フォイルのフロントウイングのヒビ割れ修理① | たくちゃんの小さな帆 Takuma's Little Sail

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41歳の時に中古のアクアミューズ セーリングカヌーを買ってからの話。自分が乗る為の小さな帆船を2隻作ったり、45歳からはウインドサーフィンをやり始めました。
47歳からウイングフォイルに集中しています。テーマ別に書いているので、テーマの方もチェックして下さい。

 


ぼちぼちの速度で浮いていたから、少しでも距離を伸ばしたくて、岸に寄り過ぎてしまいました。

その時は盛大に身体が、前に吹っ飛ばされたのは言うまでもありません。

家に持って帰ってきてから、フューサレージからフロントウイングを外しました。


↑フロントウイングの裏側、海底に接地する面が傷だらけになっていました。

そして↑この写真だと、正面の向かって左側にヒビ割れができていました。

石鹸水を吹き付けてから、ウイングを挟んで押すと泡がでました。

これは内部までに達したヒビになります。

↑水が中に溜まっていたら嫌だから、振って耳をすましてみても、チャポチャポいいません。

でも、ちょっとぐらいは内部に染みている可能性があります。

翌日、天気が晴れだったので、太陽の下で乾かす事にしました。

↑そのあと、補修する予定の場所を、サンドペーパーの800番で研磨しました。

研磨クズを拭き取ってから、アルコールで脱脂もやりました。

↑フロントウイングの表側。

↑フロントウイングの表側のアップ。

裏側のヒビ割れの、反対にあたる表側も、表皮が削れています。

↑フロントウイングの裏側。

↑の写真だと、向かって右側に盛大に擦れたキズができていますね。

まあでも、これは塗装が剥げている程度で内部への影響はありません。

↑今回の補修は、裏側にできたヒビ割れをふさぐ事と、削れてなくなった部分の肉盛りと、正面のラインをガラステーピングで強化する事をやりたいと思っています。

私は工作の素人で、ウイングの補修はやった事がありませんが、折れたとかなら無理でも、これぐらいならなんとかやれそうです。

↑養生テープを買ってきました。

パテを盛るつもりなんですが、関係ない所は汚したくないです。
↑こっちは表側というか、上側。

↑こっちは、裏側というか、下側です。

↑エポキシ樹脂は、高粘度タイプのコニシE209を使いました。



↑少ししか使わないから、主材と硬化剤合わせて15gだけ混合しました。

↑この白い粉は、怪しい粉でも、小麦粉とかでもなく、ガラス中空ビーズ(マイクロバルーン) です。リンク先の説明を見るとわかるけど、研摩切削のしやすい軽量パテを作りたい時にエポキシ樹脂に混ぜると良いです。


↑ガラス中空ビーズを少しづつ混ぜながら、程よい硬さにしました。

↑塗ります。

↑ある程度、固まったからテーブルの上に移動。
こっちは裏側です。

↑こっちは表側です。

これから仕事に行くから、このまま放置します。

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仕事から帰ってきました。

↑サンドペーパーで研磨します。

↑研磨できました。
こっちは上側。

↑こっちは下側です。 

↑養生テープを貼ります。こっちは上側。

↑こっちは下側。ガラスクロスを貼るつもりなんです。

↑幅10cmの#200番のガラスクロステープです。

フェザーフィールドで買うならこのページかな。 (フェザーフィールドはFRP材料なら色々種類を揃えてあってとてもいいですよ。でも安くはないけどね)




↓頭がおかしい俺のような人は、こういうのを積極的に買うようになります。
厚みは分からないけど、ガラスクロステープはAliexpressで買うのが安いよ。




幅5cmで、この辺りの価格の物だと安心して買えます。

↑低粘度エポキシ樹脂 コニシE206を使います。

主剤と硬化剤を混合しました。

↑エッジ部分をガラスクロステープで挟むように、エポキシ樹脂でガラステーピングしました。
こっちは表側かな。

↑こっちは裏側。

食器を置いて、フロントウイングを立てています。

この食器はもう使ってない処分予定の物です。

この作業は台所でしているので、つい近くにある物で挟んでしまいました。

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寝てからまた仕事にいくので、続きは明日!