ヤマネコ号 アウトリガーの腕木用パイプを新たに購入 | たくちゃんの小さな帆 Takuma's Little Sail

たくちゃんの小さな帆 Takuma's Little Sail

41歳の時に中古のアクアミューズ セーリングカヌーを買ってからの話。自分が乗る為の小さな帆船を2隻作ったり、45歳からはウインドサーフィンをやり始めました。
47歳からウイングフォイルに集中しています。テーマ別に書いているので、テーマの方もチェックして下さい。

ヤマネコ号にアウトリガーの腕木を固定する方法について悩んでいます。

アウトリガーをセットしていない現在の状態。

アウトリガーを付けずに、このまま乗ればいいとのご意見もあるかとは思いますが、私はこのままでは、怖くて、この船に乗る気になりません。

怖いと感じる理由は、船の幅が狭く、長さも短いのですが、それなのにガンネルまでの高さが低いため、乾舷が小さいのです。

穏やかな気象状況で、波の無い、ため池だけで乗るのなら、なんとか乗れそうですが、そう考えるぐらい浮力が足りていないように思います。

また、製作マニュアルでは、発泡スチロールか、エアーフロート等の浮力体を、丈夫なフロートカバーを作ってその中に入れ、船体に装備するように紹介されています。

私としては、市販の汎用エアーフロートを購入して、取り付けてもいいと思っていましたが、サイドフロート製作練習から、なんとなく流れにのってアウトリガーを作る感じになってしまいました。

それはさておき、本題です。

今日から数日間かけて取り組むお題は、どうやって、アウトリガーの腕木を船体に固定するか?です。 

クリアーしなければならない問題がいくつかあります。

○エブリイに取り付けたボート車載装置で、船をひっくり返してルーフ上に載せるにあたり、邪魔にならない方法であること。
船体中央付近のガンネルより上に、何かを大幅に張り出すと、車載装置のスライドに影響がでる可能性があります。

○現在、船体中央部に腕木を取り付ける事にしていますが、その日の気分で、もっと船首側の位置や、場合によっては船尾側に取り付ける事が出来るような構造にする事。

○地面の上にマットとかを敷いて、船体をゴロンと横転させ、船底を上にした場合、腕木を取り付けるための何かが、横転の邪魔をしない、もしくは横転させても、その何かを傷めないようにする。

○連結した船体を分割して、前側の分割船体を、後ろ側の分割船体の中に、入れ子にした場合でも、その何かが邪魔をしないようにする事。

それぐらいかな。

アウトリガーを取り付けたイメージをつかむために、家に余っていた短いアルミパイプを腕木替わりにして、これまで何度かアウトリガーを置いてみました。

腕木を作るにあたって、新しく外寸φ28mm 厚み2mm 長さ2mのアルミパイプを2本買いました。
(その前にも長さ1mの物を4本買っていましたが、ボツにしました。)

このパイプの両端に、家に余っていたイレクターパイプのキャップをはめ込みました。

イレクターパイプの規格は外寸φ28mmという事になっていますが、実際は僅かにそれよりも細いため、普通には外寸φ28mmのアルミパイプに取り付ける事ができません。

そこを無理やりゴムハンマーで叩いて、はめ込みました。

このゴムシートは、アルミパイプの両端に巻こうと思って、大きなゴムシートから、長さを測って切り出しました。

ゴムシートに接着剤を塗りました。

ゴムシートをパイプに巻きつけて、その上から結束バンドで結びました。

接着剤が固まった後は、結束バンドを取り除きました。

アルミパイプを船の上に置きました。
ゴムシートがパイプの両端に取り付けてあるのが、わかりますか? 

フロートに取り付けている腕木接続金具は、パイプを直接くわえるより、ナイロンシートやゴムシートなどを一回巻いてからくわえた方が、ズレたりしにくいのです。

金具に付属していた細くて長いシートもありますが、いちいち4枚のシートを個別に携帯して、パイプに金具をくわえる前に、シートに巻きつけてから金具をとめるという作業を、4回もしたくなかったので、ゴムシートの接着という事をやりました。

腕木接続金具でパイプをくわえました。

それと、パイプの両端につけたイレクターパイプのキャップは、パイプの外側を覆うキャップのため、パイプより一段太くなっています。 
また、パイプに巻き付けたゴムシートの太さよりも、キャップの張り出しの方が大きいです。 

そのため、腕木接続のロックが何かの要因で少々緩んでも、このキャップがパイプから腕木接続金具が抜けるのを防ぎます。

キャップは接着剤やビス等でとめていませんが、かなりハンマーでかちこんでいるため、外れるような状態ではありません。
いずれビスでとめる予定です。

角度を変えての写真。

前の仮置き時はもっと短い腕木でした。

それと比べて、腕木が長くなっています。

後ろから撮影。

現在はただ置いただけで、これから腕木との接続方法を考えていきますね。