがないためいつやめればいいのかわかりづらい
キャッシュゲーム用ではなく
やめ時がはっきりしているトーナメント用のものになるんですが、
どんなものか一言で言ってしまうと
「少額入金して1回か2回入賞したら即出金する」
というものになります。
資金管理がなっていない人というのは
ポーカールームに少ししかお金を置いてなかろうが
たくさんお金を置いていようが関係なく全部なくすため、
置いておくお金を少なくすることで
全滅した時のダメージを減らすということと、
「入賞→出金」という明確な流れを作ることで
やめ時をはっきりさせる、というのが
このやり方の狙いとなります。
この方法であれば入金して即溶かして追加入金するぞーとなっても
銀行振込でオンライン決済サービスに入金して
そこからポーカールームにお金を移すまで2日くらいかかるので
少なくとも使いすぎに関しては
だいぶ軽減できるのではないかと思うんですが、
ただ日本円→米ドル→日本円→米ドル…と
何回も切り替えることになるため
手数料面で不利になりますし、
また、何よりポーカールームに置かれているお金が常に少ないため
長時間プレーできない、ということがネックとなってきます。
ちなみに、熱くなって1回1回の入金額が
どうしても大きくなってしまうという人もいるかもしれませんが、
そういう場合はむしろ一切入金せずにフリーロールを打って
入賞したらその賞金を全部突っ込んで
トーナメントをプレーして入賞したら出金、
という形にすればいいのではないかと思います
(1回の入賞では最低出金額に到達しづらいので
連続入賞したら出金、という形になると思いますが)。
実際、僕はこのやり方で資金を増やしたこともありますし。
ポーカーをプレーする上で最も重要なのは資金管理であるという
考え方自体は今も同意しているんですが、
ただ一般的にオススメとされる資金管理方法を実践できない人は
ポーカーを打つべきではないのかというと
最近はそうでもないんじゃないかなと思い始めていまして、
例えばバイトして50万なり100万なり貯めてカジノに行って
全額溶かしたらまたバイト(大抵こうなります)、
増えたらプロギャンブラーの仲間入り、
という方法は何十年も前から何万人という人がやっていることだと思いますし
(それで増やせた人がずっとギャンブラーをやれているかは疑問ですが)、
また最近起業家の人と知り合ったりする機会が増えているんですが
そういう人達の大半は頭が切れるとかではなくて
単に他の人がリスクとリターンを考慮した結果
行くべきではないと判断したようなものでもがんがん突っ込んでしまうような
ブレーキがぶっ壊れているアグレッシブすぎる人達なんですけど、
でもたとえ失敗してもまた資金を作って別の似たようなことに挑戦する
ということを繰り返していつか成功させようという考え方でやっているため
そのうち成功する(しない人も多いですが)、という感じなんですね。
なのでなくすことを前提とした資金管理
(これを資金管理と言っていいのかはわかりませんが)
というのもオススメはしませんけど場合によってはアリだと思うので、
通常の資金管理はできないけれどもポーカーでお金を増やしたい
というのであればこれをやるのもひとつの手かもしれません。