欧州車あるあるネタの燃料キャップのストラップが経年劣化により破断するトラブル。
フィアット500もまたその例に漏れず・・・。
うちのチンクたんも燃料キャップのストラップに亀裂が入ってきており、いずれにしても近い将来、破断は免れない運命のようで・・・。
・・・とはいうものの、パーツリストにはストラップ単体では扱っていないらしく、ディーラーでストラップの交換を頼むともれなく燃料キャップASSY交換(!)というなんともクレバーな仕様だったりするのでございます。
そんな背景もあってか、巷ではフィアット500専用を謳う社外品のストラップが数多く出回っておりますが、いかにも素人のやっつけ仕事というか、くっそダサい もとい、いろんな意味で哀愁を感じさせるDIYテイスト溢れるものばかりなので私、あまり興味が沸かなかったのですよ。
どうしたもんかとネットで色々、調べていたらストラップを分解した画像に辿り着きました。
なるほどなるほど。
燃料キャップに付くリングの上面に開いたスリットに縦向きにストラップを通して横から2本のピンで固定する構造なのですね。
こちらがストラットの端の、2本のピンによってリングに固定される部分の拡大画像。
他の欧州車なんかだとリングの側面に開いたスリットに横向きにストラップを通して同じく2本のピンで固定するタイプがほとんどですが、スタイリッシュな縦向きとストラップの交換作業に適した横向きと、どちらの方が機能的に優れているのかについては謎。
そしてこちらが一般的な欧州車に使われているストラップの参考画像なのだが
おもくそおなじじゃね~か。
画像を見る限り、両者のストラップは形状、サイズ共に酷似しているのでフィアットの独自規格モノという訳ではなく、欧州車全般に共通する、ごく一般的な規格に準じた製品が使われていると推測。
ちなみにですが、フィアット500のストラップの長さは約6インチ。
社外品のストラップの平均的長さは約5インチとやや短めですが、特に問題はなさそうです。