先日、私の好きなビジネス作家の安田佳生さんの会社が、民事再生を申請して倒産しました。
そのニュースを聞いた時に、「経営って難しいな」と再認識しました。
安田さんは私と同い年ですが、本などの言葉の端々でこの人は本質を見抜く力がすごいと感心していました。
安田さんの会社のワイキューブは、社員もお客様も大切に考え、理想の会社のように思っていました。
しかし、倒産してしまいました……
倒産した社長ということは事実ですが、彼が優れた人間であることは今もって間違いがないように思います。
民事再生するということは、お金が返せなくて迷惑をかけている方がいることも事実でしょう。
しかし、社員やお客様のことを大切に思って経営してきたことに嘘はなかったと信じています。
直接お会いしたのは1度だけですが、本などを通じて共感するところが多かっただけに、今回の倒産はとても残念に思いました。
今のような先が読めない時代には、きれいごとだけで経営はやっていけないのかもしれません。
理想と現実にはどうしてもギャップがあると思います。
しかし、理想を追求しないで、世のため人のためにならずに経営を継続していくことは不可能です。
世の中から必要とされるから生き残っていけるのも事実です。
必ずしも理想と現実が一致しないように、「思い」と「結果」は必ずしも一致しないかもしれません。
しかし、「思い」のない結果が一時的にかなったとしても、そこに喜びや達成感はあるのかなと思います。
人として生きている以上、誰にでも、他人に喜んでもらいたい、人の役に立ちたいという利他の気持ちはあると思います。
利他の気持ちの結果として、利己も満足できる結果になればこれ以上の喜びはないと思います。
逆に、利己の気持ちの結果として、結果的に利他になる場合もあるとは思いますが、どちらにしろ、最終的には利他の気持ちなくして、心の満足感は得られないのではないかと思います。
安田社長から、社員やお客様への利他の「思い」を気づかせていただきましたが、これからもその「思い」は持ち続けていきたいと思います。
そしてどんな時でもおごることなく、謙虚な気持ちで生きていきたいと思いました。