お受験 | marquezのブログ

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関東では2月1日から3日は中学受験三連戦のようだ。

※と言っても今日で終わり。

「のようだ」と書いたのは、私もここ一年以内に関東のお受験事情を知ったためである。

 

小学5年生の息子、来年受験に挑むのかどうかはわからないけれど、雰囲気を感じるために、30分程度で行けるとある学校の入試会場見学に家族で行った。

 

通常、会社に行くより1時間早起きしたから外はまだ暗い。

窓の外、南南東の低空には明けの明星、金星がきれいに光っていた。

 

 

地方出身の私は地元の公立中学校にエスカレーター式で進学したので中学受験の経験はない。

そして、併願を含めて受験した高校、大学とも、試験日に初めてその学校に行った。

 

35年前の当時は、今でいう学校説明会やオープンキャンパスなどはなかったと思うけれど、今ほど学校敷地内への立入が厳しくなかったから、いろいろな学校に下見に行っておけばよかったと思う。

※学校関係者以外の学校への立入が厳しくなったのは、2001年の大阪池田小学校の事件がきっかけとなっているのだろう。

 

今の住まいの近所には女子の中高一貫校があって、ここ2年程度で多くの受験生親子を見かけてきたので、雰囲気はこんな感じかと思っていたのだが、今日見学したところはだいぶ違った。

 

朝7時過ぎだというのに受験生親子の大行列

 

受験関係者で混雑するため、近隣住民への影響を配慮してのことなのだろうが、学校までの道路には、在校生、教師、警備員の方が立って学校へ案内し、学校に向かう人と駅に向かう人の経路を分けている。

※幅の広い歩道橋では在校生がロープを持って中央分離帯のようにしている。

 

在校生は自発的に、「おはようございます」、と挨拶をしてくれる。

こちらもさわやかな気分になり挨拶を返す。

在校生の挨拶も個人差はあって、ハキハキとした声で挨拶している生徒もいれば、シャイなのだろう、ぼそぼそと声を出す生徒もいるけれど、受験生を激励する気持ちは伝わる。

 

いい学校だな、こういう学校に通ってほしいと好印象を抱いたのが正直な感想であった。

 

受験生に目を向けると、既に親より背が高く表情も大人びた子もいれば、あどけない顔で「くまのプーさん」のぬいぐるみ形の財布?定期入れ?を首からぶら下げている子、真冬なのに半袖半ズボンと元気な子、リュックにこれでもかという御守をつけている子など様々だ。

主観であるが、私には子供より、付き添いの親の表情の方が硬いように見えた。

 

コロナ感染拡大の影響もあり、TVドラマ「二月の勝者」のような受験生にとっては緊張がほぐれ、力と勇気がわく学習塾講師による「受験応援」のシーンは見られなかった。

 

※日本TVホームページよりキャプチャー

 

私は高校受験の時に経験したけれど、心強く感じ、力が湧いてきたことを思い出した。

 

個人的には、お受験の風物詩である受験応援、コロナの心配がなくなったら復活してほしいと思っている。

受験生にとっては、この受験応援が確実にプラスに働くはずだ。

 

仮に、息子がお受験に挑むことを決める場合、本番までもう1年もない。

私が今日見た付き添いの親御さんのように自分の方が緊張するのだろう、きっと自分の資格の試験よりも。