ヤフオクでフォイルボード SKYWING110Lを落札してもらったので、手直しをしました。 | たくちゃんの小さな帆 Takuma's Little Sail

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41歳の時に中古のアクアミューズ セーリングカヌーを買ってからの話。自分が乗る為の小さな帆船を2隻作ったり、45歳からはウインドサーフィンをやり始めました。
47歳からウイングフォイルに集中しています。テーマ別に書いているので、テーマの方もチェックして下さい。

ヤフオクに出品していたウイング フォイルボード 2021 FANATIC SKYWING 5'8" 110Lなんですが、先日落札をしていただきました。

↑これ。

出品した時の投稿はこちらです。 


落札していただいた方は、結構近くにお住いで、淡路島の方です。

なんでしたら、お届けに伺いましょうか?とお尋ねしたのですが、これから出張に行かれるそうです。

ボードの引渡しは、約10日後に、私の家に取りに来られる事になりました。

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このボードは、中古で買ったのですが、補修されたような場所があり、ノーズのコーナーの辺りに、2箇所、色の違う場所があります。

前のオーナーさんがぶつけて、直したのかと想像しています。

約10日後の引渡しなので、時間に余裕があります。


落札者様にお尋ねしました。

「もしよろしければ、ヤフオクの出品写真4枚目と6枚目の補修されたような箇所を、私がもっと丈夫に補修をさせてもらってもいいですか?そして缶スプレーで塗装をしても構いませんか?」と。

落札者様から、やっても良いと許可をいただきました。

補修箇所は、別にベコベコしたり、ふにゃふにゃするわけではなく、しっかり硬いので問題ないのですが、私も、より安心感のあるボードに仕上げたいです。

真剣に補修に取り組みますが、用意した缶スプレーは、ボードに塗られている色と違うかもしれないので、色合わせは期待しないで下さいとお伝えしました。

また、誠実に取り組みますが、引取りにこられてボードを見て、この補修のやり方は受け入れられない、見苦しいと思われたら、取引中止で構いません。無理に引き取る必要はないです、とお伝えしました。

ヤフオクに払い込まれたお金は受け取らず、お返しさせていただきます。

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さっそくやりましょう、おっ~!

まずは、すでに梱包していたので解きます。



我ながら、厳重に梱包していたので、面倒くさかったです。

この梱包資材は、いつかメインで使っているボード TAKUMA TK CARBON 110Lを売る時に再利用する事にします。

↑ここのコーナー部分と

↑ここのコーナー部分が補修をしてそうで、気になっていました。

最初の考えでは、薄く塗れる様な柔らかめ目のエポキシパテを作って、補修箇所を埋めようと思っていました。

でも改めて見ると、そんなにへこんでないので、パテは止めておきます。

厚めのガラスクロスを1枚、エポキシ樹脂で貼り付けて覆えば、それで十分だと思います。

↑400番のサンドペーパーで研磨。

↑反対側も。

いつもの、清掃、脱脂、養生です。


↑エポキシ樹脂は、セメダインのEP20を使います。
二液なので、正確に2対1の比率で混合させます。
しつこくよく混ぜるのがポイントです。

↑これ。

たまたま家にあっただけだから。

なんでも試したくなる性格なので、つい買ってしまいます。


↑普通の人が買うのなら、小容量のこんなので十分です。

中身はほぼ同じ。こっちの方が透明感があると思います。


↑予め、ガラスクロスを覆うサイズに切っています。

↑1mだけなら、ガラスクロスはこれで間違いなしです。


今回私が使ったのは、昔、海外から取り寄せた厚手のガラスクロスロールで、番手としては、250番前後に見えます。

日本では売っているのを見かけません。


↑エポキシ樹脂の混合液をボードに薄く塗ります。

私は2枚重ねにしたポリ手袋をして、手で塗ったりする事が多いです。


↑ガラスクロスを貼り付けます。
その上から、またエポキシ樹脂を手で塗り、充分に浸透させます。

最後にゴムヘラで、余分なエポキシ樹脂を取り除きます。


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8時間放置しました。

ちゃんと固まっていました。

緑色のテープは、ポリエチレンなので、エポキシ樹脂はくっつきません。

テープを剥がしながら、余分なガラスクロスを起こしていき、カッターナイフでカットします。

↑↓余分なガラスクロスがカット出来ました。


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カッターナイフだとギリギリを切れないので、サンドペーパーで残りの余分なガラスクロスを削ります。


↑サンドペーパーは、今回は400 600 800番で擦りました。

研磨作業は重要なので、1時間ぐらいやります。

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清掃、脱脂、養生。いつものセット。

更に上から、薄くエポキシ樹脂を塗ります。

ポイントは、エポキシ樹脂はゴムヘラを使って、出来るだけ余分な樹脂を取り除き、平滑にする事です。

ゴムヘラを1回動かしたら、ゴムヘラを布等で拭き取って下さい。

いつも同じことを書いてますね。
でも重要だから。

養生テープを剥がして、8時間待ちます。

実際には仕事に行くので24時間放置。

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仕事から帰ってきました。

↑塗装するので、昨日、エポキシ樹脂を塗布したところを含めて、ノーズ全体を1000番のサンドペーパーで軽く研磨しました。

清掃、脱脂してから、缶スプレーを吹きました。

↑↓このカラー缶スプレーです。
出来るだけ似た色を見つけたつもりでしたが、吹き付けてみると、やっぱり色は合わなかったです。

もっとパープル系の色でしたね。
まあ、仕方がないです。

カラー缶スプレーの後に、クリア(透明)の缶スプレーを、いい加減な感じで吹き付けました。


↑これ。


私の缶スプレーの選択基準は、ラッカーの缶スプレーは避ける事と、価格が安いこと、残った缶スプレーはまた使える事です。


後片付けも含めて、できるだけ簡単にやりたいです。


それと、今回は塗料密着剤は使いませんでした。


理由は、このボードは、買って下さった落札者様が使うので、色が気に入らないと思われるかもしれないからです。


もし、色を塗り替えたい場合は、シンナーで拭き取れば、現在、吹き付けている塗料は取り除けます。


ですから、そんなに強固に塗料は密着させていません。(すぐに剥げ剥げになる訳ではありません)


缶スプレーは少し残ったので、今の色のままでいいのなら、剥げたら、上から吹き付けて下さい。


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一応、これで補修を終わります。


写真ではキレイに見えるかもしれませんが、現物はもう少しショボイです。


素人作業ですから、こんなもんでお許し下さい。


あと、磨きはしません。


以下、写真↓









落札者様には、引き取りに来てもらって、気に入らなかったら、その旨を言ってくださいね。

無理に押し付けようとは思っていません。

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※追記
9月27日 私のお家まで引取りに来てくださいました。

ありがとうございました。