1月半ばからの約2週間、何回ものピーク来た寒波がようやく落ち着きました。
この間、毎朝の積雪量と道路の除雪状況の確認が日課となり、それを見て早朝からの除雪をし、在宅の日なら降雪量が多い日は夕方にももう一度除雪、仕事がある日はハラハラしながらの通勤を強いられました。
2月に入ってその日々がようやく終わり、ようやくブログを書く余裕ができたのですが、今週末はまた大雪予報が出ているので心配しています。日曜日は仕事があるので困るのですが…
(寒波と除雪の様子については動画を出しています)
その日曜日(2月8日)は衆議院議員選挙が予定されています。前回の参院選では各党の農業政策を見て分析する試みをして投票先を決めたのですが、今回は選挙期間が一週間と過去最短期間であり、かつ投票先はほぼ一択と考えてよい状況なので、政策内容の確認・比較はしませんでした。で、日曜日は仕事もあるし、大雪が予報されているので、期日前投票をしてきました。結果はどうなるか…
ただ一つだけ言えることは中革連……、あれは選挙が終わったら無くなるのではないですか?
立憲と公明が合同した政党ということですが、それは衆議院だけで参議院は残っているのでしょ。これは政党助成金を受け取れるようにするからという指摘もありますが、それ以前から厳しい選挙結果が予想されていた立憲と公明の議員が生き残りをかけたカモフラージュなのは明確です。特に立憲の得意技の「党名ロンダリング」の一種に過ぎません。その証拠に公明が突きつけた安保関係法の容認(違憲と批判していた)と原発再稼働容認(原発反対を主張していた)をいとも簡単に認めた(ように見せている)訳です。
選挙に受かるためには自分の主義主張を簡単に曲げ、ろくに説明もできないような輩は信用できないし、ましてや政権担当能力などなく、それどころか政治権力を与えてはいけません。
本人たちはとにかく自分が国会議員を続けられることが第一で、選挙の結果が良ければ中道を続ければいい、悪かったらまた元に戻ればいい(だから帰る所を残した)としか考えていないでしょう。
来年の今頃には「中道?そんなものありましたっけ?ウフフフ…」、こんなのが目に浮かびます。
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前回から引き続き、2025年参議院選挙における各党の公約チェックの最後です。
今回最初に取り上げるのは左翼の新興勢力であるれいわ新選組です。
色々書いてありましたが、「国が農産物の価格保障をする」とか「目標価格が市場価格を下回ったら政府が補てんする」とか言ってる時点で落第決定です。
①でも述べましたが、いったい誰がどのような根拠でモノの価格を決められるのでしょうか? その権限があるところは必ず利権化し、汚職にまみれます。共産主義国家がその典型例です。まったく話にならない!
一方、右翼の新興勢力である参政党。
こちらも同様に農業政策をつらつらと述べられていましたが、「農家の公務員化」の一点で落第決定です。
公務員化するということは、何をどれくらい作るかは国が決めるということになり、できた農産物も国のモノになるはずです。ならば、農産物は国が販売するということ? そこから生まれた利益の配分はどうなるの?と、数々の疑問が湧いてきますが、それらの答えはありません。唯一分かることは、こんな非効率なことをやっていた共産主義国家がどうなったかという結末だけです。左右両極端の勢力だと思いきや、目指すところは一緒なのは興味深いですね。こちらも話になりません。
あと、日本維新の会と日本保守党。
今回ほど農業政策が注目される選挙の公約で、あの短くて内容の薄い政策を出してくるところを見るに、これらの政党が農業に関して知見もなければ、関心もないということがよくわかりました。
その他の政党に関しては…、見る価値ありますか?
どうせこれらの支持者は他党の公約と比較する気もないでしょう。ご自由にどうぞ。
これで公約のチェックは終わったわけですが、正直言って絶望感すら漂っています。どの政党も諸手を挙げて支持は出来ません。その中でよりマシなものを選ぶしかないわけですが、一つ考慮できることとすれば継続性でしょうか。農業は年単位で動く産業ですから、コロコロと土台が変わっては困ります。そうなるといくつかに絞られますが、どうにもまだ決められません。結局は他の政策を参考にしつつ、あと1週間悩みそうです。
皆様も色々な考えがあるでしょうが、投票だけは行きましょうね。お互いに。
前回に引き続き、2025年参院選における各党の農業関連公約を見ていきます。
今回は一時の勢いは自爆で減退するも、勢力増が期待される国民民主党から。
色々と記載がありますが、全体を通すと与党との親和性が高い内容のように思われます。ただ、米については「需給調整を国が行う」と書いてあります。表ではあれだけ「減反はダメ」と言っておきながら需給調整をするとは、一体どうやるのでしょうか?
あと、さらっと「種子法を復活させる」と書いてありますが、どのようにとは書いてありません。色々と意見はあると思いますが、廃止されるにはそれなりの理由があるはずで、それに対する対応がないまま単に復活だけを約束するのは、いささか無責任だと思います。
次に立憲民主党です。
彼らは今回も農家戸別補償制度の復活を標榜しています。しかも、内容が強化(増額)されています。
メディアでは「自民党が農協を使って農家票を買っている」という指摘がありますが、それはもうはるか昔の話で、前回の民主党政権でこの政策を実行して以降、下野してから現在に至るまで、この政策を掲げることによって農家票を買っているのは立憲民主党です。現に新潟県の国会議員はほぼ立憲民主党が勝っています。(前回の衆院選は自民党不利ではありましたが、それ以前からも立憲の方が多いです)確かにこの制度は農地を耕作しているだけで補助金が出るので、貰える農家は嬉しいでしょう。しかし、農地に補助金を付加するやり方には大きな欠点があります。
農業を知らない人ほど、農業は「自分が持っている農地を自分が耕作する」というイメージが強いと思いますが、実際は「農地を地権者から借りて耕作をする」パターンの方が多く、特に農地面積を多く必要とする米農家はその割合が顕著です。でも、その農地自体に補助金が紐づけられるとどうなるか、まず補助金目当てに耕作能力が低下した高齢農家や兼業農家からの農地の流動が減ります。これによって専業農家への農地集約が止まり、新規参入が減ります。しかし、耕作能力の低下は否めないので、耕作放棄地が増えます。また、生産コストである地代の値下げ交渉が雲散霧消するどころか、最悪は増額圧力まで出ます。これらは実際に民主党政権時に起こったことです。
将来的に仮に立憲が与党入りしてこの政策が実現したとしても、立憲政権が長続きするとは到底思えませんので、立憲の下野とともにこの政策は打ち切りとなります。でも、高止まりした地代と増えた耕作放棄地は残ります。悪夢再びです。その一方で都市部のサラリーマン向けに、新規参入支援を今の10倍にする…農業を舐めてんのか!と言いたい。
さて、両党とも政策内で「食料安全保障の確立」を謳っていますが、食料安全保障には農産物自体の自給率の向上だけでなく、生産資材の確保も重要であるということは、以前のブログで指摘したとおりです。この点については、国民民主党は「飼料の国産化」は書いてあるものの肥料農薬については記載は無く、立憲においてはその具体的方策は一切ありませんでした。
これについては国内政策だけでなく、地政学、経済関連条約、外交防衛も踏まえた政策が必要になりますが、これらは特に立憲民主党の「一番苦手な分野」なので、何も書けなかったのだろうと推察するところです。そんな政党に一票入れられますか?
長文になったので、今回はここまで。次回、残りの野党に触れて終わりにしたいと思います。
参議院選挙選挙投票まであと1週間、投票先をどうするかまだ決めかねている方も多いはず。今回は主要各党の農業政策を確認して、評価してみようという試みです。私見とはなりますが、投票先を決める際の一助となれば幸いです。
まずは政権与党の自民党から。
公約の詳細を確認しましたが、はっきり言って目新しいことはありせん。これまでの政策の継続です。
気になる点としてまず一つは小泉農相が決めた作況指数の公表停止と、それに代わる新たな統計をどうするのかについて何も触れられていません。そもそも今回の米騒動で露呈した農水省の状況把握の不備に対する対策もないのが不満です。
そしてこれも政策にはないのだけれども、石破首相・小泉農相をはじめ、他の政党党首などが口をそろえて「米を増産する」と発言しているわけですが、一体どうやってするつもりなんでしょう?
農家は職業選択の自由に基づき農業を生業としており、その自由な経済活動の一環として稲作の可否を決定し、経営判断として品種の選択や生産量を決めているのであって、そこに政府や役所の指揮命令権などありません。例え首相であっても、農家に稲作を強制する権限は無いのです。なのに「増産する」という発言をするのはどういう了見でしょうか? もし農家は唯々諾々と自分の命令(無権限)に従うに違いないと考えているのであれば、「馬鹿にするな!!」と言いたい。それこそ農家を舐めるなよ。
次に同じく政権与党の公明党です。
こちらは政策に「米を増産する」と書いてありました。でもその手段は書いてありませんでした。本当にどうするのですかね?
で、その次の項目にコメの価格が急落する際には、備蓄米の買い戻しで対応するとありましたが、私は基本的にモノの価格を政府が操作することを良いとは思いません。それは自由経済の原則に反することはもとより、古今東西の歴史上、うまく行った試しはないからです。
例えば、昨年末から今年の始めにかけて、キャベツが高騰しましたよね。一玉1000円を超えることもありました。でも政府は何もしなかったし、国民も政府に対策を求めることもなかった。自由経済ですからそれでいいと思います。でも、それが米の価格高騰となると状況が変わりました。マスコミの連日にわたる米騒動報道に惑わされる都市部住民。的外れな犯人探しと、それに乗っかる政治家。その結果、元々は市場価格の調整に使わないとの約束で始めた備蓄米制度を急改変し、明らかに銘柄米の価格低下を狙う始末。この数カ月の状況を、私は非常に苦々しく思って観ていました。
農業は気象環境に影響を受けるものですから、全体が凶作なのに一部だけ豊作とかはありません。よって、豊作なら単価は下がるけどたくさん売ることで利益を確保し、凶作なら量はないけど単価が高くなることで利益を確保する、それで平年の利益はトントンになるという商売です。キャベツ農家は一玉1000円にすることで利益を確保できたかもしれません。でも、米農家は単価を上げようとすると政府やメディアなどが一斉に邪魔をするわけです。メディアでの「米が高い」との発言を聞くと、「コメ農家は儲けてはいけない、貧乏なままでいろ」と聞こえてしまうくらい腹立たしかったのです。
実際には24年産の米を卸業者にほぼ売ったあとに令和の米騒動が起こったので、市場価格にコメ農家は関与できなかったのですが、外からこの状況を観れば「やっぱりコメ農家は儲けられないな」と思われても仕方がない。これでまた耕作者の減少が進むでしょう。
モノの価格は市場での需要と供給のバランスで決まる、この大原則を無視して「適正価格は◯◯円」とかのたまう政治家やコメンテーターはバカだし、こういう世情を批判しない経済学者や自称評論家どもは恥を知れと言いたい。とにかく、備蓄米という手段で米の市場価格を人為的に変えようとする今の政府の政策や公明党の公約は、否定的に評価せざるを得ません。
ヒートアップしたので今回はここまで。少し頭を冷やして、野党の公約をチェックします。
今年の稲刈りがようやく終わりました。
今年はノロノロ台風(10号)などの不安定な天気が続いたせいか天気予報は全くあてにならず、なかなか予定が立てられないシーズンでした。
稲刈りが本格化した9月初頭も天候不順でしばらく作業が出来なく、それが空けたらしばらくは猛暑の中の作業が続き、次は台風でストップ、その後はまた2週間ほど休み無し… そんな感じで9月が終わりました。10月になってからは雨の合間をぬって作業を進め、先日ようやく終わりました。
今年の作柄は当初心配した様には幸いならず、質・量ともに良好だったと思います。梅雨の頃にそこそこ雨が降ったおかげで水不足にはならなかったことと、夏以降は暑いとはいえ35℃以上になった日がはあまり多くなかったことが要因のようです。
去年のようなことにはならず、ホッとしています。
世間では都市部を中心に「令和の米騒動」なんてことがあり、こちらでも余波を受けて一時スーパーなどで米が無くなりました。結局、原因としては基本的には流通の問題だったと考えられます。
そこで皆さんに少し気を付けて頂きたいのは、まず当時それを取り上げたメディアの内容が事態を正確に捉えた報道というよりは、逆にその「米不足」を扇動したと指摘されていることです。なのでそれを鵜吞みして原因を語るのは避けた方がよいです。
一方、あの事態を「解説」するとしたYouTube動画も、正直言って首をかしげる内容のものが多いことにも気をつけて頂きたいです。今回の「米不足」に関係する現場には稲作・流通・政策の3つがあるのですが、いずれの知識・経験もない人が、「また聞き」レベルの話をまとめた、いわゆる「こたつ記事」的内容が多いように感じました。中には「あなた、実際の田んぼを見たことある?」レベルのものもあります。なので、こちらも鵜呑みにしないで頂きたいと思います。
結論としては、元々8月は前年産の米の在庫が少なくなる時期(9月には新米が入荷するため)だったのに加え、今年の特殊事象として、南海トラフ地震臨時情報を始めとする各種の自然災害を受けての買い占めが都市部で発生し、それをメディアが拡散・扇動したことで全国的に波及したものと考えられます。
こちらの基本情報・各種データについては、農水省HPの「令和6年度 米の流通状況等について」で確認できるので、興味のある方は参照してください。
さて、米の作柄は良かったと言いましたが、今年は倒伏してしまった稲が多く、作業自体は厳しかったです。元々倒伏しやすい品種の「コシヒカリ」は言うに及ばず、倒伏し難いはずの「新之助」や「みずほの輝き」でも倒れてしまったものもあり、猛暑の中で毎日田んぼを行ったり来たりと恐らく2万歩以上は歩いた結果、約5kgは痩せました(笑) これ自体は副産物として喜ばしいことですが、冬の期間でリバウンドするのが目に見えているのが悲しいですね…
※ 作業の合間で何枚か写真を撮りましたが、これが一番好きです。
