自分の価値観や先入観を変えていく第一のステップは「気づく」事だと思っています。

 

社員と面談をしていて、入社して3年以上の社員に「貴方はマンネリ化していますか?」と質問するとほとんどすべての社員が「マンネリ化していません」と答えます。

確かに、上司から「マンネリ化していますか?」と聞かれて「ハイ!今マンネリ化しています!」と答えたらクビになるかもしれませんから(笑)そんなことを答える社員はいないと思います。

でもここで、自分の中で「マンネリ化してる」と感じる人と「マンネリ化していない」と感じる人ではどちらが成長するのかな~?と考えることがあります。

「マンネリ化していない」と思っている方は、今の現状を変えなくてもいいですが、「マンネリ化している」と感じている人の中には、どうすれば今のマンネリ化から脱却できるかということを真剣に考える人もいるのではないでしょうか?

その方法として、職場を変えるのか、自分の仕事の内容をレベルアップさせるのか、仕事のやり方を工夫するのかなど、何らかの行動に出る人も出てきます。

まずは、自分がマンネリ化していることに気づいたら、日々同じようなことをしていないかを反省するきっかけになります。

 

ソクラテスの言葉に「無知の知」という言葉があります。

その言葉の意味は

『無知であるということを知っているという時点で、相手より優れていると考えること。また同時に真の知への探求は、まず自分が無知であることを知ることから始まるということ』

 

自分は「できている!」と思った時点で努力しなくなります。

自分は「いい人間だ」と思った瞬間にそれ以上良い人間になろうとは努力しなくなるような気がします。

 

自分の目指す場所によって、現状に満足するのか、足らない部分に気づくのかが違ってくるような気がします。

 

「無知の知」

「知らないこと」を恥ずかしいと思うのではなく、「知っている」と満足していることを恥ずかしいと思う生き方をしたいものです。