第24回レクチャー&コンサート⑤ | いずみ先生のひとりごと

いずみ先生のひとりごと

相模原市中央区東淵野辺(最寄駅;古淵)でピアノと音楽の個人レッスンをしている辻田いずみのピアノや音楽についてのブログです。

第5弾です

テーマは「夏の風物詩

よくよく曲を知れば決して夏の曲とは言い切れないものもありますが…

   プログラム   
きらきら星変奏曲 K.265 作曲;ヴォルフガング・アマデウス・モーツアルト
真夏の夜の夢 作品21より 「スケルツォ」
  作曲;ヤコブ・ルードヴィッヒ・フェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディ
  編曲セルゲイ・ヴァシリエヴィッチ・ラフマニノフ
ミュージカル「ポーギーとベス」より「サマータイム」
  作曲;ジョージ・ガーシュイン

映画「菊次郎の夏」より「Summer」 作曲;久石譲

舞踏音楽「恋は魔術師」より「火祭りの踊り」 作曲マニュエル・デ・ファリャ・イ・マテウ

前奏曲曲集第2巻 第12曲「花火」 作曲;クロード・アシル・ドビュッシー
           


5曲目の火祭りの踊り
ファリャのグラナダ時代の家は以前行ったことがあるのでそれを含めて説明しました。
アルハンブラ宮殿の近く、そしてこじんまりとした小さな家でした。
また彼は詩人のガルシア・ロルカとも親交があったためその話もしました。
ロルカの家の方は現在公園になっていて、
彼の残した詩「メメント」通りバルコニーは開け放たれています。

          
メメント;ガルシア・ロルカ
私が死んだら バルコニーは開けたままにして
子供がオレンジを食べる
それをバルコニーから見るのです

私が死んだらバルコニーは開けたままにして
農夫が小麦を刈り取る
それをバルコニーから肌で感じ取るのです

私が死んだらバルコニーは開けたままにして!
          

そうそう何故この「恋は魔術師」を
テーマである夏の風物詩として選んだかと言いますと…
お話を御存じの方はピンと来るかもしれませんが
この物語に亡霊が出てくるからです。
話としては元恋人の亡霊に悩まされるヒターナ(ジプシー女性)の物語。
ラストでは別の女性に誘惑させるなどちょっとと思うところもありますが。

そうそう一応昔習ったカンテも披露しました。
本来はカンテ・ホンドに影響を受けているのですが、
そんな難しいのは無理でしたので、タンゴレトラを。

プラスうろ覚えをなんとかという感じで。

…先生御免なさいという具合でしたが


明日はラスト曲です