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Dans La Nuit Magnetique... マグネティックな夜に・・・

写真にまつわるエトセトラ。
もしくは50年前のカメラと古いレンズたちと、ちょっと旧い英吉利車とのマグネティックな夜。

引き伸ばし機、と言ってそれがいったい何のために使われるのかを知っている人は、写真を知っている人かある一定の年齢以上の人たちであろう。


当方、自分でフィルムの現像を始めてからというもの、現像後のフィルムは近所のコイデカメラに出してスキャナーで画像をCD-Rに落としてもらっている。

そうすることでWeb上にアップロードすることが出来るようになるし、万が一ネガが損傷しても代替の画像データがあるので、出力すれば事足りることになる。



しかし。


しかしである。




ここまで来たら、やっぱり自分で印画紙に絵を焼き付けたくなるのが人情というものである。


いや、モノクロやるんだったら、そこまでやらにゃいかんだろ。



ということで”表現者”としてのムラムラが抑えきれず、買ってしまったのがコレ↓



Dans La Nuit Magnetique...  マグネティックな夜に・・・

富士フィルムのモノクロ引き伸ばし機 SD690N。

20年前の当時、本体+支柱だけで12万円ぐらいだったので、レンズを合わせれば15万円はいっていただろう代物。


それがなんと税込みで3万5千円!

ちなみに購入場所は月島にあるお店。(といえば好き者はわかるであろう)


ヤフオクなんかだと引き伸ばしレンズ無しの状態で2万円程度から2万5千円程度で出ているけれども、実はこの3万5千円というのには訳があり、決して高いものではない。

というのも、以下のようなおまけをつけてくれて3万5千円なのである。



・50mmのニッコール引き伸ばしレンズ

・90mmのフジノン引き伸ばしレンズ

・35mmの普通のネガキャリアD35(これは購入時に付属するもので、前所有者が穴をヤスっている。

・35mmの両面ガラスのネガキャリアDG35

・ブローニーフィルム用の両面ガラスネガキャリアDG120(セミ判から6x9判まで投影幅を可変)

・LPLのフォーカシングスコープ(視野ゴミだらけなれど使用は一応可能)

・LPLの4枚羽ユニバーサル・イーゼル(定価3.2万円!)

・富士のものと思しき2号のフィルター(フィルターBOXに入ってた)



いやはや、あるところにはあるんだなぁ。

なお台と支柱はバラしてヤマト便で送ってもらうことに。

それ以外は輸送中に割れたりするのがイヤなので手で持ち帰りました。



あとはちょっとしたものを用意して、印画紙・現像液を決める。


温黒調がよいのだけれど、RC(バライタはめんどくさいのでまだやらん)ではちょっとしかないようなので、さてどうするかと。



というような今日この頃であります。

このまえ街を歩いていたら、母と子が仲良く手をつないで僕の前を歩いていた。




子「ママ、"ココロ"ってここ(自分の胸を指差す)にあるんでしょ?」


母「そうよ。」


子「じゃぁ、"タマシイ"ってどこにあるの?」


母「そうねぇ、どこだろうねぇ・・・」




子供はなんと純粋でいて、そして無垢なのだろうか。

間違った商品がeBayn出品者から届いたのは先述のとおり。


嫁は損コイてまで送り返すことないじゃない!と憤っていましたが、頼みもしない商品が家の中に転がっているのもシャクなので、1200円払ってEMSで送り返してやりました。


いままで2通クレームのメールを送りましたが、なしのつぶて。

3通目のメールには返品の連絡と「何もアクション起こさなければ評価を"最低"でつけるので覚悟せい」と書いてやった次第。


さぁ、先方は本腰をいれてくれるかなーっと思った矢先、今日の昼に郵便屋が来ました。

封筒がUS POSTのものだったのでピーンと来たら、思ったとおり。


開けてみたら例のブツ。



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なるほど、送り間違えしたのを気づいてあわてて後から送ったな。

ま、許してやろう。



ということで商品をチェック。



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50年前のKodakはこういうフィルムケースだったのね。

おそらく色はあとから塗ったものだと思うけど、いいですねぇ、こういうの。

パトローネも問題なく開け閉めできるし、覗いてみても漏光はしていなさそう。


あ、そういえば、とあるところから富士フィルムのパトローネも入手しちゃいました。

10個で2500円。

高いのか安いのか。。。


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こっちも工作精度はかなり高いので使うには十分でしょう。

お尻のキャップをはめ込むのにちょっと難儀しますが。。。。

ということで、引き続き長巻生活は続きます。

eBayから封筒が来た。



思ってたよりも早かったねぇ、なんて思いながら封筒を開けようと手にしたところ、



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みたいな感触がない。


なんだか細長いものが入ってる。



うわ、もしかして・・・・・・



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やっぱり中身が間違ってる(涙




こういうときは落ち着いてまずe-maillでクレームですよ。


「あなた様がお送りになられたものは画像のとおり自動車用のアンテナでしたよ。

すぐに送り返しますから正しいものを送ってくださいな。

さもなくばrefundしてくださいな。」と。



おそらく、あきらめたほうがよいかもしれないかも・・・

なーんて思いながら祈るように送信。




・・・ しかし送ってから2日目の今日になっても返事は来ない。




くそーーー。




絶対に金は取り返してやる。


長巻のフィルムを使うことにした。



とっかえひっかえいろいろなブランドのフィルムを使うのも面白いけど、腰を落ち着けてじっくり楽しむのも一興。



IIIFは1950年代のカメラゆえ高速シャッターが1/1000までしかない。

なので、これからの季節ISO100で開放付近を取ろうとすると、シャッタースピードが追いつけないことがある。

ということを想定し、とりあえずフィルムはイルフォードのDELTA100で行こうと決めた。


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HP4+125と迷うが、同じ露光量でも若干ネガの濃度が低いDELTA100のほうが、仕上がりはカッコよかろうと思うので。


ちなみにフィルム選びについては特性曲線上の見方を覚えると、目に見える感覚からだけではなく数値的な部分からも判断がつけられるようになるので楽しい。

とっかえひっかえグラフを見ながら、あーでもないこーでもないと考えるのが好きな私としては、通勤時間のよいヒマつぶしになっている。



あと、長巻を使うには、空のパトローネとそれにフィルムを巻き付けるローダーが必要。


パトローネはとりあえずLPLのもの(6個入り)を購入。

家でパッケージを開けてみたら、これ、Made In Spainとあ書いてある。ホントかね?

で、想像通りこれまたチャチぃ。

キャップなんかネジ山すぐに駄目になって漏光対策に手を焼きそうな予感・・・


ということで、やっぱり手を出してしまったですよeBayに。


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むぅ、いい感じだな。「見た目」は。

パトローネは金属製なのではるかにLPLのものよりかは頑丈だろうし、漏光するような部分あれば曲げてなんとかできるかもしれないし・・・

でも、駄目だったらオブジェとして家に飾ってもそれはそれでよしとするか。

と今更ながらの不安を慰めてみる。



ローダーは8209でちょっと昔のフィルムローダーを入手。

送料含めて5000円。

高いなぁ。

なんでこんな値段すんだろね。


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これに長巻のフィルムを入れてパトローネの中の軸にフィルムの先端を貼り付け、キコキコハンドルを回していけば、自分の好みの枚数のができあがるという代物。

まさに時代に逆行しているな。


ちなみに自分はだいたい30枚ぐらいを一気に使うので、あえて36枚までは詰めていない。

それから一度に5-6本しか詰めずに残りの長巻はローダーの中にいれたまま冷蔵庫へGo。

ホントは一挙に詰めたほうがよいのだろうけれど、まぁよかろう。




ISO400はどうしようかねぇ。

Tri-Xもいいけど、HP5も捨てがたい。


特性曲線ともにらめっこだな。



ということで、長巻生活が始まるわけだ。

長巻(100FT)のフィルムを使うにはFilm LoaderとPatroneが必要になるわけですが、LPLのプラスチックのやつは6つで1500円もします。

もし長巻1本をつめるとすれば約20個必要なわけで、単純に4パックかうと6000円もかかる計算。

しかもチャチいとさんざんな評判がたっており、おいそれとそんなに簡単に手を出すのは怖いわけです。


ちなみに海外へ目を向けてみると、KodakがRe-Loadable Film Magasinというものを出していたようですが、いまひとつ最近は新品がみつからず、はて、どうなってるんざんしょ、ってときはeBayを覗くですよ。


で、こんなのが出ています。

なんとパトローネケースはブリキ!


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これ、50年代のKodakのですって。

すっごくキュートだなぁ。

なんともいえないアメリカの豊穣な時代のニオイがぷんぷんする。



もうひとつ別のやつでAnscoというメーカーのもの。

なんかモトラマ調(特にGMのFuturliner) で良きアメリカの時代の雰囲気を感じさせるなぁ。


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むぅ、かっちょいい。




しかしLPLの黒いやつは"見てくれ"がショボ過ぎて、ちょっと悲しいぞなもし。

AmazonのHPのやつなんて、パッケージ凹んでるし。


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といいながら、50年代のパトローネって光線漏れ起こしてそうで、これもまた怖い。


なんかいい方法ないかねぇ・・・・




ひきつづき自家現像やってます。

昨日はTRI-X400 1本とKentemere100 1本をやりました。

いやー、やっぱ楽しいわ、自家現像ってのは。

水洗終わってフィルムをリールからはずすときのドキドキ感がたまりまへんなぁ。



で、先日、現像直後のネガフィルムへホコリがついてしまう悩みを書きましたが、今回の現像時は風呂場の床と壁にあらかじめシャワーを吹き付けてホコリを飛ばないようにしてみました。

ダメ押しで換気扇もゆったり回るようにしてみたら、結果はかなりグー。



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ほら、ほとんどホコリの付着が見当たらなくなった感じでしょう。

当然スポンジなんか使ってません。

効果てきめんですね。




さらにもうひとつ。

前回、現像時間把握のために使ったオモチャのような腕時計が途中でおかしくなってしまい、実際の現像時間がわからなくなるという禍根を残したことを反省し、こんなものを入手。


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じゃじゃーん。

昔なつかしのアナログ式ストップウォッチ。

しかもSEIKOのでございますよ、はい。
で、たったの2000円 in ヤフオク。


でもってこれ、竜頭をカチッと押してスタートするとチコチコチコチコとてもよい音で秒を刻んでゆきます。

それにリセットするときに分針と秒針が一度にビンッとゼロに戻る様なんてのは、自分が小学生の頃を思い出してしまいとてもノスタルジック。

デジタルのタイマーとこれとで悩みましたが、やはり時間が分量として認識できるアナログが良かろうということで、これにした次第。



ということで、引き続き現像テクを磨きに修行が続くわけですが、近々フィルムローダーと長巻のフィルムを買ってコストダウンを図ります。

自家現像したネガを近所のコイデカメラでスキャンしてもらった。


初めての現像だったのでムラがもっとできていたり、定着や水洗の時間が滅茶苦茶だったのでもっとヒドイ出来かと思ったが、意外にまぁまぁ。


惜しむらくはホコリの付着が相当目立つ。(拡大するとよくわかります)



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風呂場で常に除湿のための吸気ファンが回っているのだが、ちょうど乾燥した状態だったので良かれと思ってフィルムを乾かす場所にしたのが運の尽きか。

今度はシャワーで水を撒いてからやってみることにしよう。


それからフィルムを乾かすときにスポンジでぬぐったのがやはりいけなかった。

ネガを見てもやはり傷が無数についており、ヒドイ状態。


ということで、これからも精進の日々なのであります。



自家現像をやろう!

と思った。


材料や資料を集め始めるとこれが結構奥深い。

現像タンクはマスコのがいいだの、現像液はKODAKのD-76じゃなきゃアカンだの、みんな言いたい放題言っている。そりゃそうか。



私はさんざん迷った挙句にタンクはPatterson。

LPLのステンレス缶はカッコいいけど、自分には暗室であのリールにうまく巻ける自信がない。

処理液はILFORDで揃えた。

今のところPlusシリーズ(ISO125のFP4とISO400のHP5)がメインのフィルムなので。


で、並べてみるとこんな感じ。


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で、段取りをよーっく調べてノートにメモ。

今回生贄となるフィルムは富士のネオパン400プレストで、失敗しても痛手の少ない24枚撮り(笑。

真っ暗な風呂場でパトローネから引き出しリールに巻く。 思ったより楽ちん。


処理液を用意し現像ストップウォッチ片手にスタート。


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現像・停止・定着・予備水洗/水洗促進/本水洗・DryWell浴・・・というように首尾よくすすむハズだったが、そりゃぁハナからうまくいきっこありませんがな。


まぁ、出来上がったネガは見た感じマトモですが。

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今後の課題として以下。

1)リールに巻くときに使う手袋は軍手じゃ厚過ぎてアカン。タクシーの運ちゃんのやつが◎。


2)ストップウォッチは使い慣れない腕時計だと誤って禍根を残す。ということでヤフオクで競技用のアナログ(昔のやつ)を買うこととする。


3)処理液はやはり希釈して使い捨てのほうが気分が良い。というかそのほうが今後効果が落ちずに使える。


4)処理液の温度調整用にこれからの季節は保冷剤を用意しておいたほうが無難。 意外に20度Cというはひんやりしたレベルだということに気づいた。


4)Dry Wellはやめるかどうか考える。どうもネガにホコリとかの影響がつきそうで怖い。


5)現像済みのネガを切り分けてすぐにネガファイルへ入れられるように準備はしておこう。



自家現像は思ってたより簡単でよい。

ただし酢酸のニオイがノートとか洋服に染み付くが。。。。