似非ファインダー 543/7 改 | Dans La Nuit Magnetique... マグネティックな夜に・・・

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写真にまつわるエトセトラ。
もしくは50年前のカメラと古いレンズたちと、ちょっと旧い英吉利車とのマグネティックな夜。

中望遠がほしいなぁ。
ということで、Triotar 85mm 1:4.0と85mmのファインダーを買った。

Zeiss IkonのContax IIに付けるなら、戦前の8.5cm Sonnarでしょ、と思って探してみると、これが高いのなんの。
おまけに「樽」とか言われるぐらいデカくて重いときている。

以前NikkorのP.C 8.5cmをLeica IIIfにつけて使ったとき、あまりの重さと図体のでかさに辟易としたことを思い出し、それならちょっと暗いTriotarはどうだろうと思った次第。

運良くUSのKevin先生(分かるヒトはひとかどのebayerかと)のところに数個おいてあったので、数回のネゴしてPayment.
そろそろTracking No.教えてくれる頃かなーという時になって、Kevin先生から一本のメールが。

「ごめん、アンタのアレ、前に誰かにあげちゃったみたいなんよ」

おいおい。

でもそこはさすがKevin先生、「もうちょっと高いTriotarがあるけど、それでいい? お代はいいから。」と。
で、見せられたTriotarは当方が条件にしていたメートル表記。おまけにかなりの美品。

えぇ、頂きますとも、はい、もちろんでございます。

ということでやってきましたTriotar。
で、事前に入手しておいた543/7の85/135mmファインダーをまずはContax IIに付けて、とアクセサリーシューに差し込んでも、ボディのファインダーと543/7の本体部がハマらない。
おっかしーなぁ、と思ってよくよく見ると、ほんの少しだけボディのファインダーよりも内側に543/7の本体が位置している。

ゲッ、もしや........

と思って慌ててContax IIaを引っ張りだしてさっきの543/7を差し込んでみると、超合金ロボよろしくカッキーーーーーンとはまるではないか!

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しかし543/7はII用のであって、IIa用のものでは無いはず。
それなのになぜ?
と思ってよーーーっく見てみると、これ、わざわざIIa用に腕をちょん切ってスペーサーの金属片を入れて、なおかつパララックスを考えて傾斜までつけた似非543/7なのである。

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いやぁ、これ買うときに全然気がつかなかったわ orz
でも、すごい事考えるひとがいるもんだ。


で、IIaにTriotarと似非543/7を付けるとこんな感じになるのであります。

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んー、やっぱりTriotarは長めだからContax IIに付けた方が合うんじゃないの?
と思いながらIIaで試し撮りをしているのだが、これ、意外や意外に操作性はイイ。

っていうのも、543/7の出っ張りとレンズの出っ張りがカメラボディ中心付近にまとまるので、重心の集まりが予想外に良い。
言葉を変えて言えば、ギュッと中心にカタマリ感が出ている感じ。

それに、もともとIIaとIIIaには戦後563/03という全くコンセプトの違う85/135mmファインダーが用意されるのだが、これは接眼部が出っ張っていることから使い勝手が悪いという評判。
そういう意味では戦前の543/7の方に使いやすさは軍配があがると思う。


ということで、現在IIaにFomapan200を入れて試写をしている最中なのであります。



似非とはいえ、なかなかよく考えられた改造品なのでしたー。