人は「自分が正しい、相手が間違っている」という思いが強いほど、自分の正しさを主張して、相手を説得、降伏させようと試みようとする傾向にあるような気がします。
そしてその結果、多くの場合において、お互いの感情にスイッチが入って、感情的な行き違いに結び付いてしまうことがあります。
人間は、理性でコントロールできている自分と、感情にスイッチが入った自分では全くの別人になってしまう場合が多いです。
そう考えると、対人関係において大切なことは、自分の感情も相手の感情にもスイッチをONにさせない心遣いをしていくことが大切なのではないかと感じます。
特に、他人に対しては「自分が正しい、相手が間違っている」と感じても、自分の正しさを主張して、相手を説得、降伏させようと試みようとすることを抑えようとする自分がいますが、身近な人や家族においては、そういう防波堤が働かない場合が少なくないでしょう。
「親しき仲にも礼儀あり」という諺がありますが、親しいからこそ気を付けないことがあるような気もします。
対人関係というのは、「自分と相手の感情にスイッチを入れないように関係を保っていく配慮が大切」と言っても過言ではないような気がします。
いったん感情にスイッチが入ってしまえば、再び理性にスイッチを入れ替えるのは、不可能な場合も多いし、元のように理性的になるためには多大な労力を費やします。
感情のコントロールは、虫歯や歯周病などの歯科疾患と同様に、予防に勝るものはないのです。
人生は、他人と競い合うのではなく、俯瞰した存在である神様の目を気にして判断していくことで感情に流されないで済むことも多いような気がします。
自分の感情にスイッチを入れてしまったらマイナス1点、他人の感情にスイッチを入れてしまったらマイナス2点、他人が自分のスイッチをONにしようとしてきても自分の感情のスイッチをONにしないように我慢できればプラス1点、他人が感情にスイッチをONにしそうな状況を救ってあげられたらプラス2点、というゲームを人生において競い合っていると考えれば、案外点数を競うことも楽しいような気がします。