人は同じものを見ているようで実際には見えているものは、個人個人で違っています。

それまでの経験やその人のアンテナの張り方などいろんな要素で受け止め方や感じ方は違ってきます。

 

あるとき、クリニックの前にポルシェが何台か並んで停まっていたらしくて、社員から「ポルシェがずらっと並んでいてすごかったですね~」と言われ、私は車に興味がないことも関係しているのかもしれませんが、私はその時考え事をしていて、ポルシェには全然気づきませんでした。

うちの次女などは、車が大好きで道路でポルシェを見つけるたびに「あっポルシェだ」と言うのが、私には不思議に感じます。(笑)

 

また、ある妊婦の知人が、自分が妊娠したら「世の中にはこんなに妊婦が多いとはこれまで気づきませんでした」と言い、その後出産したら「赤ちゃん連れのお母さんばかりが目に付くようになりました」と言われていて、人間は自分が意識したものしか目に入ってこないものなんだと再認識しました。

 

生き方や考え方も同じで、自分がズルい生き方をしている人は、ズルいことをしている人にばかり目が行くし、まじめに生きている人はまじめに生きている人に共感していくものなんだと思います。

世の中は、自分が思っているように目に映ってくるので、現実が幸せに思える人と不幸せに思える人は心の持ち方の違いなんだと思います。

 

「あるものに目を向ければ一瞬で幸せになり、ないものに目を向ければ一瞬で不幸になっていく」

「現実を受け入れることを幸せと言い、現実に抵抗することを不幸と言う」

「長所と短所は見る角度が違うだけ」

 

幸せとはどこか遠くにあるのではなく、自分の考え方や受け止め方ですでに自分の足元に存在しているものなのかもしれません。

歯医者には、2つの顔があります。

 

1つは歯科医師としての職人としての顔と、もう一つは歯科医院を経営していく経営者としての顔です。

そして、経営者の仕事には3つあると言われています。

1つ目は、未来を予測してそれに対処して準備していくこと

2つ目は、自分の思いを社員やお客様に伝えていくこと。

3つ目は、決断して行動すること

 

「未来を予測してそれに対処していく」ためには、時代の流れに敏感になっていなくてはいけません。

「虫の目と鳥の目」と言われますが、経営者は鳥のように遠くから物事が見えなくては未来を予測できません。

目の前の出来事に一喜一憂するのではなく、目の前の出来事から将来に備えて今何をしていかなければいけないのかを考えないといけないのです。

今起きていることに対処していくことは誰でもできますが、今の出来事から未来に起こるであろうことを想像するには、これまでの経験と想像力(仮設する力)が必要になります。

未来のことを100%のことを予測することは不可能ですが、ある程度のことは予測して準備しておかなくてはなりません。

 

2つ目の「自分の思いを伝えていくこと」はトップにしかできない仕事です。トップの人は商品に対して、お客様に対して、仕事に対していろんな思いを持っています。

しかし、それらのことは思っているだけでは相手には伝わりません。

伝えることは根気が必要です。

相手に無視されたり、拒否されたり、裏切られたりする可能性があります。

それでも伝え続けるためには、トップには「何が何でも伝えるんだ!!」という使命と情熱が必要になってきます。

伝えることはテクニックではなく情熱なんだと思います。

 

3つ目は決断することです。

社会に出て悩むことの殆どのことには、正解がありません。

どちらの答えにも、必ず、否定意見はあります。

7:3の確率でも6:4でも決断していかなくてはいけないのです。

例え5分5分でもどちらかに決めて進まなければいけない時もあるのです。

優秀な社員は、判断はできても、決断をするのはトップの仕事です。

判断した人には責任はありませんが、決断をするということは、責任を取るということを意味します。

トップの決断には責任が伴うからこそ、安倍総理やトランプ大統領には計り知れないプレッシャーがあるのだと思います。

 

経営者には、3つの仕事があるから大変な仕事だと言えますが、逆に言えば、これらの3つをきちんと遂行していけば自ずと結果はついてくるのだと思います。

 

 

当クリニックの社員は、仕事に対して真摯に向き合っていますが、トップの私としてはより高い意識で仕事をしてほしいという気持ちから、下記の動画を作りました。

 

 

 

先日、大雪の日の広島で「ハピネスマネジメント」の出版記念公演を開催した時に、このムービーを流したら好評だったので、この機会に一度ご鑑賞いただければ嬉しいです。

 

https://www.youtube.com/watch?v=Rqdwi24IMtc 

当クリニックでは、新年の誓いとして、今年1年、どういうことを意識して生きていくかということを宣言してもらうようにしています。

そして書いた紙をロッカーに張って、日々眺めてもらうようにしています。

 

私も1年間張りっぱなしにしていますが、1年たって振り返ってみると、かなり変わっている自分を自覚することが多いです。

 

人間は、何かを意識して生きるか、ただ無意識で生きるかで、時間の経過とともに、大きな違いが生じると思っています。

私の中では、「立派な人間とダメな人間」がいるのではなく、「意識して生きている人間と無意識で生きている人間」がいるだけだと思っています。

 

人は、放っておけば無意識で生きるようになっているからこそ、折りにつけて、何かを意識しなければ成長が止まってしまうのだと思います。

 

ちなみに私のマイポリシーは以下のような10か条です。

 

毎日眺めて意識して生きていった結果、1年後にどれだけ変わっているかが今から楽しみです。

 

[ 1全ての出来事は自己責任。 自分が描いたシナリオに文句を言わない

[ 第2条 ] 全ての出来事を受け入れる。 幸せとは受け入れる事、不幸せとは抵抗すること

[ 第3条 ]   マイナスのことは言わない、考えない、行動しない。

       無意識で生きない、意識して生きていく

[ 第4条 ]  痛い目に合うことを歓迎する。「失敗して恥をかく」から骨身にしみる

[ 第5条 ]  考える(悩む)前に行動する(行動→失敗→考える→改善する)

[ 第6条 ]  自分にしかできないことに集中していく

[ 第7条 ]   リーダーは伝えることが1番の仕事

[ 第8条 ] 面倒くさいことを面倒くさくなくできる仕組みを考える

[ 第9条 ] 今、ここ、自分

[ 10 ]   必死に生きる

 

あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。

 

 当クリニックでは、「成長したい!」と全ての社員が頑張っています。

でも、「成長ってなんだろうか?」と何度も考えてしまいます。

成長の定義には色々あるとは思いますが、「成長=挑戦」という方程式が一般的なような気がします。

 

仮に成長が挑戦と関係しているとすれば、「挑戦する」ことはなぜ難しいのかと考えてしまいした。

理由に1つに、挑戦するということは、今までの自分がしたことのないことにトライするということなので、やったことのないことをする場合には、その後、何が起こり、どういう方向に流れていくのかが予測できないから恐怖心が湧いてきます。

 

人は想定内のことは受け入れられます。

しかし、想定外のことが目の前に起こると、心が動揺し、正常な判断ができなくなることがしばしばあります。

挑戦とは、想定外のことが起こる可能性が高くなることを行っていくことのように思います。

 

分かりやすい例が子供でしょう。

人生経験の少ない子供にとって、多くのことが挑戦で、想定できないことだらけだと思います。

それでも子供は、恐怖心よりも好奇心が勝って新しいことに挑戦していきます。

 

一方、大人は、それまでの人生経験から、できるだけ想定内のことで物事を完結していこうとしますが、好むと好まざるにかかわらず、想定外の出来事が起こってきます。

そういう意味では、全ての人が、日々成長しているように思います。

 

全ての人が、長く生きていくことで、少しずつ想定内の範囲が広がってきていることは間違いないでしょう。

子供に比べて、どの大人もいろんな人生経験を重ねてきていることは間違いないけど、大人の中でも成長しているのを実感できる人と、成長していることが実感できない人の違いはどこにあるのだろうかと考えた時に、想定外のことが起こった時に、それを前向きに受けとめるか、後ろ向きに受け止めるかの違いのような気がします。

想定外のことが目の前に起きた時に、「自分の想定内を広げるチャンスだ」と考えるか、「嫌だなぁ~、なんでこんなことが起きるんだ」と考えるかで、成長のスピードが違ってくるのではないでしょうか?

 

自分が望むと望まざるとに関係なく、日々、想定外のことが起きてきます。

どっちみち、その出来事を受け入れないといけないのであれば、前向きに考えた方がストレスも減るし、得られるものも多くなります。

 

出来事は変えられないが、その出来事の受け止め方は自分で選べます。

想定外のことが起きた時に、それまでの先入観から無意識で「嫌だなぁ~」と感じることは仕方ないと思います。

問題なのは「嫌だなぁ~」と思い続けて、いつまでも気持ちが逃げ続けることだと思います。

無意識で「嫌だなぁ~」と思っても、どうせ、この出来事と向き合うしかないのなら、前向きに、次に同じことが起こった時に、想定内の出来事になって、どんと構えて受け止められる人間になりたいと思いなおせばいいのだと思います。

 

私は、死ぬまで「成長」し続けたいと思っています。

そのことを上記の定義で置き換えると、死ぬまで「挑戦」し続け、死ぬまで「想定内」の範囲を広げ続ける生き方をしていくことを今年の抱負としていきたいです。