≪9月8日生まれの音楽家たち≫
台風が近づいています。
昨日ニュース番組で
「2006年(確か)の台風に似ています」とありましたが
そんなことすっかり忘れています
喉元を過ぎれば、になってしまいますね。
本日は月に2回あるホームでのコーラス。
今回からは秋の歌を歌います。
その中の「旅愁」を思い出します。
2番に出てくる「嵐」は
きっと台風のことなんだろうなと。
詳しくは昨年のブログに載せている(はず)なので
過去の記事を見てくださればと思います。
では本日分をどうぞ。
ドヴォルザーク(アントニン・レオポルト・ドヴォルザーク;Antonin Leopord Dvoŕák)
1841年9月8日~1904年5月1日(享年62歳)
チェコ;ネラホゼヴェス
作曲家。チェコ語の発音からドヴォルジャークと表記されることも多い。
代表作としては、交響曲第1番~9番、スラブ舞曲第1集・第2集、ユモレスクなど。
彼の交響曲は空間の広がりがあるようで、癒される気がします。
そんなわけでしょうか。
昔、アニメの「銀河鉄道の夜」で第9番「新世界より」が
BGMとして使われいたのが印象的でした。
最初は田舎の駅に着くのです。
そこでジョバンニとカンパネルラが第9番に気がつきます。
汽車が走り出すと、広い広い麦畑にポツンと1軒の家が建っています。
その玄関先で幼い頃のジョバンニが佇んでいるのです。
同乗していた女の子とジョバンニは同時に気がつきます。
カンパネルラに
「何を見つけたの?」と問われ、
カンパネルラが「あの子僕知っているよ」と答えるのです。
女の子も「私も~」と答えます。
それがジョバンニにとっては、
2人で共通の秘密を持ったような気がし、
それまで内気な性格でみんなの話に加われなかった
ジョバンニは心穏やかになるのです。
この曲での「新世界」とはアメリカを指すといわれていますが、
黒人の音楽が故郷であるボヘミアに似ていることから
刺激を受け作ったそうです。
そして彼は無類の鉄道オタク。
第4楽章は汽車が走る様子を
描いているかと思われます。
(アメリカに渡ったのも
鉄道が見たかったからとか)
話は変わりますが、
この交響曲の「家路」の歌曲としても有名な第2楽章。
みなさんは学校での下校時にかかっていませんでしたか?
私の小学校ではこれが「みなさん、帰りましょう」の
アナウンスと共によく聞いていたせいで、
これを聞くと無性に帰りたくなるのです。
パブロフの犬、3つ子の魂100まで…
どちらでもいいのですけれど、
条件反射ってこわい!?
井上鑑(いのうえあきら)
1953年9月8日~(現在62歳)/日本;東京
作曲家&編曲家&音楽プロデューサー。ドラマ「弱くても勝てます」など
以前某番組で彼の特集をしていました。
福山雅治のプロデュースをそのときにはしており、
更に故本田美奈子のCDを出すべく奔走する姿を映し出していました。
そんな彼はチェリストの井上頼豊の長男として生まれます。
桐朋学園大学の作曲科を卒業、
在学中よりアレンジなどの仕事を始めます。
卒業後はキーボード奏者としても活躍をしており、
ピンクレディーのヒット曲に参加したことも。
そういえば、話題になった
絵本「葉っぱのフレディ」の音楽制作にも携わっています。
1996年からは国立音楽大学にて
音楽デザイン科の講師をも務めています。
今年2015年の活躍は
これから放送されるNHKドラマの音楽を
担当していることでしょうか。
また今月シルバーウィーク中に
リサイタルもあるようです。
最近ではそんなに多くはないようですが、
ライブ活動もしているようですので
出掛けてみたいという方はHPでどうぞ。
井上鑑公式ホームページ http://www.akira-inoue.com/