久しぶりの鉱物関連記事ですが、もう単なる俺のコレクション紹介記事ですw 長年この趣味も天体撮影とほぼ同じ年数やってるけど、実は「石」にまつわることは幼少期からなのでほぼ50年近い縁なんですよ。
化石、石器、土器、サンゴ、貝、錦石など、ほんと子供のころから集めてました。多分根っからの研究好きなんだろうなと思う。
(まあ、誕生石のトパーズの石言葉がそのまま当てはまるような奴ですからwww)
当然、その頃から自然科学も好きで、火山に関する本もよく読んでました。宇宙に関しても生物に関しても同様に。まあ理系属性の人間なんですよね。
(だから根拠のないフラットアースだのケムトレイルだのを忌み嫌うんですがw)
で、そんな俺の隕石ブレスレット群を紹介します(*‘ω‘ *)
基本、買ってそのままじゃなく、再設計して作り変えてますので同じものは手に入りません。それをしたけりゃかなり大量に別種のものを買わないと無理ですから。実は、ここに写っていないのも1つありますがそれは腕に装着しながらこれを撮ったからです。
殆どがアイアンメテオライトとモルダバイトです。若干1本だけ場違いに思えるのがありますが、それも一応は関係者ですw
まずコイツ。パラサイト隕石です。パラサイトといっても「寄生(Parasite)」の方ではありません。そもそもスペルが異なりますから。これは「Pallasite meteorite」といいます。
稀に天然石販売サイトでもこのスペルを思いっきり間違って掲載してるところもあるのでご注意くださいね。ま、うっかりミスだと思いますけどね^^
これは地球に落下する全隕石中、約2%しか発見できない希少な隕石で、小惑星のコアとマントルの境界付近が成分ではと言われています。金属部分は鉄とニッケルが主成分で、茶色~緑色の部分は橄欖石(かんらんせき)で、所謂ペリドットです。
こちらはまあ普通にアイアンメテオライト(鉄隕石)とモルダバイトです。このアイアンメテオライトはギベオンのほうだったかムオニナルスタ隕石のほうだったか忘れちゃいましたが、まあどっちでもいいです。鉄隕石なんでw
そして👇は巨大なアイアンメテオライト16mm球とプラチナルチルクォーツ、モルダバイトの組み合わせの我が家で最大の大きさを誇る隕石ブレスです。イベントでこれをしていくと出展者の目を確実に引きますw
この2本を装着するとこんな感じになってしまいます。重量物なのでガチャガチャ接触してしまい損傷の怖れがあるので本来はこんな事しませんが、比較のためにあえてこのようにして撮影。
左上のやつはバングルタイプを作りたかったので、アイアンメテオライトのレクタングルカットを購入し、バラして再構築、オリジナルレイアウトを設計して作ったものです。ラブラドライトもあしらっています。後方の黒っぽい石は、モルダバイトと同じ天然ガラス「テクタイト」ですがモルダバイトとは成分が違う、どちらかというと普通に存在する隕石由来の天然ガラスです。
はい、最初の写真に登場していなかったアイアンメテオライトのバングルですが、こっちはフルで銀色の塊になるように、腕時計風になるように仕上げています。
トップ部分にはこちらはラブラドライトを使用せず、モルダバイトの6mm玉、ラブラドライトは宝石質のボタンカットを使用。
さあ、たぶん一際浮いた存在の黄色いやつが気になった人も居るかと思いますので、そろそろ紹介します。
これね、シトリンとゴールデンダンビュライトとリビアンデザートグラスのブレスなんですよ。濃い黄色の透明なのはシトリンって解ると思うけど、ゴールデンダンビュライトって何?って思われた方いるかもしれませんね。
これがゴールデンダンビュライトです。ケイ酸塩鉱物のダンビュライト(和名:ダンブリ石)も産出量が少なく認知度もそれほど高いとは言えない石ですが、ダンビュライトは透明度の高いものは、かつてはダイヤモンドの代わりとして用いられることもあったとか。いまじゃその座をキュービックジルコニアに譲る事になったようですが。
その中でもこのゴールデンダンビュライトは産出量が少ないとか言われてます。なもんで俺も10mm球は3粒のみ、8mm球は6粒のみ所有で、このブレスには10mm球を全部使ってます。
そして間にはこうしてリビアンデザートグラスの10mm球を3粒レイアウトしています。リビアンデザートグラスは、モルダバイトと同じテクタイトの一種で、北アフリカのリビア砂漠で産出される黄色味を帯びた天然ガラスで、内部には白い粒上のクリストバライトを内包しているので見分けるのは簡単です。
リビアンデザートグラスの原石標本。
隕石系の標本の一部です。左上のハチワレちゃんは違いますw
右上から2段目のやつはパラサイト隕石の標本“だった”ものです。ちょっとね…まさかの酸化による崩壊が起こってしまったので、それはそれで標本になるのでそのまんま放置してます。
ついでに、アイアンメテオライトのペーパーナイフ。実際にペーパーナイフとしては使いません。展示ケースにずっと入れてますし。
こんな感じで。
インペリアルトパーズ
ブルートパーズ。背後に見える派手な赤いブレスはラブラドライト、ラリマー、宝石質ロードクロサイト(インカローズ)。右側の紫色はフローライト。
右奥に見える光沢感の強い石はスタールビー。
我が家最強の宝石質ブルーサファイアと太陽ルチルクォーツ。
所謂スーパーセブンたち。
左下の青いやつは人工サファイアです。
奥はパイライトだらけw
以前なんども登場していましたがグランディディエライト。
(バンされて消えてしまったので再登場w)
グランディディエライトは超希少石とか言われていますが、鉱床自体は世界各地で発見されていても、宝石品質の結晶が発見されない事から来ているのでしょう。なので宝石品質のものや大粒のものでなければ割と入手は簡単です。そもそもスフィア形状加工というのは非常に歩留まりが悪いので大粒のものは高くつきますね。
たぶんコレもあまり目にする事はないかもしれないけど、ブラックスターサンストーンです。フェルドスパー(長石)の一種ですが、一般的なオレンジ系のサンストーンと異なり、光を当てると表面にスター効果が現れます。黒い筋状の内包物はレピドクロサイト。
同じフェルドスパーグループのラブラドライトと一緒に。
ラブラドライト11mm球。かなり高品質です。
クロムダイオプサイド。鉱物的にはわりと普通の「透輝石(ダイオプサイド:diopside)」ですが、これはクロムの含有量が多いために濃い緑色を発色しています。すげえマイナーな石ですけど、きれいですよ(*^▽^*)
ちなみにこれも名前間違いが酷いんですよ。クロムダイオプサイトって書いてるサイトが結構あるんですよ。シャレじゃなくて。スペルみりゃ解るけど、diopsideなのでダイオプサイドですから。まあこれもあるあるだとは思うけど。
最後はコレ。さあ、なんでしょう!!
小さい球はペリドット(橄欖石)で、大きい球はベスビアナイト(宝石名アイドクレース)です。これは緑色と茶色が混じったような色で透明感も高い宝石質のものです。
で、この色味が先週、後輩と飲んだ酒を想起させました。
アイラ シングルモルト「スモークヘッド」
この透明感と色味、アイドクレースじゃん!!ヾ(*´∀`*)ノ
このスモークヘッドが滅茶苦茶美味い!!口に含んだ瞬間にスモーキーな香りと味が!! まあ苦手な人は居ると思うけど、以前はアードベッグ10年を飲ませてもらったけど、このスモークヘッドはアードベッグの蒸留所のシングルモルトで、オフィシャルのと比較してもほとんど変わらない、例えていうならバルク品のようなものですが、でもパッケージがめちゃカネかかってねえか!?って思えるくらいエンボス加工されててカッコいいです。
今度、俺も個人的に買おう…
なぜ天然石の記事の最後が酒になるんだよと思われる方もいらっしゃると思いますが、そんなのしらんがなwww
色が似てると思ったからただの連想ゲームだよwww
(別にシングルモルトとモルダバイトもひっかけてねえからなw)
ああ、色々言われてるランチパックだけど、添加物が入っているからカビにくいってのはデマだし、そんなデマ情報に振り回されずに気にせず食いたきゃ食えばいいんだよ。だいたいその手のデマ情報にはなんら科学的根拠が無いからね。
👆これ、元のgifアニメを俺がループ加工したというのは知らんでしょw