シンチャオ。
皆様お久しぶりです、五十嵐です。

今回はベトナムの国花でもある「蓮(ハス)」の花についてご案内いたします。




唐突ですが、皆様に質問です!
ベトナムのシンボルマークと言えば、なんですか?

赤い国旗に黄色い”星”のマーク



ベトナム戦争の象徴”ピースマーク”



街のいたるところで見る共産主義の”カマとトンカチ”



etc...

人それぞれのマークがあると思いますが、
旅行会社で働いている私は、
ベトナムの”シンボル”といえば「蓮」のマークを思い浮かべます!

恐らく何度もベトナムに来られている人や、
飛行機が好きな人はすぐにピン!と来るでしょう。

そう、ベトナム航空のロゴです。



国営航空会社のロゴにもなっている蓮の花。
蓮は単なるベトナムの国花としてだけではなく特別な意味を持っています。



そんな特別な花、蓮の時期はこれから始まります。
ハノイは東南アジアでは珍しく四季があり、
ハノイで蓮が花を咲かすのは6月半ばから7月いっぱいまでの非常に短い期間です。



ちょうど日本の桜や、紫陽花と似ていますね。

しかも水生植物である蓮は水温に大きく左右され、時期が毎年変わります。
2018年は概ね例年通りで6月20日頃から7月15日ごろに満開を迎えます。
まさにこれから見頃を迎える蓮鑑賞を徹底攻略いたします!



1.蓮の見れる時期、時間は?
ハノイで蓮が見れる時間は非常に限られています。
時期は6月初週から7月末まで、
見頃の時期は6月20日ごろから7月半ば頃とされています。



また、蓮の花は気温が上がらない早朝にしか咲きません。
主に朝5時から8時頃が見頃です。
気温が上がる日中は、固く花弁を閉じます。



開いて閉じてを繰り返すことが再生の象徴とされ、
仏教のシンボルともされています。





2.どこで蓮がみられるのか
水生植物である蓮は当然水の上に咲きます。
ハノイ在住早3年、私がおすすめする蓮スポットは

ハノイ最大の湖である西(タイ)湖の西北、
ウォーターパークの裏手にある「Sen Ho Tay」です。




hooting Point Sen Tay Ho


ちなみに、Sen=蓮 Ho=湖 Tay=西 です!

上記の他にも、ホン川沿いや、ベトナム農業大学の蓮池など訪ねましたが、
やっぱり定番のタイ湖が一番おすすめです。

旧市街からタクシーで20分、観光地や日本人居住地から近いですし、
朝のタイ湖の凛とした雰囲気と住んだ空気はとてもきれいな写真が取れます。



もとは蓮茶や、出荷用の蓮の花の畑なのですが、
その美しさから写真屋や時期限定でアオザイレンタル屋が
オープンしていたりしています。
※蓮畑への入場は有料です。





ここへ行けば必ず美しい蓮を見ることができ、かつ写真も取れます。
やはり空いている平日の早朝がおすすめです。

また、この蓮畑でおすすめなのが、
蓮の摘み取り作業や出荷の様子がみれること。



ベトナム人にとって、蓮はただのきれいな”花”ではありません。
蓮の実はおやつや料理に、花弁は蓮茶に、花びらはスパのお風呂に浮かべたり、
ホテルのフラワーシャワーに利用されています。
朝から笑いながら蓮の摘み取り作業をする姿をは、とてもほっこりします。



もちろん蓮の花を買ったり、
花に包まれた蓮茶を飲んだりできます。
※緑茶を蓮の花で包んで香り付けしたもの、厳密には蓮茶ではない。



美しい蓮をみたあとは、蓮の実のソーイ(おこわ)と蓮茶セットがおすすめ。
蓮畑を眺めながら。風流この上なし!



3.超貴重 本物の”蓮茶”とは
この蓮が咲く時期にしか見ることができない貴重な風景があります。
それが、”蓮茶”作りです。



そもそも”蓮茶”とは。
ベトナム旅行の定番としてよく耳にする蓮茶ですが、
その殆どが緑茶に蓮の香り付けをしただけで、
本物の蓮がはいっているわけではありません。

それもそのはず、本物の蓮茶は、
100グラムで日本円で3,000円相当の超高級品だからです。
ベトナム人の平均月収は月30,000円程度、いかに高級かわかりますね。



この本物の蓮茶は、いまでもすべて手作業で製造されています。
蓮の花から黄色い雄しべの”先端”だけを摘み取り、
さらにきれいなものだけを厳選します。



100本の蓮からとれる雄しべの量はお椀の半分程度です。
この作業はとても機械では真似できません。

この時期のハノイ旧市街Hang Dieu通り(お茶屋通り)は
早朝から昼ごろまで床一面が蓮の花で彩られています。
厳選作業で花びらが不要となるからです。



この花びらは最後に集めてスパやホテルに出荷されます。
まさに季節の風物詩。
この時期にしか見られない華やかな景色です。

Huong Sen Shop


当然、お店ではこの時期とちょっと過ぎた時期(8月から9月)は
本物の蓮茶が出回ります。
”新茶”という言葉がある通り、とくに蓮茶は風味がなくなるのが早いです。

熟成が終わったばかりの蓮茶はまさに特別なもの。
どんなに高級でも、遠方からわざわざ買いに来るベトナム人も多いとか。

私も一度味わいましたが、まさに絶品でした…
鼻に近づけたときにもう香りが違いました。
お茶の爽やかな味と香りと蓮の花の独特な甘みのある香り。
緑茶とはまったく違いました。
生茶なので渋みが少し強くそれでいて香りは甘い。



「茶を喫する」という言葉の通り、
飲むものではなく香りを楽しむもとだと覚えされた体験です。
今年も少し奮発して飲みにいきます。

私が飲んだお茶屋さんはここ。
文廟近くの創業百年のお茶屋さんです。
噂では文廟で科挙の試験に望む学生が飲んだとか。
蓮茶のポッドと蓮の実がおすすめです。

Trà đạo Trường Xuân



さて、蓮についてあれこれとご紹介させていただきました。
こんな素敵な”蓮”巡り、せっかくなので期間限定でツアーを作成いたしました!

1.蓮畑訪問
2.蓮茶の製造見学(購入もできます!)
3.お茶屋さんで蓮茶を飲む!
お迎えからお送りまで日本語ガイド+専用送迎車でご案内いたします。


《6月から7月末までの期間限定限定!》ベトナムの国花 ハス畑と蓮茶製造見学ツアー

期間限定の蓮に特価したこの蓮ツアー。
より蓮を深く極めたい人はプライベートでも手配可能です。
もちろん個人から団体様まで対応いたします。
まずはお気軽にお問合せくださいませ。

お問い合わせ Contact

さらに、
蓮池の上に立つ、蓮の形の”一柱寺”を尋ねる定番の市内観光ツアーもおすすめです!
市内観光半日ツアー:$35
https://www.tnkjapan.com/tours/detail/96

蓮を訪ねることで、
花とお茶を愛する湖の街、ハノイの文化がより深く見えてきます。
皆様もぜひ、6月と7月にしか見られない蓮を
目と口でお楽しみいただけましたら幸いでございます。

以上、素敵な蓮のお話です。
ヘンガプッライ五十嵐でした!

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