歌「どこかで春が」 | いずみ先生のひとりごと

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相模原市中央区東淵野辺(最寄駅;古淵)でピアノと音楽の個人レッスンをしている辻田いずみのピアノや音楽についてのブログです。


何故かこの記事を書いていると
何度も消えてしまうので
(しかも最初は保存寸前むっ)
やる気が失せて遅くなってしまいました

そろそろ3月も終わり。
先日ホームでのクラブ活動で歌った曲です。
        
どこかで春が 作詞;百田宗治/作曲;草川信

どこかで春が 生まれてる
どこかで水が 流れ出す

どこかで雲雀(ひばり)が 鳴いている
どこかで芽の出る 音がする

山の三月 そよ風吹いて

どこかで春が 生まれてる
        

作詞の百田宗治氏は1893年大阪生まれの詩人。
民衆のための詩を書くことが多かったようですが、
この詩(うた)のように児童詩を書くこともありました。

作曲の草川信氏は長野出身の作曲家。
地元の高校卒業後は現在の芸大へ進んでいます。
雑誌「赤い鳥」の童謡の作曲を手掛けたことでも知られています。

ところで、これの原詩はちょっとばかり違います。
そよ風」というのが元は「東風(こち)」となっていたこと。

「東風」というと菅原道真の
京を去る時(というより左遷させられた)の
和歌を思い出します。
東風吹かば 匂いおこせよ梅の花
主なしとて 春を忘るな

(後世「春な忘れそ」となったそうです)

この季節、天気予報でも
「東よりの風」などという言葉を聞きます。
春の訪れを風で感じる
自然と共にあった時代だと感じます。

う~ん。。。
現代人はなかなかそういうところは
忘れてしまいますねぇ。

そうそう、
菅原道真といえば祟りがあったという話もありますネ。
現在学問の神様ですが、
祀られるようになったのは失脚させられて
福岡で無念の中亡くなったずっと後のこと。
当時は生き神様だった天皇の御所に雷が落ち、
宮中から死者が出ただけではなく、燃えてしまったこと。
そして巷では病が流行したなどなどから
「これは祟りに違いない」と丁重に祀ったことから。

そのため天満宮は雷の神様でもあるんですね。
そして鳥居が幾重にもというのはびっくりしました。
よっぽど恐れていたのだなぁと。
(鳥居=封印。怖いからここから出ないで~という印です)

それから風の呼び名もいろいろありますね。
さて問題です。
次の風は何と読むでしょう
①西風
②南風
③北風
答えは次のブログで。

(歌詞中に雲雀が出てくるので
鳴き声をyou tubeの共有にしてみました)