>仙台旅行2からの続きです
山門を入ると・・
空気が一気に変わりました
山門外と全然空気が違います
感じていただけますか
静かで誰もいない・・
雨上がりだから緑がキラキラ輝いて、深くて美しいです
岩にたくさんの文字が掘ってあります
経文でしょうか
時期的にさすがに早すぎるので蝉の声はしませんが、
鳥のさえずりがどこからか聞こえてくる・・
う、美しい・・
しばし立ち止まって見惚れてしまいました
石段のつらさは、この美しい光景が忘れさせてくれましたよ
姥堂
ここから下は地獄、ここから上が極楽という浄土口にあたります
本来ならば、そばにある岩清水で心身を清め、
新しい着物に着替えてから、極楽に上ります
脱いだ古い衣服は、堂内の奪衣婆に奉納します
この写真こわい・・
傘岩
立石寺の開祖である慈覚大師が雨宿りした大岩です
すっごく大きいから、これなら雨宿りできる
四寸道
山の自然のまま作られたこの参道は、昔から修行者の道でした
見ていただきたいのがこれ
大岩が突き出していて狭いっ
一番狭いところは、約14センチ
なので四寸道と呼ばれています
うまく工夫して通ってくださいね
慈覚大師の足跡を踏んで、たくさんの人々が登ることから、
親子道とも子孫道ともいわれています
せみ塚
前回の記事に、山寺といったら松尾芭蕉の句
「閑さや 岩にしみ入 蝉の声」と書きましたが、
芭蕉は予定では、山寺を訪れる予定はなかったそうです
でも、尾花沢での句会などで山寺の情報をGETして、急遽計画を練ったとか
早朝に尾花沢を出立した芭蕉&曽良は、夕方に山寺に到着
宿坊に荷物を置いて、そのまま参道を登り、参拝しています
夕方だったため、他の参拝者や僧侶たちもおらず、
御堂も門が閉められている静けさの中・・唯一、蝉の声だけが境内に鳴り響く
そこでこの「閑さや 岩にしみ入 蝉の声」
私も早朝の参拝でしたので、他の人がまったくいなくて、
自分の足音と鳥のさえずりしか聞こえない状態
下界から切り離された空間、というのが、写真からちょっとでも伝わるといいんですが、
芭蕉の当時も、きっと同じような別世界だったのだと思います
ちょっと芭蕉の気持ちが分かる~気がする
このせみ塚は、芭蕉の句をしたためた短冊をこの地に埋めて、石の塚を建てたものです
ここまでで山門から約20分