私の中で、「マンネリ化」は人間にとっての永遠のテーマだと思っています。
人は同じことを繰り返せば、そのことに飽きてきたり、効率よく片づけようとしたり、何も考えなくただ淡々と仕事をさばいていくようになってしまうのが、自然の流れだと思っています。
しかし、私が「マンネリ化」についての話題を提供すると、私の周りでは驚くほど「マンネリ化」を意識している人が少ないことに驚きました。
私の中で、「マンネリ化」とは、寝ても覚めてもそのことが頭から離れないぐらい夢中になれない状態やワクワク感を持って仕事をしていない状況を意味していますが、多くの人は「マンネリ化」という言葉からイメージするのは、例えば、どうやって仕事をさぼろうかというぐらい究極の後ろ向きな姿をイメージしている人が殆どなのに気が付きました。
言葉は、その人なりの定義が違えば受け止め方も違ってきます。
スタッフに「マンネリ化を感じませんか?」という質問をすれば、まず、ほとんどの人が「感じません」と答えます。
院長の私に「マンネリ化を感じています」と答えるわけにはいかないのかもしれません(笑)
しかし、私の中でのマンネリ化とは、寝ても覚めてもそのことが頭から離れないぐらい夢中になれない状態や趣味と同じレベルで仕事が楽しく感じるレベルを意味していますので、「マンネリ化」を感じている、という答えは決して大きなマイナスなわけではないのです。
いくら口では「マンネリ化」していないと言っても、私にはマンネリ化をしている人はすぐに見抜けます(笑)
私の中で、マンネリ化している人を見抜く着眼点は
1つ目は、普段から、不平不満や愚痴泣き言が多い人です。
人は、夢や目標があって必死の時は、不平不満を言うエネルギーを目標の達成に使います。
しかし、昨日までに自分でできる仕事をただ作業として行っている人は、毎日に充実感も満足感も感じられないので、不平不満や愚痴泣き言が多くなります。
自分の心が満たされていないために、自分の幸せを実感できないので、不平不満と言った毒を吐いて、頑張っている人の足を引っ張ろうとします。
2つ目は、新しいことに挑戦しようとしない人です。
マンネリ化していない人は新しいことに挑戦することに喜びを感じますが、マンネリ化している人の特徴として、同じ仕事をより効率的に、悪く言えばより手抜きしていくことに価値を見出していますので、新しいことをすることに対して、異常に拒否反応が強い人です。
3つ目として、マンネリ化している人は、「何のために仕事をしているのか?」と聞かれても、「お金のため」「生活のため」という理由以外に何も答えられない人です。
人は生活のためだけに仕事をしているのであれば、給料日以外は時間をただ浪費しているだけになってしまいます。マンネリ化を防止する最大のヒントがこの「何のために仕事をしているのか?」を真剣に考えていくことだと思います。
この答えを真剣に考えていけば、自分の成長によってその答えが違ってくるものです。自分のためから、他人のため、社会のためと、少しずつでも利他の気持ちが芽生えてくるものです。
仕事を長くしていても、いつまでたっても自分のためにしか頑張れない人は、かなりの確率でマンネリ化の症状があります。
「天才とは1万時間を1つのことに打ち込める人だ」と聞いたことがありますが、1万時間1つのことに打ち込むためには、マンネリ化の壁を打ち破らなければなりません。
マンネリ化を打ち破るためには、自分がマンネリ化をしていることに気が付かなければなりません。
ソクラテスが、「無知の知」と言ったように、自分が無知であることを知ることで、だからどういう行動につながるかが決まってくるので、
「人はマンネリ化するものである」ということを認めることで、だからどう対処していくべきなのかにつながるのではないかと思います。
周りが評価するような結果を出している人は、必ず、「マンネリ化」の壁を克服した人たちだと信じています。
その存在に気が付かなければ、克服することもできません。
壁にぶつかって悩み苦しむことで突破口を見つけていくのだと思います。
マンネリ化することが悪いのではなく、人間とはそういうものだから「何のために働くのか?」を真剣に考え続けたり、常に新しいことに挑戦したり、夢や目標を高く掲げて言ったりしていくことが大切なんだと思います。
私は歯科医師を天職だと思っています。寝ても覚めても仕事のことを考えています。
仕事が趣味だと思っているぐらいですが、それでもマンネリ化を感じることがあります。
そんな時には、「何のために仕事をしているのか?」を自分に問い続けて、思いを進化させながらマンネリ化と戦い続けているような気がします。