いつだったか覚えていませんが、自己啓発書で「1万回「ありがとう!」を言うと人生が好転してくる」という内容を信じて、半信半疑ながら、しばらくは常に「ありがとう!」と唱えながら生活していました。

「ありがとう」の回数を正確に数えられるわけではないので、飽きるまで言い続けていました。

「ありがとう」の数と幸せの相関関係が科学的に証明できるはずもないので、ただひたすら心の中で「ありがとう!」を唱えていました。

そのうち「ありがとう」を唱えているだけだとマンネリ化するので、「南無阿弥陀仏」「南無妙法蓮華経」の意味を調べてみたり、唱えてみたりもしましたが、それはあまり長続きしませんでした。

 

そんな折、スタッフのお母さんが「般若心経」を写経していると聞いたので、私もやってみようかと思いましたが、書くとなるとひと手間増えるので行動には移せませんでした。

 

今現在も「ありがとう!」を心の中で唱えることは続けていますが、今さらながら気づいたことは、そもそも「幸せ」とは「有難い!」と感じることだから、たくさん「ありがとう」を言えば、それだけ幸せを感じるのは当たり前のことだよな~~と思うようになりました。

何かを得たり、何かをしてもらえば「有難い」と感じますが、そんなにしょっちゅう何かを得たり、何かをしてもらえるわけではないので、そういうことに関係なく、先に「ありがとう!」と唱え続ければ、自然と幸せは引き寄せれるのだろうと思います。

 

人は無意識で生きていると、色んなことを「当たり前」と思ってしまいます。

「当たり前」と思っていることには感謝できないので、幸せを感じたければ、「当たり前」でなく感謝できることを意識的に探していく必要があると思います。

人は無意識で生きると不幸せになり、幸せになるためには意識的に生きる必要があるのだと気づきました。

 

般若心経を写経するのもお経を唱えるのも「ありがとう」を唱えるのも、頭の中の雑念を薄めるための手法なんだと思っています。

無意識で生きていると、イラっとすることやマイナスのことネガティブな感情が頭を占めてしまします。

そういう雑念をなくすことは不可能ですが、薄める工夫としては「ありがとう!」を唱えることは凄く有効な手法のような気がします。