何から書いていいのか…ちょっとショックが大きくて整理しきれていないのですが、今月中には書いておきたいと思い、PCに向かっています。

 

前々から彼について書きたいと思っていました。

本当なら、去年の夏のキャンプの事を記録しておきたいと思っていた時に、彼の事も一緒に書こうと思っていました。でも、彼の事どころかキャンプの記録もできないまま月日が過ぎ…。

 

こんなことならもっと早くに彼について書いておきたかった…そう思っても時間は戻らないですね。

 

彼とは…

北海道釧路市出身、札幌でシンガーソングライターとして活動しているアーチスト。

「城太郎」(しょうたろう)さん

です。

 

 

我が家が彼に初めて会ったのは、一昨年、2015年夏の丸瀬布いこいの森オートキャンプ場でした。キャンプ2日目の午後、キャンプ場の片隅で何やらスピーカーやマイクを準備する若者が一人。何をするのかと足を止めると、「この後ライブをやるのでぜひ見に来てください」とすごくさわやかな笑顔で声をかけてくれたのが彼でした。

 

ライブが始まるころ、子どもたちが「おいでって言われたから見に行ってくる!」とパパと先に見に行ったけれど、私は夕食の準備もありテントサイトに残っていたのですが、ライブが始まるとキャンプ場の森の中にとても心地よいハイトーンの歌声が響き渡り、思わず夕食準備を放り投げて私もライブを見に行きました。アコースティックギターとハモニカだけで弾き語りをする彼の曲は優しくて心地よい響きの中にもちゃんと彼のメッセージが込められていて、すっかり我が家は一家でファンになりました。

 

その時買ったCD

 

 

 

 

このアルバムは、彼が当時STVラジオという札幌のラジオ局の番組「アタックヤング」のパーソナリティーをしていた際にリスナーからテーマをもらって一週間で作った楽曲を集めたアルバムだそうで、「本当に同じ人が作った曲?」というくらい、テーマも曲調も違っていて、城太郎くんの才能をひしひしと感じるアルバムです。

 

中でも、うちの子どもたちは「ねこのきもち」という曲が大好きで、今でも車の中でこの曲を大合唱します。私は「まあるい笑顔」というおばあちゃんの事を歌った歌を聞くと、その描写があまりにも亡くなった私の母方の祖母に似ていていつも泣きそうになります。こんな多彩な曲をどれも1週間で作り上げたなんて信じがたい…そんなアルバムです。

 

このほかにも、

 

 

 

 

 

 

 

 

私が最近よく聞いているアルバムは「太陽のしわざ」で、この中に収録されているのが、この時期にピッタリの「桜の雨」です。

 

「桜の雨」

 

 

 

この2枚のアルバムが発売されています。

また、彼の公式HPから自主製作CDの「さくらかぜ」と「にんげんの本音」を購入することができます。

 

去年の夏、また彼がキャンプ場ツアーをすることを知り、急きょキャンプ予定を変更し、彼のライブが行われる名寄のサンプラーパーク森の休憩村オートキャンプ場でキャンプをしました。

 

デイキャンプからの一泊で入った我が家は午前中にチェックインしたのですが、管理人のおじさんが「今日は夕方からこの人のライブがあるから…」と手渡してくれたのは城太郎くんのライブのチラシでした。「あ、それを見に来たんです」と言うと「ああ、そうかい、人気あるんだねジョウタロウさん。お宅のサイトの向かい側のサイトに予約入ってるから…」とご丁寧に細かな個人情報までいただき、(ジョウタロウじゃなくてショウタロウです…)と心の中で大いに突っ込みを入れて彼の到着を待ちました。

 

ライブは夕方からだったのですが、午後には彼もキャンプ場に到着していたので、早々にパパが声をかけ、お話しすることができました。一年ぶりにお会いした城太郎くんは相変わらずさわやかな「草食系ナチュラル男子」でした。

 

夕方のライブは私たち以外にもたくさんの方が城太郎くんの歌を聞きに来ていて、リクエストなどを募りながら歌ってくれました。子どもたちの大好きな「ねこのきもち」も歌ってくれて、娘も大喜び。1回目のライブ終了後、グッツを買ったり、ツアーの旗に寄せ書きをしながら少しお話しできる時間があったので、キャンプに来る前に娘がプレゼントをしたい!と言って選んだ猫の肉球の形をしたマグカップをプレゼントさせてもらいました。娘のお小遣いで買えるようなものなので質素なものでしたが、とても喜んでもらえて娘も大満足でした。

 

その後2回目の夜のライブへ。この日は快晴だったこともあり、満天の星空が広がっていました。まるでプラネタリウムのような空の下に響く城太郎くんのハイトーンの声はおとぎ話の世界のようで、観客の方との即興のアカペラセッションも素晴らしかったし、まわりで自転車乗ってはしゃいでいた子どもたちの会話を曲に載せて歌ってみたりと笑いもあり、とても楽しくステキな時間を過ごすことができました。

 

 

次の日、私たちよりも早くサイトを片付け終えた彼は、わざわざ我が家のテントまで挨拶に来てくれました。子どもたちは恥ずかしがって握手できなかったけど、私とパパはちゃっかり握手までしてもらって、お見送りしました。どこまでもさわやかな「草食系ナチュラル男子」でした。

 

その後、ライブに行く機会がないまま去年を終え…今年になって、あまりライブの告知がないのは気になっていたのですが…。

 

 

 

 

 

昨日、3月29日のブログで、しばらく音楽活動をお休みするという発表がありました。

マネジメント契約をしていた事務所とも今月で満期解約したようです。

10年走り続けてきて、少し疲れてしまったと…。

これからは歌いたいときに歌いたいと語っていました。

 

 

正直、ファンとしては残念だしショックでした。

でも、彼が休むと決めるまでには、それ相当の葛藤があったのだと思います。

 

 

夢中で走ってきて、気が付くとそんなに頑張らなくても惰性で進んでいる自分がいて、これじゃだめだと新しいことをしようともがいてみるけど、もがけばもがくほどうまくいかなくて、段々と自分に自信が無くなって…自分にもそんな時期があったのを思い出しました。

 

そう、一度立ち止まって見ることも大事。

そしてリセットすることで見えてくる世界が絶対にある。

 

大した人生を歩んできたわけじゃないけど、彼よりも干支一回り違うおばさんはそう思っています。

 

彼のブログにもコメントしたのですが、彼の声、心にしみる歌の歌詞、多彩なメロディーどれをとっても誰にも真似できない、神様からもらった特別なものだと思うんです。だからその才能に自信を持ってもらいたい。そう思っています。そして彼という人柄にも…。

 

これからは歌いたいときに歌い、ゆっくりと音楽と向き合っていく中でまた新しい「城太郎の音楽」が生まれそうになったら戻ってきてほしいと思いました。

 

それまでいつまでも待っていたいと思います。そして、いつまでも応援します。

 

城太郎ブログ~城太郎のてくてくはしる~

http://ameblo.jp/shotaro123/

 
城太郎オフィシャルサイト