僕がSit&Goトーナメントの多面打ちをよくやっていたのは
もう2~3年前の話なので
当時と今とでは勝つための方法も変わってきているとは思いますが
考え方としてはある程度共通する部分もあると思うので
今日はそのあたりについて書いていきます。
といっても「これさえあれば勝てる!」みたいなものではなくて
ものすごく基本的な部分になりますが。
注意点その1 キャッシュゲーム多面打ちの時よりも面数を減らす
Sit&Goのほうがプレイヤーのレベルが低く
よりシステマチックにこなせる可能性が高いため
同時にプレーするテーブルの数は増やせるんじゃないかと
考える人もいるかもしれませんが、
トーナメントというのはキャッシュゲームとは違い
だんだん人が減っていくものなので
キャッシュゲームと同じ気分でプレーしていると
終盤で大変なことになります。
僕のSit&Go多面打ちの最高面数は24面ですが
終盤オールインorフォルドにしても手が回らず
結局満足にこなすことはできませんでした。
注意点その2 収支がプラスになることはほぼない
何を言っているんだと思うかもしれませんが、
Sit&Goトーナメントの多面打ちで有名なプレイヤー達でも
Sit&Goの成績のみで収支がプラスになっているという人は
ほとんどいません。
以前ポーカー動画で紹介したヘヴァド・カーンも
一時期はプラスだったものの
2009年頃にはもう収支トントンになっていました。
ですが、彼らはたとえSit&Goの成績自体がトントンだとしても
打てば打つほどもらえるポイントを稼ぎまくっているため、
それを加味して考えれば収支は充分プラスになっているんですね。
オンラインポーカーで世界一ポイントを稼いでいる人も
Sit&Goプレイヤーですから、
Sit&Go多面打ちをやろうとするのであれば
「ポイントで稼ぐ」
という考え方で立ち向かう必要性が出てきます。
注意点その3 一番稼げるポイントを見つけ出す
Sit&Goトーナメントというのは一般的には
同時打ちの面数が増えるほど
1テーブルあたりの成績は悪くなっていきますし、
ブラインドの上昇スピードがはやくなるほど
成績は悪くなっていきますし
「開始時のチップ÷開始時のブラインド」が下がるほど
成績は悪くなっていきます。
例えば僕は以前、ブラインド上昇スピードが2分で
「開始時のチップ÷開始時のブラインド」が10というトーナメントを
12面同時打ちしたことがあるんですが、
その時はものの見事にレーキ(手数料)分だけ
収支がマイナスになっていきました。
そんな感じで、こなすトーナメントが無茶になっていくほど
成績はトントンになってレーキ分だけ負ける、
という形に収束していくはずなので、
自分がプレーした際の成績の下がり具合と
ポイントの獲得具合を見比べて
トータルで最も稼げるポイントを見つけ出す、
ということがSit&Go多面打ちをやる上で
必要となる考え方となってきます。
こんなところでしょうか。
具体的な戦い方については何も書いていませんが、
こういうことを理解できていないと
よほど恵まれていない限り負けることになると思いますので
やる際はこういった考えのもと動くことをオススメします。